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今日は、北京の観光バス3号線からの眺めを紹介します。
約1時間、北京中心部の北西部にある幾つかの観光地を車窓から見ました。
< 2. 観光バス3号線について >
上: 「北京城市观光3线公交车」の情報とバスの外観。
私が乗ったのは「下行」で、頤和園の北門から紫禁城の神武门(北門)まで行きます。
下の地図の青線が、そのルートです。
バス停は合計12箇所です。
サービスは何もないが、ゆったりしたシートに座りバスの2階から景色を楽しめます。
料金は大人20元、一卡通提示で15元です。
下: 走行ルート、上が北。
乗車のバス停は頤和園の北門の東側直ぐにある大きなバス駐車場の道路沿いにあります。
降車のバス停は紫禁城の北側、景山公園南門の前の道路沿いにあります。
ここは、この戻りのバスや他の観光バスの発車場所になっていますので、多くのバス停があり非常に込んでいました。
このルートで私が楽しみにしていたのは、中関村(北京のシリコンバレー)、鳥の巣(オリンピックのメインスタジアム)、鼓楼と城門(德胜门箭楼)でした。
私は途中一度も降車しませんでした。
< 3. 観光バス3号線の内部 >
上: 観光バス3号線の2階。
下: 圆明园、最初の観光地です。
< 4. 精華大学 >
上: 精華大学の門が見える。
下: 通りを示す看板に「中関村」とある。
バスからは確認できなかったが、近くに中関村サイエンス・パークと呼ばれるところがある。
この周辺には世界有数の精華大学、北京大学、国家の研究機関などが集まっており、また日本を含む海外のIT代表企業が研究所を建ている。
IMB、Microsoft、Apple、Intel、Nokiaや富士通など。
中国と海外企業がここに毎年数兆円をつぎ込み、200を越える研究所、参加企業数は4万社を越える。
ここは中国の科学技術と産業発展をリードしている重要な地域の一つです。
北京には他にもこのような場所があり、当然、深圳や天津、蘇州など各地にも多数ある。
これらが、中国が幾つかの先端分野で米国を抜く特許件数を出す理由の一つだろう。
国を挙げての取り組みと、それに乗る海外企業の多さに驚くばかりです。
ここでも旧態依然とし、乗り遅れることに無頓着な日本を思ってしまう。
< 5. 北京大学 >
上: 北京大学。
< 6. 鳥の巣 >
上: 鳥の巣が左側に見える。
中国らしく、全てが巨大で広大、歩く気になれない。
下: バスはこの一帯を一周した。
斬新な建物が目を惹く。
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スモッグらしいが、視界が悪い。
< 8. 德胜门(徳勝門 ) >
これはかつての内城(北京)の北側の門の一つで元朝、15世紀に建てられた。
< 9. 鼓楼と钟楼(鐘楼) >
上: 右が鼓楼、左が钟楼(鐘楼)。
鼓楼は13世紀に始まり、大太鼓と角笛で時を知らせていた。
鼓楼は他の古都でもよく見かける。
钟楼は15世に始まり、63トンの銅製の鐘があった。
この二つは紫禁城を南北に貫く中心線上にある。
下: 鼓楼。
西安で見たことがあり、今回、開封でも見ることになる。
< 10.終点に近づいた >
上: 鼓楼を過ぎた什刹海の辺り。
前日訪問した場所です。
下: 遠くの山頂に景山公園の建物が見える。
ここも前日訪問した場所です。
あの反対側に着くと、バス観光は終わります。
次回に続きます。