20201017

徳島の吉野川、剣山、祖谷渓を巡る 8: 剣山登山 1

 


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これから数回に分けて、四国の剣山を紹介します。

今回は、登頂までの道のりです。

登頂したのは、2020年6月8日、快晴でした。




< 2. 剣山登山ルート >


上: 剣山を北側から見た図

北側、見ノ越の剣山登山口から頂上に至るルートは概ね4本あります。

私が登ったルートは太い二本の赤線の右側で、大剣神社経由です。


登山口から歩いて頂上を目指すことも出来ますが、多くは登山リフトに乗り、登山道を途中から歩くことになるようです。

私もそのようにしました。


下: 北を上にした登山ルート

私が登ったルートは赤線で、登り約60分、中程度の道です。

下山ルートは異なる道を選びました。



*剣山について

この山は西日本では、同じ四国の石鎚山に次いで二番目に高く、1955mあります。

この山は徳島県にあり、吉野川沿いに行くことが出来るので、近畿から近くて便利です。

また見ノ越の登山口、標高1420mから15分間リフトに乗り、降りた西島駅の標高は1750mで、頂上までは標高差200m足らずなので、登り易い。

登山道はそれぞれ異なる景色を楽しめる、登り易いルートがあるので、簡単に高山を楽しめます。


私は約30年ぶりに登りましたが、充分に楽しめました。




< 3. 登山リフト 1 >


このリフトの距離は830mあり、そよ風に吹かれながら進行方向右側の景色を存分に楽しめます。



< 4. 登山リフト 2 >


上: 剣山頂上が見えます




< 5. 登山リフト 3 >


上: 谷間は祖谷渓でしょう。


下: 西島駅です



< 6. 西島江を降りた所 >


上: 登山道を示す、鳥居と看板が見える


下: 同じ場所から右側を振り返った




< 7. いよいよスタート >


私はこの鳥居の道を進みました。

下山時は右側の道を戻って来ました。



< 8. 最初は林間を進む >


比較的、緩い坂道が続きます。

時折、右手の視界が開けます。



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< 10. 大剣神社を目指す >


左上方に大きな岩が見えます。

途中で道が分かれており、左手を進みます。

ここからは道が急峻になり、低い笹で覆われた開けた景色に変わります。

やがて大剣神社が見えます。



< 11. さらに進みます >



< 12.やがて頂上ヒュッテが見える >


この時、登山道の階段として置かれていた石を叩きながら整備している老人を見ました。

有難いことをする人が居るものだと感心した。

後に、テレビでこの老人がヒュッテの主人だと知ることになった。



< 13. 眼下の眺め >


上: 霞んではいるが、吉野川と両岸の街並みが見える。


下: 登山道を振り返った



< 14. 剣山本宮剣神社の鳥居が見えた >


これでほぼ登頂したことになる。

この歳で登れたことに感謝した。



次回に続きます。


20201012

中国の外縁を一周して 52: 昆明、二度目の繁華街

   

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今回は、二度目の繫華街、南屏街を紹介します。

次いで、翌日の雲南省博物館までのバスからの眺めを紹介します。

この日が、中国旅行最後の日になります。

 

 

 

 

< 2. ルート図、上が北 >

 

上: 赤線が西山龍門石窟観光後、地下鉄に乗り南屏街まで行ったルートです。

青線は、南屏街で夕食とショッピング後、ホテルまで帰ったバスのルートです。

星印がバス乗り場であり、ショッピングしたところです。

 

下: 上記の星印の位置を拡大した

 

 

 

< 3. 南屏街 1 >

 

 

 

< 4. 南屏街 2 >

 

ここはデパート、世纪广场の前で、2階と3階にスーパーマーケットのCarrefour(家乐福)が有ります。

私はこのデパートで土産物を買い、夕食をとりました。

 

 

 

< 5. 夕食のレストラン >

 

ここは牛肉ステーキを注文すると、食べ放題のバイキングが可能になります。

当初、私はバイキング形式の食事をしたかったのですが、小さめのステーキを頼むことになった。

もうこれで腹八分目になってしまい、バイキングはをあまり楽しめなかった。

それでもセットの価格が安いのには驚いた。

客は若い人や家族連れで一杯でした。

 

今回のフリーの旅行で強く印象を受けた一つは、食の多様化でした。

ツアーで行くと、どうしても定番の中華料理なってしまっていた。

それはそれで良かったのですが、現実は、様々な地域や国の料理が取り入れられ、かつ安く提供されていることに気付かされた。

 

中国の進取の気質がここでも遺憾なく発揮されている。

 


 

 

 

< 6. 翌朝、雲南省博物館を目指して >

 

上: バスのルート、上が北

バスは40分ぐらい乗っていたでしょうか。

 

下: バスターミナル、昆明汽车客运站

ここはホテルと雲南駅(鉄道)の中間にあました。

少し奥まった所にあるので、分かり難いかもしれません。

到着してどのバスに乗って良いが分からないでいた時、年配の人が寄って来て、行先を聞き、乗るバスを教えてくれた。

旅先での親切は有難いものです。

 

 

 

< 7. 乗ったバス >

 

上: 私が乗ったバスと同型の二階建てです。

 

下: 私は二階の先頭に座りました。

 

 

 

< 8. 昆明の朝の様子 >

 

バスの車窓からの景色は、2019年10月19日(火)、8時半前後に撮影したものです。

 

 

 

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雲南省昆明は中国の端にあるが、けっして地方都市ではなく、大都会でした。

 

次回に続きます。

 

 

20201006

徳島の吉野川、剣山、祖谷渓を巡る 7: 剣山へ

  




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今回は、貞光川沿いに剣山へ向かいます。

ドライブしたのは2020年6月7日14時頃からでした。

 

 

 

< 2. 地図、上が北 >

 

上: 今回3日間で巡ったルート全体

黒矢印が走行ルートと向きを示す。

赤矢印が今回紹介するルート。

Mが剣山。

 

下: 今回紹介するルート

赤矢印が今回紹介するルート。

Hが一泊するラ・フォーレつるぎ山。

Mが剣山の山頂。

 

 

 

< 3. 貞光川沿いの道と民家 >

 

下: 下流側を望む

左側の急斜面に畑が見える。

かつてこのような所でタバコの葉が栽培されていたのだろうか?

 

 

 

 

< 4.貞光川 >

 

上下の写真はほぼ同じ位置から撮影。

 

上: 下流側

下: 上流側

 

 

 

< 5. さらに登ると >

 

やがて貞光川から離れ、深い樹林を抜けるようになった。

 

 

 

< 6. 時折、眺望が開ける >

 

 

 

< 7. ホテルに到着 >

 

下: ホテルの前から剣山の頂上が見えた。

このホテルは元々、剣山が眺望できるように建てられた。

しかしその前の木々が伸びてしまって、見づらくなった。

ホテルの三階まで上がると良く見えるようになる。

 

 

 

 

< 8. ホテル周辺を散策 >

 

 

 

< 9. 剣山山頂 >

 

上: 剣山山頂のロッジの青い屋根が見える

 

下: ホテルの庭から北側を望む

夕焼けだ!

明日は快晴だぞ!

30年ぶりの剣山登山だ!

 

 

 

< 10. 早朝の散歩 >

 

上: 山頂には雲一つない

 

下: お地蔵さんが微笑んでいるようでした。

清々しい冷気の中、温かい陽射しが周りを包んでいた。

 

 

 

< 11.剣山登山口を目指して出発 >

 

上: 昨晩、この道を散策していると、親子鹿が横断しているのを見かけた。

薄ぐら闇の中、鹿が声を発し、こちらを見た親鹿の目が光っていた。

どっきとした一瞬でした。

 

下: 下山後、この祖谷渓に沿って下って行く

 

 

 

< 12。 剣山のリフト乗り場へ >

 

登山口のすぐ近くにリフトがあり、私はリフトで中腹に向かいます。

 

上: 目の前の山の中央にリフトが通っている

 

下: 登山口周辺の建物が見えて来た

 

 

次回から、剣山登山を紹介します。

 

 

 

 

 

20200921

中国の外縁を一周して 51: 西山龍門石窟 2






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前回に続いて、西山森林公園にある龍門石窟を紹介します。

絶景を堪能しました。

龍門石窟の後半を見た後、昆明中心街に向かいました。

この日が中国旅行最後の宿泊日になりました。

 

 

 

 

< 2. 恐ろしい程の絶壁 >

 

中国人は、よほど絶壁が好きなようです。

道教のイメージが根付いているのでしょうか。

古来より、中国では高山や岩山、絶壁が仙人や道教の修行者の舞台になっていました。

後に日本でも、役行者や山伏、修験者が道教や仏教を取り入れて、険しいく奥深い山を修行の場として来ました。

 

私は、高所恐怖症気味なのですが、他の多くの観光客と一緒に歩いていると怖さを忘れることが出来ました。

 

 

 

 

 

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< 4. よく紹介されている「龍門」の門 >

 

 

 

< 5. ご苦労様! >

 

かつての命がけで行われた掘削工事に感謝しました。

 

 

 

 

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< 7. これから向かう先 >

 

下: 石窟から北側を望む

滇池が細長く北に延びている。

ここを下ってから、湖畔の左側を地下鉄で昆明中心街へと向かうことになる。

 

 

 

 

< 8. 道教の寺 >

 

 

 

< 9. これが最後の階段 >

 

龍門石窟の下りは楽でした。

逆はかなりきついでしょう。

ほとんどの観光客は下っていました。

 

 

 

< 10. バッテリーカーで >

 

上: 龍門石窟を終えると、バッテリーカーでバス停まで行きます。

この乗車券は事前に購入していました。

バスは地下鉄駅「西山公園」の近くまで行きます。

そこで3号線の地下鉄に乗りました。

 

 

次回に続きます。

 

 

 

 

20200913

徳島の吉野川、剣山、祖谷渓を巡る 6: 貞光、二層うだつの街並み





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今回も、前回に続いて旧庄屋家、また別に国の文化財の商家を紹介します。

 

 

 

< 2. 旧永井家庄屋屋敷の見取り図 >

上 : 全体の見取り図

中央: 母屋の平面図

下 : 雪隠の望む

 

 

 

 

< 3. 隠し部屋と古地図 >

 

左上: 仏間

右上: 仏間から台所側を望む

この裏に隠し部屋があり、武器庫になっている。

この部屋に武器を持った人が待機することもあったそうです。

 

左下: 上記の隠し部屋

 

右下: 仏間に置いてあった地図、貞光を示しているようだ。

上が北で、東西に流れる吉野川が見える。

また南北に流れる貞光川と左に並行している貞光の街並みが見える。

下(南)に行くと剣山に至る。

 

 

 

< 4. 台所 >

 

 

 

< 5.次の建物へ >

 

上: 母屋を出て、向かいにある藍の作業場へ

下: 振り返って母屋を見る

 

 

 

 

< 6. 藍の作業場の中へ >

 

上: 作業場の左手に、私が入ったのとは別の門が見える。

下: 作業場の二階

 

実は作業場に入っても、土間があるだけで何の変哲もなかったので写真を撮りませんでした。

後で知ったのですが、この土間で刈り取った藍の葉を約100日間発行させていた。

つまり藍の生産工場だったのです。

二階は作業員の宿舎だったようです。

 

 

*藍染めについて

 

既に室町時代、阿波藍は製造され流通していたと考えられます。

製造量は、江戸時代から明治にかけて増加し、全国市場を支配するようになった。

現在、徳島県の藍の生産量は全国シェアの大半を占めている。

 

なぜ、徳島で盛んになったのか?

堤防が築かれていなかった吉野川は、毎年、台風の時期に川は氾濫し、大洪水が起きていました。

台風は稲刈りの時期の前に来ることが多かったで、大きな損害を被る危険性があり稲作には適さなかった。

その点、台風の前に刈り取りが終わってしまう藍作は、徳島県に適した産業でした。

また、藍の収穫後の藍畑に肥沃な土を流入させ、同じ土地に続けて植えることの難しい藍の連作を可能にしたことも幸いした。

 

この貞光の町は、剣山に至る一宇街道の交易で発展したのですが、その交易品は山岳部の産であったたばこの葉と、貞光の藍(染料)が重要だった。

 

 

 

< 7. 二階からの眺め >

 

上: 二階にあった展示品を望む

 

 

 

< 8. 街道に戻る >

 

左上: 二層うだつ

右上: 鏝(コテ)で描かれた鯉の滝登り

共に貞光の特色ある造り。

 

下: 街並みの南側を望む

剣山は見えないが剣山の方向になる。

 

 

 

< 9. 織本家 >

 

明治時代、酒造業を営む商家として再建された。

国の登録文化財。

ここも無料で入場可能でした。

事前に庄屋屋敷の管理人が、織本家の管理人は留守だが、入れることを電話で確認してくれていた、

親切な対応は本当にありがたい。

 

 

 

 

< 10.部屋を見て回る >

 

広い土間はあったが、酒造業の名残りを感じさせるものはほとんどなかった。

しかし、立派な家屋でした。

 

 

 

< 11. 二階に上がる階段 >

 

下: 二階に上がる階段があった。

冒険心をくすぐるような造りでした。

ここから二階に行きました。

 

 

 

 

< 12. 二階の様子 1 >

 

 

 

< 13. 二階の様子 2 >

 

大きいが板敷で居住用と言うよりは、物置のようです。

造りも複雑で、段差がありました。

1階への降り口は、別にもう一つありました。

 

 

次回は、剣山手前にあるホテルまで山道を走ります。