20181125

湖北・湖東の紅葉を訪ねて 1: 鶏足寺 1



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2018年11月22日、紅葉巡りのバスツアーに参加しました。
近江・美濃にある鶏足寺、多良峡、永源寺を訪ねました。
生憎の天気でしたが、紅葉は最盛期だったようです。
これから数回に分けて紹介します。


< 2.鶏足寺散策コース、上が北>

鶏足寺は滋賀県長浜市の山里にあります。
創建は8世紀と古く、後に小谷城主浅井家の祈願所となった。

コースは左のSから歩き始め、赤線に沿って右の赤いバルーン(鶏足寺)まで行き、折り返します。
素晴らしい紅葉が見られるのはゾーンABで、Bは圧巻です。
今回紹介するのはSからゾーンAを抜け、Bの手前までです。

写真はほぼ歩いた順に並んでいます。
撮影時間は10時45分から20分間です。


< 3. 村の中を行く >

下の写真: そこここに熟した柿が鈴なりに成っている木を見かけた。


< 4. 神社の参道に入る >

最初の紅葉が出迎えてくれた。
今回は紅葉の最盛期に来れたようだでした。
去年は別の寺ですが、紅葉の盛りを過ぎて訪れ悔しい思いをしていました。


< 5. 紅葉と黄葉 >

上の写真: 参道を振り返る。
曇り空でこの色ですから、快晴で陽光を浴びていればどれだけ光彩を放っていたでしょうか。

下の写真: 参道から村を見下ろす。
まるで朱色と金色が綾なす絵巻のようです。


< 6。 神社の参道と境内 >

上の写真: 参道を振り返った。

下の写真: 境内から参道を振り返った。
釣鐘堂と石灯篭、そして境内に降り積もる色とりどりの落ち葉、それを包み込むように緑の高木と紅葉した木々が取り囲む、まさにこれは日本の心象風景の一つでしょう。



< 7. 神社の境内 >


< 8. 神社を通り抜けて >

神社の境内を抜けて坂道を下り、向かいの山に向かって田んぼの小路を行く。


< 9. 田んぼの道を抜ける >

上の写真: 紅葉している所に茶屋があり、その奥の森の中を進むことになる。

下の写真: 来た道を振り返る。
中央の樹木に覆われた高台が歩いて来た参道です。


< 10. 森の中を進む >

小雨がぱらつき始めましたが、長くは続きませんでした。

次回は鶏足寺らしい圧巻の紅葉を紹介します。

次回に続きます。



20181124

連載中 何か変ですよ 204: 「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」を読んで 1


 

< 1.経済図書ベストワン >


この本を読んで期待は裏切られ、益々日本の将来に不安を抱いた。
これだけの学者が集い論考しているが、まったく不毛です。
日本はガラパゴス化し、大勢や大国に迎合するだけに成り下がったかのようです。





< 2. この本が解明しようとした課題 >

*著書「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」について
2017年刊、玄田有史編、慶応義塾大学出版会。
22名の労働経済学者やエコノミストが多方面から表題の課題を現状分析している。
この本は、日本経済新聞にて「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10」の第1位に選ばれている。

それだけに私は期待して読んだ。
しかし1/3ほど読むと、期待は失望に変わった。
我慢して読み進めば進むほど賃金問題どころではなく、日本の経済学の覇気のなさを知らされた。
これではお茶を濁す経済政策しか出ず、日本経済の将来に期待できないだろう。

この本は私のような経済の素人にも読める体裁をとっている。
しかし、使用されている労働経済用語から言って初心者に懇切丁寧な説明を目指したものではなく、啓蒙書の類ではない。
これはエコノミスト向けに書かれたもので安易な推測や断定を排除し、分析に重きを置いた本だろう。
それはそれで良いのだが、今の賃金問題に疑問を持つ国民からすると、すこぶる難がある。

それは、「労働需給」「行動」「制度」「規制」「正規雇用」「能力開発」「年齢」などの様々な論点から論者が個々に分析していることにある。
これが矛盾した分析結果を含め羅列するだけになり、全体としてまとまりのない方向性の乏しいものにしている。
よしんば理解が進んだ読者でさえ、多岐にわたる要因が今の賃金問題を招いていると納得するだけで、多くは現状を追認するだけに終わるだろう。
あわよくば賃金が今後上昇するだろうと期待する向きもあるかもしれない。

一方で、多方面からの問題提起は素人が見逃しがちな労働経済に関わる様々な要因を気づかせてくれる良さもある。
以下のものが目につきました。

A. 高齢者の定年退職後の再雇用は、彼らの大幅な賃金低下によって賃金全体を低下せ、労働需給を緩和させてしまう(数人の論者はむしろ高齢者の高賃金を問題にしている節がある)。

B. 繰り返されるバブル崩壊は、その都度に生じる就職氷河期に就労した者が生涯にわたり低賃金で苦しむことになり、また経営サイドもこの期に賃金カットを出来なかった反動として好景気になっても賃金アップに慎重で有り続けることになる。

C. 介護職の賃金が国の規制によって低く抑えられている為に、対人サービス全体の賃金を抑制することになる(一方、バス会社の規制緩和が賃金上昇を生じなかった事例もある)。

他にも様々な知識が挙げられているが、上記の3点だけの指摘にすら、論者が見落としている不都合な真実が隠れている(敢えて指摘しないのかもしれないが)。

この本には大きな弱点が潜んでおり、私にはそれが日本経済の将来を救いがたいものにするように思える。
どれだけの人がこの点に気づいているのだろうか?
多くの人が気づいてくれれば日本の将来は救われると思えるのだが。


次回に続きます。



20181123

淡路島のテーマパークを訪ねて 3: ONOKORO、淡路ワールドパーク




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今回は、ONOKORO、淡路ワールドパークを紹介します。
このパークは世界旅行関連の展示と遊戯施設がメインになっています。
中でもミニチュアワールドが私には感慨深いものになりました。


< 2. 園内マップ >

右下が入場ゲートで、上がほぼ南になります。


< 3. いよいよ入場です >

この日は無料開放日で、食のイベントが行われていました。


< 4.遊戯施設 >

このパークは島内でもっとも遊戯施設が多いでしょう。
私は初めてこの観覧車に乗りました。

下の写真の左下の円筒形の建物は、「兼高かおる旅の資料館」です。
30年ほど前に訪れた時、この資料館を見て興奮し、果てない夢を見たものでした。
当時、私は「兼高かおるの旅番組」を必ず見ていました。
海外旅行の旅番組が少なかった時代、彼女は秘境から観光地まで世界至る所を巡っていました。
私もいつか海外旅行をしたいと強く憧れたものでした。


< 5. 観覧車からの眺め 1

上の写真: 西側を見下ろす。
左下側にミニチュアワールド、右下側に童話の森、奥に遊戯施設、さらに運河の向こうに淡路の山系が見えます。

下の写真: 北西を見下ろす。
中央にゲート、その奥に駐車場、また園内右手に多くの遊戯施設が見えます。


< 6. 観覧車からの眺め 2 >

観覧車に乗るのは20数年来で、嬉々として乗り込んだのですが上昇するに連れ、自分が高所恐怖症だということを思い出し、気分が悪くなって来ました。
取り敢えず、一生懸命写真を撮って気を紛らわしました。

上の写真: 北側を見下ろす。
志筑の町が見えます。

下の写真: 南側を見下ろす。
遠くに洲本から由良に至る島の端が見えます。


<7.観覧車からの眺め 3>

ミニチュアワールドのエリアを見ています。


< 8. ミニチュアワールド >

上からパリのノートルダム寺院、ゼゴビアの城(白雪姫城のモデル)、モスクワの聖バシリー寺院です。
このような1/25サイズの建築物が合計18体あります。

久しぶりに訪れて、私はこれまでの海外旅行でこの内10体を直に見ていたことに驚きました。
当時、どれ一つ見たことのないものでした。
親しみと懐かしさが込み上げて来ました。


< 9. これでお別れです >


これでテーマパークの紹介は終わります。





20181119

淡路島のテーマパークを訪ねて 2: イングランドの丘 後編



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前回に続いて、イングランドの丘のもう一方のエリアを紹介します。
かなり趣が変わります。
池を中心に、遊園地、レストランとショップ、お花畑、羊の丘が配されています。



< 2. イングランドエリアのゲート >

上の写真: シャトルバスを降りてゲートに向かっている。

下の写真: バラ園越しに、左からレストラン(バーベキューもあり)、ホールなどを望む。


<3.お花畑 >

上の写真: バラ園の横を進むと、左手にフードショップやお土産店がある一角に出る。

下の写真: そこを通り抜けると、一面のコスモス畑に出る。



< 4. コスモス畑 >

上の写真: コスモス畑から池越しに羊の丘を望む。

下の写真: イングランドエリアの池のまわりを一周するユメハニー号。


<5.焼き芋 >

上の写真: コスモス畑を振り返る。

下の写真: 昔ながらのもみ殻を焼いて焼き芋を作っている。
午後、焼いたサツマイモが振る舞われたようでした。


< 6. 遊びの広場 >


< 7. 池を一周 1 >


< 8. 池を一周 2

下の写真: 左手に羊小屋が見えます。
左側に羊が放牧される丘が広がっています。


< 9。 馴れた羊 >

上の写真: ここでは羊に餌を与えることが出来るのですが、面白い工夫がありました。
立てたコンパネに数ヵ所穴が開いており、そこから羊が首を出して餌を待つのです。
近づいても驚きもせず、ポーカーフェイスで迎えてくれます。
羊は身動きが出来ませんので、子供を怖がらせることもないでしょう。

下の写真: きれいな黄葉でした。


< 10. 池 >

この日は天気が良くて日差しがあり、ちょうどよい温かさで動きやすく、また紅葉が輝いていました。


次回に続きます。



20181117

淡路島のテーマパークを訪ねて 1: イングランドの丘 前編





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今回から、淡路島の二つのテーマパークを紹介します。
イングランドの丘(旧ファームパーク)とONOKORO淡路ワールドパークです。
二つは小さなお子さんと家族で楽しむには絶好の場所です。
今回はイングランドの丘の半分、以前ファームパークだったエリアを紹介します。



< 2. テーマパークの概要 >

上の地図: 淡路島の全景、上が北。
黒い星印がイングランドの丘、赤い星印が淡路ワールドパークです。

下の地図: イングランドの丘の観光マップ。
今回紹介するのは右半分のグリーンヒルエリア(旧ファームパーク)です。


  イングランドの丘について
このパークへは車で行くことになり、地図右下の駐車場に近い入園ゲートから入ります。
このパークは、小動物(コアラ、ウサギなど)に接し花々を見ることが出来る動物園と植物園があるグリーンヒルエリアと、遊具施設、お花畑、レストラン、フード&ショップがあるイングランドエリアからなります。
パークの右側(地図の赤い屋根)にはレストランと産直市場があり、南淡路の新鮮な野菜が並んでいます。


< 3. 入園ゲート >

上の写真: 駐車場から入園ゲートに向かいます。
右手がゲートで、奥の遠方にイングランドエリアがあります。

下の写真: 入園ゲートからグリーンヒルエリアに向かって進みます。


< 4. 小動物の施設群 >

真直ぐ進むと、右手にウサギやモルモット、オウムやエミューなどが居る施設が並んでいます。
一部のウサギと触れ合うことが出来ます。


< 5. コアラ館 >

最も奥にある白い大きな建物に数匹のコアラが居ます。


< 6. 鳥と猿のバードケージ >

少し戻った所にある大きなケージに、カンムリヅルやリスザルがいます。


< 7. ロックガーデン1 >

バードゲージの横、丘の斜面に広がっているのがロックガーデンです。

上の写真: コアラ館の前からゲート側を望む。

下の写真: ロックガーデンには世界中の山野草850種が集められているようです。
残念ながら季節外れなのか、綺麗に花が咲いていたのは南米区に多かった。
それでも気候の違う草花がこれだけ野外に集められているのは凄い。


< 8. ロックガーデン2>

上の写真: ロックガーデンの上部から南の方を見下ろす。
この方向に淡路の山系、諭鶴羽山があります。
この日は、霞が立ち込めており、遠景は望めませんでした。

下の写真: 木々が紅葉し始めていた。


< 9. 植物館 >

上の写真: ロックガーデンの南米区の木々や草花は色とりどりの花を咲かせていた。

下の写真: 植物館の全景。


<10.植物館1 >


<11.植物館2 >


<12.シャトルバス >

上の写真: 植物館の内部。

下の写真: 二つのエリアの間を無料で乗せて行ってくれる列車型のバス。
たくさん来園者がいたのですが頻繁に往復していたので助かりました。


今回、無料開放期間中で、快晴だったの久ぶりに訪れました。
子供が小さいときは幾度か来たことはありましたが、ここ二十年以上来たことはなかった。


次回に続きます。