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これから剣山に向かってドライブします。
途中、吉野川の潜水橋と二層うだつの町並みで知られる貞光を訪れます。
今回は、脇町潜水橋と貞光にある旧庄屋屋敷を紹介します。
< 2. 訪問地マップ、上が北 >
上: 全体図
青の四角印:うだつの町並みの脇町
黒矢印: 脇町潜水橋
赤の四角印: 二層うだつの町並み貞光
地図中央下部の赤字: 剣山
下: 拡大図
青の四角印:うだつの町並みの脇町
黒矢印: 脇町潜水橋
赤の四角印: 二層うだつの町並み貞光
赤い矢印: 剣山に向かう道路
< 3.脇町潜水橋 >
上: 南側から潜水橋を望む
私が立っているのは大きな中洲の舞中島です。
この橋の幅は車1台分しかありません。
昭和の初めまで、ここは渡しで行き来したそうです。
下: 対岸の右手がうだつの町並みがある脇町
< 4. 下流側を望む >
川幅は広く、底は浅い。
30年ほど前、子供を連れて、この上流の貞光辺りから下流の穴吹辺りまでの吉野川で泳ぎました。
当時、水は透き通り、美しい自然の中で遊ぶことが出来ました。
< 5. 上流側 >
< 6. 貞光に到着 >
私は昼食を、直ぐ近くの「道の駅 貞光ゆうゆう館」でとりました。
コロナ騒動の時でしたが、レストランは開いていました。
眺めも良く、居心地の良いレストランでした。
街並みを見るのに駐車場が見当たらなかったので、つるぎ町役場に停めました。
上: 松尾神社が見える。
役場の駐車場から出て、松尾神社の前で交差点を左に折れると、二層うだつの町並みが見えるはずです。
下: 古い商店街は続くが、うだつは見えない。
< 7. やがてうだつが見えて来た >
確かに、こちらはうだつが二層になっている。
しかし脇町に比べると、何か雰囲気が違うと言うか、伝統家屋の町並みと言うより寂れた街並みにしか見えない。
何が違うのか?
多くの古い家屋がここ半世紀の間に現代の商店に改修されているようだが、既に古くなっている。
この通りは統一された伝統的家屋の保存が出来ていないのか?
さらに見て行くとある違いに気が付いた。
通りが広く、通りの向きが吉野川に直行している。
つまり貞光川に並行し、山に向かっている通りと言える。
また家屋の二階の高さが高く、二階は住居として供され普通の窓が見られる。
一方、脇町では二階の天井が低く、漆喰壁に虫籠窓があるのがほとんどでした。
この違いは、この通りの出来た由来と時期が、脇町と異なる事が大きい。
一宇から剣山に通じる一宇街道(旧街道)がここ貞光から始まった。
ここは山の産物と平野の産物の交易で発展し、その街道沿いに商家が並んだ。
一方脇町は、城下町と撫養街道が交わった近くの川湊に沿って商家が並んだ。
貞光と脇町は、ほぼ同時期(江戸時代、蜂須賀家)から発展したが、貞光の町並みづくりが少し遅れたことにより、貞光の商家は防火目的よりは豪華さを競って二層のうだつにしたようです。
< 8. 通りを右に折れて入る >
下: 旧永井家庄屋屋敷が見えた。
江戸中期に建築された庄屋屋敷です。
左手に無料の駐車場(7台ぐらい)があった。
< 9. 門の前に来た >
上: 駐車場から写真を撮っている。
< 10. 門を入る >
上: 入ると、右手に立派な庭園がある。
下: 少し進むと正面に玄関らしいものが見えたが、入口は左らしい。
平屋の屋根は茅葺だ。
< 11. 倉庫らしき物が見える >
上: 左に曲がると、中庭を隔て二階建ての倉庫らしきものが見えた。
下: 右手直ぐに平屋建物への入口があった。
そこを入ると、大きな土間のある台所だった。
私が、この土間に入ると、直ぐに女性が出て来て、どうぞ見てく下さいと促された。
ここの入場料は無料でした。
観光客をまったく見なかったが、管理人が居ながら無料とは、少し悪い気がした。
写真はこれから座敷に上がる入口を示している。
< 12. 座敷に上がる >
上: 先ほど紹介した玄関らしき所に、花が生けられていた。
下: 立派な庭が見える。
< 13. 立派な構え >
槍が掛けられている。
名字帯刀が許されていた。
建物の説明は音声案内で流された。
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< 15.一番奥から振り返った >
下: 天井の写真
次回に続きます。