20131207

History of sickness and medical art 15: Ancient Israel 1

 Jerusalem was destroyed in the sixth century B.C. and the peoples were transported to Babylon. 

< Jerusalem was destroyed in the sixth century B.C. and the peoples were transported to Babylon. >

From now on, we look at the medical art of ancient Israel.
This time, we look at ancient Israel having the rare history.

これから古代イスラエルの医術を見ていきます。
今回は、希有な歴史を持つ古代イスラエルを見ます。


the ruins of a village in Jericho

< the ruins of a village in Jericho  

What is rare?
This nation was sandwiched between the vast desert and the sea, furthermore between two ancient civilizations of Egypt and Mesopotamia.
World religion was not born of the both ancient civilizations, but Judaism and Christianity were born of this small nation.
Two ancient civilizations of China and India created each world religions.
Furthermore, the peoples lost the hometown and roamed around the world for 2000 years, and they again accomplished the founding of their nation in Palestine.
It was the Jewish nation, and Israel.                        


何が希有なのか
この国は砂漠と海、エジプトとメソポタミアの古代文明に挟まれていた。
その両古代文明から世界宗教は生まれなかったが、小さなこの地からユダヤ教、キリスト教が誕生した。
中国とインドの古代文明は世界宗教を生みだした。
さらに一民族が故郷を失い、2000年間も世界を放浪し、再びパレスチナの地に建国を成し遂げた。
実に驚異的なユダヤ民族であり、イスラエルであった。


Levant's trade routes

< Levant's trade routes    >

What was there in this ground?
It was this hills part of Orient where human beings first settled down to grow crops and to keep animals.
The oldest place was Jericho in Palestine, and it dated back to 10000 years B.C.
Then, the shores of Palestine became the anchorages in where Egypt carries out maritime trade.
In its northern part, Phoenicia (Lebanon) became a base in order for Mesopotamia to go to the Mediterranean.
In this way, this Levant (shore of the eastern Mediterranean Sea) prospered in trade and became a place where many peoples come and go.

Some characters were created in Sinai Peninsula and Canaan at about the 15th century B.C. and it had derived from the hieroglyphic of Egypt.
It spread into Mesopotamia from Levant.
The most of today's alphabet were derived from this character.



この地に何があったのか
人類が最初に農耕牧畜を行い、村を作ったのは、オリエントの丘陵部でした。
その最も古いものがパレスチナのエリコで、それは紀元前1万年前まで遡る。
その後、パレスチナの沿岸部はエジプトが海上交易する寄港地となった。
北のフェニキア(現レバノン)は、メソポタミアが地中海に出る拠点となった。
こうして、このレバント(地中海東部沿岸地方)は交易で栄え、幾多の民族が往来する所となった。

紀元前15世紀頃、文字がシナイ半島とカナンの地で生まれ、それはエジプトの象形文字それはレバントを中心にメソポタミアに普及した。
今日のアルファベットのほとんどはこの文字から派生した。



< Assyria grew up to the huge empire  >

Though this small nation was bombarded with the both great nations that were antagonistic to each other, this nation was able to survive, because it was bounded by the vast desert and the ridge of the Great Rift Valley.
However, when the national power of Egypt declined, this nation received thorough destruction by Mesopotamia in the 8th century B.C., and Jewish Diaspora began.
Furthermore, in the first century, the Roman Empire conquered the Jewish revolt, and the Jew and the Christian broke up to the west.
The great achievement of Solomon Empire (B.C. 1000) completely was dissipated in this way.


この小国は大地溝帯の尾根と砂漠で囲まれていたことにより、拮抗する両大国に翻弄されながらも生き残ることが出来た。
しかしエジプトの国力が衰えた紀元前8世紀には、メソポタミアによって徹底的な破壊を受け、ユダヤ人の離散が始まった。
さらに1世紀、ローマ帝国はユダヤの反乱を制圧し、ユダヤ人とキリスト教徒は西方に離散していった。
こうして輝かしいソロモン帝国(紀元前1千年)の偉業は跡形もなく消え去った。


power relationships of Levant in 830 B.C.: Israeli kingdom and Jewish kingdom were divided. There is Jericho at the north of Dead Sea.

< power relationships of Levant in 830 B.C.: Israeli kingdom and Jewish kingdom were divided. There is Jericho at the north of Dead Sea. >

What was left?
Palestine received repeated invasion, and the remained things became only ruins and Judaism.
From ancient times, the Jews played an active part in Orient by the culture and the language, and they found their way into Europe before long.
The Christianity that was displaced from Palestine found their way into Rome from Syria and Greece.
Jews who took a lead in Rome observed the doctrine rigidly, and it decided the outcome between Christian before long.
And the Old Testament and the New Testament became what communicate the history and the culture of ancient Israel, and it remained.



何が残ったのか
パレスチナの地は、度重なる侵略を受け、残ったのは廃墟とユダヤ教だけとなった。
古代より、ユダヤ人はその文化と言語を武器にオリエントで活躍し、やがてヨーロッパに活路を見出すことになる。
パレスチナを追われたキリスト教は、シリア、ギリシャからローマに活路を見出した。
先行していたユダヤ教徒は、頑なに教義を遵守したこともあり、やがてキリスト教徒と明暗を分けることになる。
そして旧約聖書と新約聖書が、古代イスラエルの歴史と文化を語るものになって残った。





20131204

Awaji-island of early winter : Birds of a fishing port

 gray heron“Aosagi”

< gray heronAosagi” >
I strolled around a fishing port and took a picture of the birds that were flying about it.

漁港を散歩して、飛び交う鳥達の姿を撮りました。


“Kariya” fishing port

< “Kariya” fishing port    >
Mount Rokko and Kobe are visible to a right-hand distantly.
A lot of anglers with family come on a holiday.
The horse mackerel could be fished and there was one person who had fished a octopus.

右手遠くに六甲山、神戸が見えます。
休日は家族連れの釣り客がたくさん訪れます。
アジが釣れ、タコを釣ってしまった人もいました。


The gray heron looks into the far distance. 


< The gray heron looks into the far distance. >


black-tailed gull: one flies away, or one touches sea level and flies away.

black-tailed gull: one flies away, or one touches sea level and flies away.

< black-tailed gull: one flies away, or one touches sea level and flies away. >

a group of birds go toward the east.  

< a group of birds go toward the east.  >

black kites and a black-tailed gull fly 

< black kites and a black-tailed gull fly >

a plover

< a plover >

It gets dusky immediately

< It gets dusky immediately
There was the cloud, but it was warm.

雲はあったが、ぽかぽかした穏やかな陽よりでした。
























20131203

デマ・偏見・盲点 14: 知ること、知られること 5

 
< 百貨店の食品偽装 >

今回はまとめと注意点を記します。

問題点の要約
1. 個人情報が悪用されると、国民自身に被害が及びます。

2. 国家や大企業が情報を隠蔽、悪用すると、国民は莫大な損害をこうむります。
* 薬品・原発の安全、交戦開始、冤罪、食品偽装、暴力団への資金供与など。

3. 情報の扱いは、個人間では相互信頼を前提に自浄作用が働きます。しかし閉鎖的な組織(政府・官僚・企業の上層部)は自浄作用が働かないので、その悪化は破局まで亢進します。

4. 国民にとって、国家の情報管理で重要なのは、漏洩だけでなく隠蔽、捏造、私物化を防止することです。
* 組織内の不祥事や事実の隠蔽、証拠や情報の捏造、秘密情報で利益を得ることなど。



< 検察の証拠捏造 >
 
更なる深い問題
歴史を振り返ると、人類が苦闘しながら築きあげて来たものに想い至ります。
古来、権力の源は神格化と武力に始まり、ややもすれば富みと権力、軍が結びつき、禍を生みました。
やがて民衆は三権分立と民主主義、文民統制により国民の権利と平和を確保しようとしてきました。
しかし、新たな問題―拡散し高度化する情報の扱い、が迫っています。
これは人々が世界と一体になる機会を与える一方、一組織による悪用(収集、管理、隠蔽、捏造、私物化)が大きな禍を招きます。
この扱いを誤ると、一組織に莫大な権益と権力を許し、過ちを犯すかもしれません。
しかし、人類はまだ情報を統御する政治理念を生み出せてはいません。



< 米国の情報収集を暴露 >

特定秘密保護法により米国と更なる軍事協調を進めることが可能になりますが、これにも大きな危険性を孕んでいます。
集団安全保障は一国の防衛に有利なのですが、第一次、第二次世界大戦勃発に見られるように、大規模な戦端を開き易くするのです。
これが現行憲法で禁止している理由です。
特定の国だけが集団で機密を共有することは、その集団安保体制を強固にさせます(国連などは別です)。



< 経営者の損出隠しを調査して解任される >

さらに厄介な問題として、日本は情報と上手くつきあえない風土があります。
       内部告発を妨げる社会。
       記者クラブに頼るマスコミ報道。
       刷新されることのない行政府。
       法や信頼より組織内優先。


最後に
特定秘密保護法で直ぐには悲惨な事は起きないでしょうが、少なくとも既に進んでいる腐敗は一層悪化することになります。
将来、既に見てきた危険が現実のものとなるかもしれません。

国民の皆さんに、一層の監視を望みます。












20131201

デマ・偏見・盲点 13: 知ること、知られること 4


既に見たように、国民の情報と国家の情報には大きな違いがありました。
今回は、甚大な被害を招く組織の腐敗と情報開示の関係を見ます。

官民癒着の例:薬害エイズ事件
この事件では、厚生省が認可した血液製剤により1800人がエイズに感染し、内600人が死亡した。
過去に、水俣病、森永ヒ素ミルク事件、サリドマイド事件、薬害スモンでは多くの死者と重傷者を出した。
薬物や毒物による被害は広範囲、かつ甚大となり、さらにその解明と救済が困難です。
この事件は、権威ある医者、厚生省、製薬会社ミドリ十字の怠慢と癒着による手抜きで発生した。
この刑事裁判では、製薬会社トップ3人は実刑判決、厚生省課長は有罪確定、医者Aは公判中死去となった。

何が問題だったのか
製薬会社トップ
彼らは米国の情報により危険性を知っていながら、薬剤の在庫減らしの為に、安全との虚偽宣伝と販促を命じた。
医師A(大学副学長)
彼は厚生省エイズ研究班長の立場を利用して、利益供与を受けていた製薬会社の意向に沿い、安全な血液製剤への転換に反対した。
彼の異常さは、血有病学理の第一人者としての権威と自説に固執し、改善の進言を一切拒否したことにある。
厚生省課長
彼は現行製剤の危険を承知の上で販売中止、回収命令を怠った。
この背景に、ミドリ十字が「厚生省出張所」と呼ばれていたことがある。
もし彼が、回収を命令すれば数十億の損害を天下り先が負うことになる。
その結果、被害者への賠償や治療費、研究施設の新設費はそれを遙かに超えた。


この事件と情報の関係
真実が隠蔽されていた時
「当時、担当者らは非加熱製剤の危険性を知らず、学会権威者の合議による認可で決まったので、企業や医者Aに責任は無い。せいぜい認可した厚生省に救済責任があるだけである。」とされていた。

真実が暴露された後
エイズ研究班の会議録音テープがマスコミに流出し、管直人厚生大臣が厚生課長のメモを発見した。
この後、一気に事実解明と和解が進んだ。


< 原子力安全・保安院が安全基準を低めに設定したことを問われている >

何が重要なのか
この手の官民癒着は原発の如く蔓延しているが、ほとんど明るみに出ず、容易に責任を追及出来ない。
理由は、一に都合の悪い情報を消去するか隠蔽していることによる。
たまたま告発者、マスコミ、厚生大臣の裏切り(自局を告発)が事の真相を明るみに出した。

再発防止に重要なこと。
1.             議事録の保存と公開の義務付け(秘密の対象を自由にさせない)。
2.             内部告発者を守る。
3.             マスコミの取材を妨害しない。
4.             政権交代などで新陳代謝を図る。

次回は、連載のまとめにします。









20131130

デマ・偏見・盲点 12: 知ること、知られること 3

 

< ノルマンディー上陸作戦 >

国家の情報について見ます。
国の情報は、個人の情報とは比較にならないほど、悲惨な結果をもたらすことがある。
今回は軍事情報の秘匿と漏洩について見ます。

1.軍事情報の秘匿と漏洩
第二次世界大戦を例に見ます。
連合軍によるノルマンディー上陸作戦時、その決行日と上陸地点が、敵国に漏れていれば、連合軍の被害は甚大なものになっただろう。

日本が太平洋戦争で劣勢になる端緒となったミッドウェー海戦はどうだろうか。
この大艦隊を失った敗因は、誰かが軍の機密を漏らしたからだろうか。
そうではない、米軍は日本軍の無線を暗号解読し、その動向を事前に察知していた。
さらに日本軍は、レーダーの不備、索敵行動で遅れを取っていた。
つまり情報への認識の低さと甘さが禍したのです。

ノルマンディー上陸作戦においても、連合軍はスパイ対策として、架空の作戦を事前に流し、陽動作戦を取っていた。
情報の秘匿は重要だが、それで事足りるのではない。



< 日本軍の奉天入城 >

2.軍事情報の隠蔽と公開
戦火は軍事情報が事前に漏洩するから起きるのでしょうか。
多くは軍事情報の真実が隠蔽されているからこそ、意図的に戦火を拡大させるのです。

ドイツ軍が1939年ポーランドに侵攻したことで第二次世界大戦が始まった。
この時、ヒトラーは自作自演の「ポーランド兵士が国境のラジオ局を攻撃した」ことを口実にした。
その9日前、ソ連との間でポーランドを分割占領する密約がなされており、既定方針だった。

1931年、日本軍は中国東北部(満州)で柳条湖事件を起こした。
これはヒトラーの手口と同様で、「中国兵が鉄道を爆破した」ことを口実にし、満州国建国を始めた。
この3年前、張作霖爆殺を企てたが、侵攻の口実には至らなかった。
1937年、北京近くで起こった不可解な盧溝橋事件により日中戦争が始まった。
これらは一軍部の独走で戦火が拡大したのだが、軍中央や政府も知っていながら、国民に真実は隠蔽していた。

真珠湾攻撃が、もし事前に公開や漏洩されていたら、日本海軍はこの無謀な作戦を控えていただろう。
とかく不都合な真実は隠され、捏造され、国民は踊らされることになる。

次回は、組織と情報の関係を見ます。










20131129

デマ・偏見・盲点 11: 知ること、知られること 2



今回は、情報の不思議さと恐ろしさについて見ます。

1.情報の漏洩
国家が交戦中、味方の作戦や配備が敵に漏れ、敵の情報が取れない場合は悲惨な結果を招くことになる。
製品開発中の企業にとって、その情報が競争他社に漏れると、先行利益を逃すことになる。
外交交渉、国際間のトラブル、犯罪捜査、兵器開発など、情報公開には慎重にならざるを得ません。
これは敵対する国家や競合する組織において特に重要です。
しかしこのことは一時の問題に過ぎないことが多い。

2.情報の集中と集積
多くの情報はグローバル化が進行し秘密にすることが困難になっています。
例えば、偵察衛星により各国の配備状況は手に取るように知られています、ネッワーク上の情報も同様です。
しかし、この手の高度で大量の情報解析は一部の国家機関だけが可能です。

また金融、法律、医療、原発などの情報は非常に専門的で多岐にわたり、素人の咀嚼は困難です。
これは、一部の組織や人々に情報が集中し集積され、その結果、情報は閉鎖的になる。
例えば、行政を担う官僚にあらゆる情報が集中し、やがて特権が生まれる。
その果てに、様々な不都合を隠蔽しながら自己増殖することが可能になる。
この傾向は、益々強まって行きます。




3.情報の私物化と不正操作
インサイダー取引は公開前の株関連情報を私物化し私利を得ることですが、情報の私物化は行政周辺で頻発する贈収賄の大きな誘因です。
薬害エイズ事件や原子力安全・保安院の実態が示す如く、癒着や馴れ合いが常態化し、その事実は容易に隠蔽することが出来ました。
マスコミが突っつく程度では、政府と官僚は動じることなく、大事故が起きた後、やっと明らかになった。
国民の多数の命や大事故、不利益に直結する政策で、日常的に起きてしまうのです。
贈収賄で罰せられる公務員ですが、不思議なことに癒着による法案作成(安全基準)の手抜きでは罰せられない。

障害者郵便制度悪用事件では、検察内部で証拠を捏造し、村木氏を犯人に仕立てたのです。
この手の不正操作は、枚挙にいとまがない。
佐藤首相は非核三原則でノーベル平和賞を受賞したが、裏では米の核持ち込みを認める密約(1969年)に署名していた。
一記者がこの密約を以前から指摘していたが、やっと数年前の政権交代で明るみに出た。

次回は、歴史的な情報操作について見ます。








20131128

デマ・偏見・盲点 10: 知ること、知られること 1

秘密保護法案 強行採決

11月26日、国会で秘密保護法案が強行採決されました。
「国家が機密を守る」
これは重要なのですが、一方で危険もあります。
今後、何に気をつければ良いか、基本的なことを数回に分けて見ます。

1.知られたくないこと: 個人の秘密とプライバシー
個人にとって知られたく無いものはあります。
それを暴露されて物心共に被害に遭うことがあります。
知られたく無いものの多くは、マイナスイメージを他人に抱かせるものでしょう。
犯罪歴、病歴、金銭や家族のトラブル、出自など。
その意味でもプライバシー保護は当然の権利です。
一方で、公序良俗の為に、そのプライバシーの制限が必要になることがあります。
例えば、監視カメラの設置はプライバシーを侵すおそれがある一方、犯罪捜査に役立っています。
公開が必要なものに火薬・銃刀の所持、限定的に公開されるものに一部犯罪歴があります。

大事なこと
プライバシーは必要ですが、その一部は制限されることがある。
しかし、その制限は法令に基づいて行われる。


秘密保護法案 反対

2.知らせること: カミングアウト、告白
秘密に関して、人間は一見不可解な行動をとることがあります。
それは告白です。
エイズ患者が恋人に自らその事実を告げ、また帰還兵が戦中の残虐行為を告白することがあります。
告白することは本人や家族に「制裁」「恥辱」を与えることになりかねません。
一方、沈黙することは「偽りの生活」「良心の仮借」に苛まれることになる。
告白は苦悩の末に行われもので、容易ではありません。
しかし、愛する人や社会に対して信頼を裏切る行為は、より良く生きようとする人には耐えられないのです。

大事なこと
互いに信頼しあえる能力を獲得したからこそ、人類は高度な社会を築きあげることが出来たのです。
ゆえに人や社会は虚言や悪意の隠し事の多い人を信頼しないのです。

次回は、企業や国家について見ます。







20131126

Go around the world of Buddha statues 5: Buddha statue of Southeast Asia

 Buddha seated statue of Borobudur 

< Buddha seated statue of Borobudur >
I introduce Southeast Asian Buddha statue and Buddhism remains this time.

今回は東南アジアの仏像と仏教遺跡を紹介します。


Southeast Asian countries as of now 

< Southeast Asian countries as of now >

Southeast Asian countries at the 12th century

< Southeast Asian countries at the 12th century >
In Southeast Asia, many nations repeated flux and reflux of the tides, and it resulted in major changes in power relationships.
Especially Cambodia (Angkor dynasty), Thailand, Myanmar became the biggest force at one time, respectively.
From ancient times, Buddhism, Hinduism, and Islam from India, China, and Arabia flowed in Southeast Asia, and they were intermingled.
Therefore, Buddhist art had diversity and originality.

東南アジアでは、幾多の民族が栄枯盛衰を繰り返し、その勢力図は大きく変わることになった。
特にカンボジア(アンコール朝)、タイ、ミャンマー等は一時、それぞれ最大勢力となりました。
東南アジアは、古代よりインド、中国、アラビアから仏教(小乗、大乗)、ヒンドゥー教、イスラム教が流入し混在した。
したがって仏教美術は多様性と独自性を持つことになった。


Myanmar

ミャンマー

Buddha seated t stature : Pagan Period, bronze

< Buddha seated t stature : Pagan Period, bronze >

Pagan : metropolis ruins of the Pagan dynasty

< Pagan : metropolis ruins of the Pagan dynasty   >
This country was the nearest to India and was affected by Buddhism and Hinduism first in Southeast Asia.
The first Pagan dynasty (the 1113th century) made Hinayana Buddhism the state religion, and it has continued till today.
Buddhist architectures of more than 2000 are scattered in the jungle of Pagan.

この国はインドに最も近く、東南アジアで最初に小乗・大乗仏教、ヒンドゥー教の影響を受けた。
最初のパガン王朝(11~13世紀)が小乗仏教を国教にし、今日に至っている。
パガンではジャングルに2千以上の仏教建築が点在している。

Thailand

タイ

Buddha seated t stature : pre-Ayutthaya art, bronze, the 14th century 

< Buddha seated t stature : pre-Ayutthaya art, bronze, the 14th century >
Thailand was sandwiched in between Myanmar of the west and Cambodia of the east, and this Buddha statue style is affected by art of Angkor dynasty.

タイは西のミャンマー、東のカンボジアに挟まれ、この仏像様式はアンコール朝の影響を受けている。

Ayutthaya: metropolitan ruins of the Ayutthaya dynasty, the 14~18th century

< Ayutthaya: metropolitan ruins of the Ayutthaya dynasty, the 1418th century 
The Sukhothai dynasty (the 1315th century) which Thais made first made Hinayana Buddhism the state religion, and it has continued till the present.
The subsequent Ayutthaya dynasty was ruined depending on an attack of Burma (Myanmar) at the late 17th century.

タイ族が最初に作ったスコータイ王朝(13~15世紀)は小乗仏教を国教とし、現在まで続いている。
それに続くアユタヤ王朝は17世紀後半、ビルマの攻撃を受けて滅んだ。

Cambodia

カンボジア

Buddha seated stature : Ayutthaya period, bronze 

< Buddha seated stature : Ayutthaya period, bronze >
The Naga (a god of snake) of India protects Buddha doing Zen meditation.

インドのナーガ(蛇神)が座禅を組む仏陀を庇護している。

Angkor Thom and faces of Kannon( Deity of Mercy)  : metropolis ruins of Angkor dynasty, end of the 12th century

Angkor Thom and faces of Kannon( Deity of Mercy)  : metropolis ruins of Angkor dynasty, end of the 12th century

< Angkor Thom and faces of Kannon( Deity of Mercy)  : metropolis ruins of Angkor dynasty, end of the 12th century   >
At this time, Angkor dynasty (the 915 century) became the golden age.
The king who built the Angkor Tom was committed to Mahayana Buddhism than Hinduism.
There are the faces of Kannon that are smiling in four aspects of innumerable towers.
The towers and the Kannon shined in gold in those days.
There is Angkor watt (the early 12th century) of Hinduism adjacent to this.
Hinayana Buddhism is the state religion now.

この時期、アンコール朝(9~15世紀)は最盛期を迎えた。
このトムを建設した王はヒンドゥー教より大乗仏教を重視した。
無数の塔の4面には微笑んでいる観音像の顔がある。
当時、塔と観音像は金色に輝いていた。
これに隣接してヒンドゥー教のアンコール・ワット(12世紀始め)がある。
現在は小乗仏教が国教となっている。

Vietnam

ベトナム

Thousand Armed Avalokiteshwara ”Kannon”: wooden statue being treated with vermilion and gold leaf, a northern dynasty, the 17th century

< Thousand Armed Avalokiteshwara ”Kannon”: wooden statue being treated with vermilion and gold leaf, a northern dynasty, the 17th century >
Vietnam had split into north and south until the early 19th century, and the northern part continued being affected by China.
The northern part was affected with Mahayana Buddhism from China, and the southern part was affected with Hinduism and Buddhism from India.
Now, Mahayana Buddhism occupies most.


ベトナムは19世紀初頭まで南北に分裂しており、北部は中国の支配と影響を受け続けた。北部は中国から大乗仏教、南部はインドからヒンドゥー教と仏教の影響を受けた。
現在、大乗仏教が大半を占めている。

Indonesia

インドネシア

Bodhisattva seated statue: Eastern Java, stone, about 1300 year

< Bodhisattva seated statue: Eastern Java, stone, about 1300 year >

Borobudur: Central part Java, the last of the 18th century 

< Borobudur: Central part Java, the last of the 18th century 
Indonesia consisted of many islands, and it was an important place of traffic on the ocean for many years, therefore many religions were intermingled.
This temple was built near a metropolis by a dynasty (the 89th century) which was devoted to Mahayana Buddhism, and there were 500 Buddha statues in here.
Then, Hinduism and Buddhism were mixed up, Islam became dominant in the 15th century, and this temple was buried in the jungle.
Now, Islam is the largest religion.


インドネシアは多数の島々からなり、古くから洋上交通の要衝であることから、多くの宗教が混在している。
この寺院は大乗仏教に傾倒した王朝(8~9世紀)によって王都近くに建設され、5百体の仏像が鎮座している。
その後、ヒンドゥー教と仏教が混淆し、15世紀にはイスラム教が旺盛となり、これは密林に埋もれた。
現在、イスラム教が第一の宗教です。