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20160625

地中海とカナリヤ諸島クルーズ 20: テネリフェ島 2







 


< 1. 外輪山の一つ >

今日は、テイデ山のカルデラを紹介します。
前回の雪景色とはまったく異なる別世界が広がります。





< 2.カルデラの地図、上が北 >
青丸が前回紹介したレストランで、赤丸が今回、下車観光した地点です。

このカルデラは標高2100mにあり、広さは東西15km、南北10kmです。





< 3.車窓から1 >
レストランを出発し、地図の赤丸地点に向かう。
進行方向の左側、主に南側を撮影したので、真昼の日差しが非常にまぶしかった。



< 4.車窓から2 >
上の写真: 右上に前を行くバスが見える。
下の写真: 中央に一際高くそびえる標高2715mの外輪山が見える。
その右下が目的地(赤丸)です。

バスが進むに連れ、雪は無くなっていく。
このカルデラはテイデ山頂の南側にある為、強い日差しで雪が融ける。




< 5.下車観光の始まり >
雪を頂いているのがテイデ山頂です。




< 6.岩山からの眺望1 >
駐車場から少し岩場を登り、東南側と北東側を撮影した。
下側の写真は北東側で、左奥の方から私達は来た。
ここにはまったく雪が無く、むしろ砂漠の始まりのようです。
ここでSF映画の地球外惑星の舞台として数々の映画撮影が行われている。



< 7.岩山からの眺望2 >
同じ岩場から、北側と西側を撮影した。



この場所で撮影した22秒の映像です。



< 8. 駐車場周辺を散策 >
日差しはきついが爽やかだった。



< 9. 帰りの車窓から1 >
またバスに乗り、来た道を戻る。




< 10.帰りの車窓から2 >
この2枚はテイデ山頂の南斜面の下部を写している。
ところどころ、この雪原で遊ぶ人達を見た。

次回は、港近くのサンタ・クルスの町を紹介します。










20160614

地中海とカナリヤ諸島クルーズ 19: テネリフェ島 1




< 1. テイデ山 >

今日から、数回に分けてスペイン領カナリヤ諸島にあるテネリフェ島を紹介します。
この日の観光は、自然の神秘さや雄大さ、異様さに驚かされた1日でした。
2016年3月8日に訪れました。

テネリフェ島について
この島は標高3718mの火山テイデが大西洋から突き出した形をしており、島の最大長さは約80kmあります。

私が旅行前に興味を持っていたのは、この大西洋上の島々がイベリア半島の航海者達に遠洋航海を慣れさせ、大航海時代が始まるとアメリカ大陸への中継地となったことでした。
しかし来てみると、この島は人口90万を擁する瀟洒な建物が並ぶ大リゾート地でした。

しかし、驚きはそれだけではなかった。





< 2. テネリフェ島の地図 >
上の地図: 三つの赤丸は寄港地を示しています。
黄線は航路で、我々はカサブランカからテネリフェ島に行き、次いでマデイラ島に寄り、地中海に戻ります。

真ん中の写真: 我々の船は赤矢印のサンタクルス港に着岸し、そこからバスに乗り黄線の峰伝いに進んだ。
青い矢印が途中、休憩したレストランです。
今日の写真は、この間のものです。
テイデ山の火口部とサンタクルスの町の紹介は後になります。





< 3. 漆黒の向こうに、島の灯りが >

夜明け前から、待ちきれずデッキに出て島影を追いました。
遙か遠くに、町の灯りで皿を伏せたような島影が浮かび上がっていました。
島に近づくにつれて、島は厚い雲で覆われているのがわかりました。
全景が見られないのは無念であったが、微かに見える海に落ち込む裾野はその長大さを想像させるには充分だった。




< 4. テネリフェ島に上陸 >

夜明け後、下船し観光バスに乗り、一路、テイデ山に向かう。
途中、飛行場のあるかつての主都、ラ・ラグーナを抜けて進む。
厚い雲に覆われた森林を進む内に、私は意気消沈気味になっていた。




< 5. 厚い雲を抜けると >

かなり標高を上り森の様子が変わる頃、厚い雲は途切れ始め、やがて大きく視界が広がった。
我々は、何時しか雪で覆われた山肌に囲まれていた。
そしてギラギラ輝く太陽が降り注いでいた。




< 6. 雲海の上 >

雲海はテネリフェ島から遙か遠くまで広がっていた。




< 7. テイデ山の山頂を望む >

途中、バスを下車して、しばし撮影タイム。

この場所で撮影した18秒の映像です。







< 8. レストランにて >

道路の分岐点にレストラン、Restaurante El Portilloがあり、ここで休憩を取りました。
着いた時は晴れていたのですが、またガスがかかり始めました。
ここには観光客だけでなく、登山を楽しむ人がここから出発していました。
テイデ山の頂上が大きく見えて来ました。
次回は、この道を進んだ所にある山頂の南側に広がる火口を紹介します。





< 9. テイデ山に別れを告げて >

この2枚の写真は、火口を観光後、午後、帰路についたバスから撮影したものです。
正に、神が与えたもうた景色。
この時期、大西洋上で雪山を見るとは思っていなかった。





< 10. 雲海に向かって下山 >

素晴らしい景色ともお別れです。


次回は火口を紹介します。











20160607

地中海とカナリヤ諸島クルーズ 18: クルーズ船の食事






< 1. ビュッフェで昼食 >

今日は、クルーズ船MSCファンタジア号の食事を紹介します。
贅沢なひと時が待っています。
おおむね、いつでも自由に追加料金なしで飲食が出来ます。


食事の概要
食事にはビュッフェ、レストランとルームサービスがあります。
食事の情報や時間は毎日の船内新聞「Daily program」に記載されています。

ビュッフェでの食事は6:00から25:45まで自由に出来ます。
但し、提供される食事の種類は時間帯で変わります。
コーヒーと紅茶だけは24時間あります。

レストランでの食事は朝昼夕、可能ですが、時間とテーブルが決まっています。
キャンセルは不要ですが、遅れると入場出来ません。
3回の食事共、すべて献立表から自由に注文が出来ます。
夕食のコース料理が、一番盛りだくさんです。

服装は夕食時のみドレスコードがありますが、朝と昼はありません。
私の印象では、ドレスコードをあまり気にしなくて良い。
外国の方ではたまにラフな人がいましたが、日本人はきちっと守っています。
やはりこの場を楽しむには日本人に合わすことが必要で、それが煩わしければビュッフェが良いでしょう。


私の利用法
レストランでの食事はすべてほぼ2時間弱要しますので、私はビュッフェで朝昼、レストランで夕食をとりました。
夕食開始時間が毎日18:15なので、夕陽の撮影とかぶる為、この時はビュッフェで食事しました。
レストランで朝食と昼食を幾度か食べましたが、充分に楽しめます。
またルームサービスの朝食も一度だけ頼みましたが、物足りない感じがしました。

紹介しているのは、すべて追加料金不要の食事ばかりです。
アルコールはすべて有料です。



< 2. ビュッフェでの食事 >

ここは眺めが良く、気ままに食事出来るのが良いです。
残念ながらでディナー用のレストランからはほとんど眺望を楽しむことが出来ません。
申し込み時からキャビンのクラスを上げておくと、それは可能になります。




< 3. ビュッフェの配置 >

約100mの範囲に多彩で充分な量の料理が出されていますので、並んで待つことはほとんどありません。
時間帯によれば、テーブルが一杯になり、外人の方に相席をお願いすることになります。





< 4. ビュッフェ 1 >
飲料、ジュースやコーヒーの種類が少ない。




< 5. ビュッフェ 2>

メイン、デザート、果物などの種類は豊富ですが、日本料理や中華料理などのアジアン料理は皆無でした。
ここでティータイムとしてコーヒーとケーキ、果物を飲食することは自由ですが、時間帯によっては提供されていないことがある。



< 6. レストランで朝食 >

朝昼夕食共、同じレストランです。
すべて日本語の献立表を見て注文できます。
朝食では、卵料理などアレンジも可能ですが、慣れていないのでスムーズには行かず、これも愛嬌です。





< 7. レストランでディナー >

下の写真のビールは今回、気に入った英国のサイダーBulmers(アルコール度数4.5)です。
給仕してくれるボーイの多くは発展途上国の出稼ぎ者で、彼らにお勧めのビールを手当たり次第聞いた結果が、このビールになりました。





< 8. ディナー料理 1 >

レストランでのディナーについて
テーブルへの着席はボーイの案内に従います。
参加ツアーの人数に合わせてテーブルが決まりますが、その中で自由に座ることが出来ます。

食事は日本語だけで充分で、テーブル付のボーイは英語と日本語の単語がわかります。
料理は概ね、前菜、サラダ、スープ、パスタ類、魚料理、肉料理、デザートから選びます。
それぞれ、その日だけの料理が数種類提供されています。
これらから好きなだけ、お客様は選ぶことが出来ます。

各料理の配膳は、テーブル全体の進捗状況に合わせて行われ、最後のデザートが出てくるのが同じになります。
コーヒー、ジュースは有料です。




< 9.ディナー料理 2 >


感想
クルーズの最大の楽しみはこの食事かもしれません。
レストランでは毎日、異なる料理が食べ切れないほど出てきます。
私は、夕食時、どうしても注文し過ぎてしまいます。
レストランのサービスは充分でした。
アルコール、ビールやワインの種類も豊富です。

少し残念なことがあります。
一番はヨーロッパ、イタリア料理ばかりだと言うことです。
12日間も食べていると、変化が欲しくなります。
カジュアルクルーズの為か、食材や味付けに変化や高級感はありません。
おそらく食通の方には満足いただけないでしょう。

それでも、体重や1日合計5時間以上の食事時間が気にならない方には、クルーズの食事は最大の楽しみになるでしょう。

ほとんど外人客ですが、多くの乗船客は談笑しながら食事を堪能していたように思えます。

次回に続きます。








20160601

地中海とカナリヤ諸島クルーズ 17: 太陽と共に

  


< 1. マラガ >

今日は、クルーズ中に見た太陽の表情を紹介します。

太陽が照りつける時、容赦なくすべてを圧倒する。
闇夜に戻る時、寂しさに包まれる。
しかし、再び昇る時、希望と歓喜が満ちあふれる。



< 2. ジェノバ >

身が引きしまる、そんな涼しさ中で、日差しは暖かさをもたらしてくれた。



< 3. ジェノバ港の夕陽 >

旅立ち、クルーズ船の出航と沈む夕陽は、いやがうえにも感傷的にしてくれる。



< 4. カサブランカの夕陽 >
ハッサンⅡ世モスクのミナレットが見える。

「ここまで来た!」 
別れを惜しんでくれるように、カモメと夕陽がいつまでも見送ってくれた。



< 5. 大西洋上の朝陽 >
荒天で揺られた1日航海を経た朝、厚い雲間から恵みの太陽が輝きを見せた。




< 6. テイデ山 >
大西洋上の火山島、標高3700mの頂上には雪が積もっていた。
煌めく太陽は、雪面に照り返して眩しかった。




< 7. 大西洋上の夕陽 >

遮るもののない海、沈む夕陽をバックに一隻の貨物船が過ぎて行く。
陽が沈むと、空は深い青色をたたえ、白く光る三日月を浮かび上がらせた。



< 8. マラガ入港時の朝陽 >

ここはイベリア半島、スペイン、太陽が降り注ぐアンダルシア。
地中海の東から朝陽が昇って来る。



< 9. ジェノバ入港時の朝陽 >
ここはイタリア半島の付け根。
ここで下船して、12日間のクルーズは終わりになる。


次回に続きます。






20160526

地中海とカナリヤ諸島クルーズ 16: カサブランカ 4





*1

今日は、カサブランカの国連広場で憩う市民の姿を紹介します。
日曜日の午後になるとたくさんの人が集まって来ました。


    

この日の午前中、私達がこの国連広場を歩いた時、人はまばらでした。
しかし、再び16:30頃、ここに来た時は大変な人出でした。
観光客や警官を見なかったので一瞬、私は異境に飛び込んだ興奮と不安に包まれました。
その後は、市民の姿を捉えることで無我夢中でした。




    

多くの若い男性が集団になって立ち話をしていました。
横を通る時は少し緊張しました。


    

様々な年代や肌の色の男女、また単身、カップル、家族を見ました。
時間帯か場所によるのでしょうか、大家族をあまり見ませんでした。



    

皆の服装は様々でした。


    



< 7.父子 >

母子の親子が多いのですが、珍しく父子だったので声をかけました。
写真を撮らして下さいとお願いすると、父親は子供に了解を取ってから、私にOKを出しました。
これには、少し驚きました。








    

これらの写真には写っていないのですが、不思議な光景がありました。
それは男女の年齢差が大きいカップルをたまに見かけたことです。
これは前回の海岸でも同様でした。
それはお母さんと息子、お父さんと娘のカップルのようですが、家族の繋がりが非常に深いことの現れでしょう。

トルコの田舎でも感じたのですが、ムスリムの家族生活にノスタルジーを感じました。




国連広場を写した50秒の映像です。




< 9. お別れ >
上の写真: 私達は乗船の締め切り間近に帰って来ました。
右側の数人の男性は、休暇を終えて戻って来た船員達でしょう。

下の写真: カサブランカの夕暮れ。

これで1日かけて見て回ったカサブランカともお別れです。
私が望んでいたムスリムの生活や心情の一端に触れた素晴らしいひと時でした。

次回に続きます





20160521

地中海とカナリヤ諸島クルーズ 15: カサブランカ 3

 

< 1. 海岸で釣りを楽しむ親子 >

今日は、海岸やショッピングモールで憩う市民の素顔を紹介します。
2016年3月6日、日曜日、14:00~16:00に撮影しました。



< 2. 霊廟、Mausolée de Sidi Abderrahmane >

岩礁の上に立つ白い霊廟が晴れた空と大西洋の青さに映えていました。
多くの人が橋を往来していました。
この辺りは、高級リゾート地から外れており、市民の憩いの場のようです。
風が強いにも関わらず、多くの人々が散策を楽しんでいました。



< 3. 霊廟の周辺 >

海岸沿いの道や浜辺には、多くの市民が出ていました。


< 4. 海岸沿いの道で >
上の写真: 子供が子馬の乗馬で商売をしていました。
下の写真: 高級リゾート地寄りの歩道にたむろする若者達。



< 5. 霊廟近くの岩礁で 1 >
ここにはそれぞれ一組の夫婦らしいカップル、親子、女性が写っています。
実に、良い雰囲気です。
ここには派手さはないが、豊かな時間が流れていました。




< 6.霊廟近くの岩礁で 2 >
上の写真: 西側を見ています。
左手、すぐ近くの海岸にモロッコモールがあります。

真ん中の写真: 子供が一人で釣りをしています。
下の写真: 陸地の方を見ています。


 

海岸を写した21秒の映像です。



< 7. モロッコモール >
以下の写真は総べてこのモール内の写真です。

私はショッピングモールの1階の一部を散策しました。
入口で警備員が手荷物検査をしていました。
その対応は高圧的ではなかった。




< 8. 中央部 >
上の写真: 中央に大きな水槽があり、海の魚が泳いでいます。



モロッコモール内部を写した15秒の映像です。




< 9. 店舗 >
上の写真: 私達がアイスクリームを食べた店。
店が外側に張り出しており、眩しい陽光を感じながらのひとときでした。





< 10. 素顔 >
上の写真: 出会った親子。
お母さんに写真を撮っても良いかと聞くと、こころよくお受けしてくれた。
ところが弟の方が恥ずかしがり、お母さんの後ろに隠れてしまいました。
写っているのは兄さんの方です。

感想
真っ先に感じたのは、人々は素朴さの中に活力を秘めていることでした。
人々の肌の色は様々で、服装も様々でした。
多様さがあたりまえの世界だとも感じた。
そこには日本の様な均質な社会とは異なる世界がありました。

次回に続きます。