20160614

地中海とカナリヤ諸島クルーズ 19: テネリフェ島 1




< 1. テイデ山 >

今日から、数回に分けてスペイン領カナリヤ諸島にあるテネリフェ島を紹介します。
この日の観光は、自然の神秘さや雄大さ、異様さに驚かされた1日でした。
2016年3月8日に訪れました。

テネリフェ島について
この島は標高3718mの火山テイデが大西洋から突き出した形をしており、島の最大長さは約80kmあります。

私が旅行前に興味を持っていたのは、この大西洋上の島々がイベリア半島の航海者達に遠洋航海を慣れさせ、大航海時代が始まるとアメリカ大陸への中継地となったことでした。
しかし来てみると、この島は人口90万を擁する瀟洒な建物が並ぶ大リゾート地でした。

しかし、驚きはそれだけではなかった。





< 2. テネリフェ島の地図 >
上の地図: 三つの赤丸は寄港地を示しています。
黄線は航路で、我々はカサブランカからテネリフェ島に行き、次いでマデイラ島に寄り、地中海に戻ります。

真ん中の写真: 我々の船は赤矢印のサンタクルス港に着岸し、そこからバスに乗り黄線の峰伝いに進んだ。
青い矢印が途中、休憩したレストランです。
今日の写真は、この間のものです。
テイデ山の火口部とサンタクルスの町の紹介は後になります。





< 3. 漆黒の向こうに、島の灯りが >

夜明け前から、待ちきれずデッキに出て島影を追いました。
遙か遠くに、町の灯りで皿を伏せたような島影が浮かび上がっていました。
島に近づくにつれて、島は厚い雲で覆われているのがわかりました。
全景が見られないのは無念であったが、微かに見える海に落ち込む裾野はその長大さを想像させるには充分だった。




< 4. テネリフェ島に上陸 >

夜明け後、下船し観光バスに乗り、一路、テイデ山に向かう。
途中、飛行場のあるかつての主都、ラ・ラグーナを抜けて進む。
厚い雲に覆われた森林を進む内に、私は意気消沈気味になっていた。




< 5. 厚い雲を抜けると >

かなり標高を上り森の様子が変わる頃、厚い雲は途切れ始め、やがて大きく視界が広がった。
我々は、何時しか雪で覆われた山肌に囲まれていた。
そしてギラギラ輝く太陽が降り注いでいた。




< 6. 雲海の上 >

雲海はテネリフェ島から遙か遠くまで広がっていた。




< 7. テイデ山の山頂を望む >

途中、バスを下車して、しばし撮影タイム。

この場所で撮影した18秒の映像です。







< 8. レストランにて >

道路の分岐点にレストラン、Restaurante El Portilloがあり、ここで休憩を取りました。
着いた時は晴れていたのですが、またガスがかかり始めました。
ここには観光客だけでなく、登山を楽しむ人がここから出発していました。
テイデ山の頂上が大きく見えて来ました。
次回は、この道を進んだ所にある山頂の南側に広がる火口を紹介します。





< 9. テイデ山に別れを告げて >

この2枚の写真は、火口を観光後、午後、帰路についたバスから撮影したものです。
正に、神が与えたもうた景色。
この時期、大西洋上で雪山を見るとは思っていなかった。





< 10. 雲海に向かって下山 >

素晴らしい景色ともお別れです。


次回は火口を紹介します。











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