*1
「武汉加油!武汉加油!」
今回は、テーマパークの開封府と道教の延慶観を紹介します。
開封府は思っていたより楽しむことが出来ました。
道教の寺を見る念願が叶いました。
< 2. 散策マップ、上が北 >
上: この地図は借用しました。
二つの赤矢印が今回紹介する所です。
中央の赤四角がホテルです。
ホテルから開封府まで2kmぐらいです。
行きは路線バスで行き、少し歩きました。
スマホの百度地図で簡単にルートがわかります。
下: 開封府内の地図。
おおよその散策ルートを赤線で示しています。
Sから入り、数字の順番に歩き、最後はEから外に出ました。
< 3. 朝、ホテルから >
上: 昨日、夜市を見下ろした同じ位置から撮影した。
中央に鼓楼が見え、その左に大相国寺の四重の塔が見ます。
下: 開封府の門です。
この門の左側に入場券売り場と入場口があります。
さっそく入場し城壁の上まで登り、写真の大きな櫓の左側に行きました。
すると広場でちょうど朝9時からの催しがありました。
後で紹介します。
このテーマパークへの入場料は通常大人75元ですが、60歳以上半額、70歳以上免除です。
パスポートを見せればOKで、今回の旅行では多くの入場料が半額か免除だったので助かりました。
このテーマパークの開場時間は7:30-19:00(春、夏、秋)です。
9時から30分毎に、演舞などの催しが各場所で行われています。
演目と場所は入場券の裏に書かれています。
< 4. 城壁の上から内側を眺める >
写っている古風な建物はすべてテーマパークのものです。
< 5. 銅鑼を叩きながら行進が始まりました >
どうやら裁判のワンシーンが始まるようです。
< 6. 包拯 >
上: 広場の主役の額には三日月がありました。
包拯のトレードマークは色黒と額の三日月です。
下: これはどうやら生家を示しているようです。
包拯は長江の北側の合肥で生まれました。
< 7. 様々な復元物 >
このテーマパークは北宋時代の首都開封の宮城を再現したものだそうです。
下の写真には如何にも中国歴史ドラマに出て来そうな奇岩が見えます。
< 8. 先ほどの奇岩の上部に登りました、番号2 >
奇岩はまったくの張りぼてでした。
それでも池と柳、折れ曲がった橋、それらを囲む建物、どれも中国らしい風情です。
< 9. 裁判所、番号3 >
ここは敷地のほぼ中心にあります。
中に入ると、ドラマで良く見た裁判シーンに出て来る部屋でした。
< 10. 番号4と5の建物で >
下: 庭先で、簡単な剣舞の後、この踊りが催された。
< 11. 番号6に向かう >
上: 古楽器の演奏。
中央の楽器はハンガリー(ブタペスト)で見たジプシーの楽器に似ていた。
下: 多くの時代装束を着た一行が集まって来ました。
何か楽しいことが始まる予感!
< 12. 抱腹絶倒の劇、番号6 >
上: 観客がどんどん中に入って行くので、私も中に入り最前列に並び、見学しました。
下: どうやら飛び入りさせられた男性が、結婚式の新郎役を務めるようです。
左でマイクを持った人が、新郎役をいじりながら、観衆に語りかけ、笑いの渦に巻き込みます。
言葉は分から無いのですが、実に面白い。
彼は名司会者でした。
あっと言う間に開封府の2時間が過ぎました。
催しが一番良かった。
展示物や建物に興味を惹くものはほとんど無かったが、宮城全体の雰囲気を感じられて良かった。
ただどこまで忠実に再現したものかは疑わしい。
不思議に思ったのは、宮城にも関わらず皇帝に関連するものが非常に少ないことでした。
あまりにも包拯一色でした。
この開封中心部には様々な歴史テーマパークがあり、近くに包公祠、清明上河园、龙亭公园があります。
私は時間の都合で、中規模のこの開封府だけにしました。
< 13. 開封府から延庆观へ >
出口から北に200mほど行った所にこの道教の寺はあります。
< 14. 延庆观 >
私は今回、中国の仏教寺院、道観(道教の寺)、チベット仏教寺院、イスラム寺院を見比べたいと思っていました。
この延庆观が今回唯一見た道観です。
上: 中央にある玉皇閣。
珍しい様式です。
この延慶観は中国三大名観の一つです(他に北京の白雲観(白云观)、四川の常道観常道观)。
この道観は、道教の二大宗派の一方を創始した金時代の人物を記念して建造された。
下: 玉皇閣を取り囲む建物の一つ。
中には道教の様々な神々が祀られている。
ここには観光客は居らず、所々で熱心な信者が座って祈りを捧げていました。
< 15. 道教の神々 >
概ね3体が並び、中央が最も高位の神です。
しかし道教の神は非常に数多く(百を超えるか)、見るたびに名前が異なります。
また仏像と違って仙人か皇帝、または武人の姿をし、椅子らしきものに座っていることが多い。
次回に続きます。