20140712

私達の戦争 1: 私達に託されたもの


< 1. 荒れ泡立つ空間 >

未来は、今、私達が選んだ道の向こうにあります、自ら下した決断ではなくても・・。
多くの歴史は一つ一つの選択の積み重ねが重大であったことを物語っています。
今、私達は何をしてはならないのか? 何をすべきか? 
判断する上で、欠かせない重要事項を一緒に見ていきます。

はじめに
最近とみに、ブログや会話の中で、幾つかの言葉をよく見聞するようになりました。
「攻めてきたら、防ぎようがない。」
「あいつらと話し合うことなど出来るはずがない」
「その国は、もうすぐ消えてしまう。」
「歴史など所詮、過ぎ去ったこと。」
「自虐史観はマイナス思考だ。」

これらの発言は一部の人のものかもしれませんが、重要でもあります。
いつの世にも、このような感情のうねりはあります。
これは人間心理の一面、あるいは片面をさらけ出しているからです。
そこには絶望や拒否感、焦りが滲み出ています。
その本質は変化への不安と他者への不安と言えます。

私達は、時折、色々な不安に襲われることがあります。
出来れば悪いことは起こらず、良いことだけが続いて欲しいものです。
私達は日々の暮らしにおいて、将来起きる事に不安を感じると、どうするでしょうか?

例えば1年後に、人生を左右するかもしれない受験が控えているとします。
一部の人は、不安に耐えきれず受験を諦めるか、受験が無い道を選ぶかもしれません。
そのような拒否の選択も有りです。
しかし多くは、それを受け入れ、過去の試験の傾向を調べ、試験対策を始め、受験に望むことでしょう。

何が大事なのか?
一つ言えることは、不安から逃げず、少しでも対策を講じることです。
もしその不安が的中すれば大きな災厄をもたらす時は、特にそうです。
しかし、事はそう簡単ではありません。
なぜならその不安の正体、起きるであろう災厄、その対策、総べてが不明瞭だからです。

今回の連載で明らかにしたいこと
私達、日本人が未来の平和を模索するに上で重要な戦争の要素を見ていきます。
例えば、軍隊と平和、防御と攻撃、抑止力、銃社会、軍事同盟などについて語ります。
それらの基本的な論点を少し知った後、日本や東アジア、世界の現状と未来を見ます。
その上で、今私達が採るべき日本の最適な戦略とは何かを考えます。

あとがき
申し訳ありませんが、この連載を優先させますので、他の連載や記事を少し中断することになります。







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