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20160725

地中海クルーズとカナリヤ諸島クルーズ 24: マデイラ島 2

















< 1. ラヴラドーレス市場の花屋 >


前回に続いてマデイラ島のフンシャルの街を紹介します。


 

< 2. カテドラル >
1590年代に造られたマヌエル様式の教会。
この様式はポルトガルが16世紀の大航海時代の繁栄の中で生み出した過剰な装飾を施した建築様式で、リスボンのジェロニモス修道院、ベレンの塔が有名です。
しかし、私には外観は質素で素朴な建物に見えた。


 

< 3.カテドラルとザルコの像 >
下の写真: アリアガ通りに立つザルコの像。

このザルコが、ポルトガルの大航海時代初期の1420年に、このマデイラ島を発見し、半分を領地として与えられた。


 

< 4. サン・ローレンソ要塞とラヴラドーレス市場 >
上の写真: サン・ローレンソ要塞。
15世紀に建てられらた要塞ですが、外観は白亜の宮殿のイメージでした。

下の写真: ラヴラドーレス市場の外観。
観光客に一番人気かもしれません。
地上2階、地下1階のスペースにエキゾチックな花、果物、土産品、魚介類が売られています。


 

< 5. ラヴラドーレス市場 >
さすがに地下の鮮魚店には観光客は少ない。



 

< 6. 三つの通り >

この三枚の写真は、ラヴラドーレス市場を出て、アリアガ通りまでのスナップです。


 

< 7. アリアガ通り1 >
上の写真: ポルトガルらしいアズレージョ(装飾タイル)。
下の写真: サン・フランシスコ庭園からアリアガ通りを見る。


 

< 8. アリアガ通り2 >
下の写真: 天測儀の噴水。



 

< 9. サンタ・カタリーナ公園 >

海を見下ろす丘全体が公園になっている。


 

< 10. 公園から港を見下ろす >

これでマデイラ島ともお別れです。


次回に続きます。

20160721

地中海クルーズとカナリヤ諸島クルーズ 23: マデイラ島 1

  

 


< 1.ボタニカルガーデン >

今日から大西洋に浮かぶマデイラ島を紹介します。
我達が訪問したのは2016年3月9日10:00~15:00です。
この日は快晴に恵まれました。



 

< 2. 朝、寄港 >
上の写真: 遠くに島影が見え始めた。
中央の写真: マデイラ島の東側。
下の写真: フンシャルの港から西側を望む。



マデイラ島について
ここはカサブランカから西に900km、テネリフェ島から北に500kmの位置にあります。
この島はポルトガル領マデイラ諸島の主島で、最大長さは57kmあり、人口は27万人です。
今回は、最大都市で首都のフンシャルに寄港し観光します。

この諸島はローマ時代から知られていたが、15世紀初め、大航海時代にいち早く乗り出したポルトガルによって植民地とされた。
その後、新大陸との重要な中継地として発展する。
交易で訪れたコロンブスがこの地の領主の娘と結婚し、フンシャルで航海論を学んだ。
現在は、ヨーロッパのリゾート地として、観光産業が主要産業になっている。



 

< 3.地図、すべて上側が北側 >
上の写真: マデイラ島。
黄色枠が今回観光するフンシャル。

下の写真: フンシャルの拡大。
赤い楕円がクルーズ船、No。1はボタニカルガーデン、No.2はラヴラドーレス市場です。
黄色の線はフリーで徒歩観光したルートで、約2.5kmです。



 

< 4. 街並み >
上の写真: 観光するフンシャルの中心部。
中央の写真: 海岸沿いの道路。
下の写真: 上記道路から山側を望む。


 

< 5. ボタニカルガーデンに向かう >

私達のバスは曲がりくねった急峻な坂道を上って行く。



 

< 6. ボタニカルガーデン1 >

至る所、色とりどりの花が青空に映えていました。
ここはかって個人の別荘だった。


 

< 7. ボタニカルガーデン2 >

緑も豊かです。




< 8. ボタニカルガーデン3 >

さすが「大西洋の真珠」と謳われている景観です。

この公園を映した40秒のビデオ映像です。



 

< 9. ボタニカルガーデン4 >



 


< 10. ボタニカルガーデン5 >

ガーデンで出会った人々。


次回に続きます。



20160715

地中海クルーズとカナリヤ諸島クルーズ 22: クルーズ船での愉しみ






< 1. レセプション・ホール >

今日は、クルーズ船内の楽しみ方を紹介します。
私達は初めて経験したのですが、大いに愉しみました。
詳しく奉公します。


 

< 2.エンタテイメント >
上の写真: 2000名収容のシアター。
中央の写真: たくさんのバーやカフェ、レストランで演奏が行われている。
下の写真: レセプション・ホールでのクラシック演奏。

私達夫婦は、ほぼ毎日、シアターで約90分のショーを見ました。
ショーは夜2回あり、夕食の前後で見れるようになっています。
入場は無料で、入退出も自由です。
ショーは歌(オペラのダイジェスト、ポップスなど)とダンス、アクロバットを融合させたもので、人気歌手の物真似もあります。
英語かイタリア語で行われますが、言葉を理解出来なくても楽しめます。
出演者は毎回同じで、新鮮味は欠けますがイタリアのショーを楽しめるのが一番です。

小編成のバンド演奏や歌は、毎夜、船内の6か所以上で無料で行われています。
多くの客が連れだってペッボトル(水)持参で、会話と音楽を楽しんでいました。


 

< 3. ダンスレッスン >
ダンスレッスンの18秒間のビデオです。

毎日数回、何処かで30分以上のダンスレッスンが行われています。
自由に参加出来ます。
私は社交ダンスを期待していたのですが、多くはスピーディーでリズミカルなダンスが多い。
インストラクターは男女二人で、すべてを指導していました。
彼らは、チークダンス、フォークダンス、コミカルなダンス、はては太極拳まで教えてくれました。

私はステップについていくのがやっとでしたが、多くの参加者は楽しんでいました。
ダンスを愉しみにしている日本人客が多かったのには驚いた。
ダンスフロアーのあるバーが数か所あり、夜になるとダンスを楽しむことが出来ます。
外国の方と混じって、ダンスをするのも楽しいものです。


 

< 4. ゲーム >
毎日、何らかのゲームがあり、うまくやれば簡単な賞品がもらえます。
自由に参加できます。
私は一つだけ参加しました。



 

< 5. コンテスト >
コンテストも色々ありますが、これは料理コンテストです。
コックの手本を見聞きしてから、三人の参加者が競いました。
脇でいつも場を盛り上げる若いアシスタント達(メキシカンスタイル)が楽しい。
イタリア語が主で、英語も少し喋れるようです。


 

< 6. クラフト >

これは台紙と紙のリボンを使って作るクラフトです。
私達は3回ほど参加しましたが、直ぐに外国の人と親しくなれます。
日本人は概して器用なようです。
写真はイタリアの親子です。



 

< 7. ちょっと贅沢 >
上の写真: 多くのお客さんは、このようなカフェやバーでくつろいでいます。
中央の写真: 私たちも、フォーマルデイナーにはそれなりの恰好で・・・
下の写真: 船内には常設のショップがあるのですが、クルーズも終わりかけると臨時の売店が並びます。





 

< 8. ジャグジー >
上の写真: 船首側から中央を眺める。
3月中旬なのですが天気が良い日には、デッキは人で一杯になる。
風が無ければ寒くありません。

下2枚の写真: 屋根付きプール。

私たちは終日クルーズの時に、ジャグジーに2回入りました。
湯温は少し低めですが、写真のような屋根付きジャグジーなら寒くはありません。
部屋で水着を着ておき、サンダルを履いてバスタオルを持って行きます。
何人かと一緒に入るのですが、嫌な思いをすることはありませんでした。
むしろ、世界中の人と気安く声をかけるチャンスでした。
イタリア?やドイツ?、シンガポールの人に声かけ、中には大変喜んでくれる人もいました。



 

< 9. デッキを散歩 >
上2枚の写真: 船首側から中央を眺める。

下の写真: 船尾側のプールがあるデッキ。

このデッキで写真撮影や散歩を楽しみました。
船尾側デッキは、船首側と違って広い視界が得られる。


 

< 10. 出会い >
上の写真: 早朝、写真撮影の為にデッキに出ていると、後ろから声をかける人がいました。
彼は、娘さんが日本人と結婚したことを私達に嬉しそうに話してくれました。
彼はイタリア人ですが、我々と片言の英語と日本語で歓談した。

ビュッフェやエレベーターなどでも、幾度が外国の方と言葉をかけ合うことがあった。
概ね気安く応対してくれるのはドイツ人のようです。
これはドイツ人が遠方からクルーズに来ることで客層が異なっているからかもしれません。

下の写真: 彼はレストランのボーイで、家族を残して出稼ぎに来ている。
彼の故郷はモーリシャスで、いつか帰って観光業で働くのが夢のようです。
日本人担当のボーイの多くは、東南アジアや南米の人でした。

クルーズ旅行とバス旅行の大きな違いは、外国の方と何日間も一緒に暮らすことで、思わぬ出会いがあるかもしれません。


感想
今回のツアー参加の動機は、大げさに言えば一生に一度、クルーズ旅行をしておきたかったからです。
初めての経験なので、色々不安があり、充分に準備しました。
結果は、スリに2回あった以外は、すべて予想以上の満足が得られました。

一方で、三つの事に気付きました。
やはり英語の出来ないことは残念でしたが、たとえ英語が出来ても、世界の人達(イタリア、フランス、スペイン、中国)と交流出来ないことを思い知りました。
もっとも遠方からクルーズに来る外国人は英語が話せる人もいるようでしたが。

イタリア人などヨーロッパのクルーズ客の様子を見ていると、寄港地での観光や、船内の楽しみ方に日本人と大きな違いがある。
彼らは日本人のように個人や夫婦がパック旅行で観光を楽しむのではなく、特に地元イタリア人は子連れの家族や親類縁者が大勢一緒に休暇を楽しむようです。
彼らは寄港地でも、徒歩かシャトルバスなどで現地に向かい、自由に街歩きを楽しむようです。
彼らにとってクルーズは贅沢な観光と言うより、皆でのんびり楽しむ船旅のようです。

私達夫婦にとってクルーズ旅行は合わないと感じた。
やはり好奇心を満足させる為には、バスで観光地を巡り、朝夕、ホテル周辺を精一杯歩き回り、探索する旅が私達には必要でした。
クルーズ旅行は異なる自然や国を一度に見れるメリットはあるのですが、バス旅行は地域全体の繋がり、自然や歴史、文化を全体で捉えることが出来る。

人によっては、食事などでツアー参加者との接触時間が長くなり、面倒臭くなるかもしれません。
結局、クルーズは余暇を楽しむ余裕があり、足腰が弱ってから参加すべきだと思った。
日本からのツアー同行者の多くは、私達よりも高齢でクルーズの常連さんでした。

今回は4回の終日クルーズがあり、色々参加して得難い経験をした。
これもまた楽しい旅だった。

次回に続きます。





20160709

地中海クルーズとカナリヤ諸島クルーズ 21: テネリフェ島 3




*1

今日は、テネリフェ島の最大都市、州都のサンタ・クルス・デ・テネリフェの街歩きを紹介します。
雨も上がり素晴らしい天気になり爽やかなひとときを過ごしました。


 

< 2. テイデ山からサンタ・クルス・デ・テネリフェへに向かう >
上の写真: かつては州都で世界遺産にもなっているラ・ラグーナ。
手前は飛行場の滑走路。

中央の写真: サンタ・クルス・デ・テネリフェの内陸側の街並み。
下の写真: 港に面した中心部のスペイン広場。

この街歩きは、2016年3月8日の14:30から約2時間、距離で約3km歩きました。
スペイン広場から始め、近くのスーパーに立ち寄り、公園を目指して上がり、後は下って、クルーズ船に乗船しました。


 

< 3.街歩き開始 >
街並みは、自然あふれる小さな島とは思えない立派で落ち着いた雰囲気があります。




 

< 4.ガルシア・サナブリア公園 に到着 >
下の写真: 公園に入ります。
垣根などはなく、入場はフリーです。


 

< 5.ガルシア・サナブリア公園 1 >
下の写真: 公園の中心部にあるモニュメント。



 


< 6.ガルシア・サナブリア公園 2 >
下の写真: 公園の見学を終えて休息をとったカフェ。
サービスや周囲の景観は良かった。



 

< 7.港に向かって下る  >
幹線道路に沿って下る。
花や木々が至る所に配された落ち着いた観光都市の趣があります。


 

< 8.港に到着  >
上の写真: Monumento a la victoria. 勝利の像。
この像は先ほどの道を下って、港に出た角にありました。

中央の写真: 私達のクルーズ船。
下の写真: 港に面した道路沿いの歩道。



 

< 9.いよいよお別れです  >
上の写真: この下に降りて、クルーズ船の送迎バスに乗ります。
奥にスペイン広場が見えています。

下の写真: 船上から見たテイデ山。
写真中央に少し雪を被った頂きが、私たちが通過して来た外輪山の東側です。
夕刻になると、また雲が出てきました。
これでこの島ともお別れです。

感想
私が当初期待した大航海時代を忍ばせるものに触れる機会はなかったが、予想もしていなかった大自然の美しさを見ることが出来た。

この島は、15世紀までベルベル系の先住民が暮らす島に過ぎなかった。
しかし、スペインが大航海時代初期にここを占領し、やがてアメリカ大陸への中継地として発展した。
後に、イギリスがこの地の支配を狙ったが、この攻撃を跳ね返した。
その後、自由貿易港として栄え、リゾート地として栄えている。

大西洋の火山島の歴史と自然と今を垣間見ることが出来た1日でした。



次回に続きます。