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今回は、中国の新幹線乗車を紹介します。
北京西駅から開封北駅までの車窓の景色も紹介します。
乗車したのは2019年10月20日の朝でした。
< 2. 北京西駅の紹介 >
北京には幾つかの鉄道と新幹線駅があります。
中国の高速鐵路、高鐵が日本の新幹線に相当します。
北京西駅は地上二階が鉄道駅で、地下には地下鉄が直交するように入っています。
日本のように構内を相互に自由に行き来出来ません。
主な手順
私が新幹線に乗車した経路を赤線と黒線で示します。
先ず、1階南側(下のS)の入口から入場し、次いで手荷物検査を受けます。
それが終わったら、エスカレーターで2階に上がります。
表示されている番号の待合室に入り、改札を待ちます。
ここまでは赤線のルートで、待合室は黄色枠の11室でした。
改札が始まると改札口を通り、表示されている番号のホームに降ります。
座席指定になっているので、切符に記載されている号車と座席に従って乗り込みます。
この間、特に問題がなくスムーズに進みました。
幾つかの注意は、以降写真に従って説明します。
私の乗る列車
高速鉄道G801、商丘行き、1等、座席指定
北京西駅9:15発―鄭州東12:03着―開封北12:26着
一度だけ鄭州東駅で停車だけで、乗り継ぎの必要はありません。
開封北まで行くにはこの列車以外では鄭州などで乗り継ぎが必要になります。
乗車券はインターネットで「中国鉄路」と「Trip.com」で購入出来ます。
日本語表記で買いやすいのは「Trip.com」です。
今回、ほとんどのホテルと一部の航空券は「Trip.com」で購入しました。
しかし、Trip.comでの高鐵の予約は、座席指定なのに、指定はコンピューターの自動振り分けです。
また中国国内を優先するのでせっかく前もって予約しても購入出来ないことがあるようです。
従って、私は中国の友人に購入を依頼し、現地で乗車券を貰った。
「中国鉄路」サイト
「Trip.com」
< 3. 入場から2階へ >
上: これは前日の夜に撮影したものです。
中国人以外は写真の右端のゲートから入って下さい。
外国人(私)はパスポートと乗車券を、係官に見せて確認してもらいます。
中国人は証明書を機械に通して自動で入場しますので、「人工」から入場します。
つまり外国人は係員がチェックするゲートから入ることがポイントです。
中央: 二階から1階の手荷物検査場を撮影。
下: 二階に上がった所。
< 4. 2階フロア >
広い通路の両側に売店や待合室が並んでます。
上と中央: 先ずは大きな表示板で、乗車券の列車番号(私の場合、G801)の待合室と発車時間を確認します。
下: 待合室の表示があります。
< 5. 待合室 >
今回、待合室内の座る位置は特定されていなかった。
以前、別の新幹線駅では列車と1等、2等の別で座る場所が決まっていたことがあった。
この部屋では、二ヵ所の改札があり、電光掲示板で改札する列車が表示された。
ここでも、外国人はパスポートと乗車券を係員に見せる。
つまり係員が立っている改札口に並ぶこと。
改札口を抜けると、皆同じホームに行くのでついて行けば良い。
一つだけ注意があります。
待合室のトイレにトイレットペーパーの常備が無く、購入するにはスマホ決済でなければならないことです。
自分のトイレットペーパーの持参が必要です。
ここである情景を見ることが出来ました。
待合室の座席に若い女性と老夫婦が並んで腰かけていました。
老夫婦は若い女性の両親のようで、どうやら両親は田舎から娘の働く北京見物に来たようです。
そして別れの時が迫って来ました。
娘は土産を両親に持って帰るように促すが、両親は娘こそがそれを持つべきだと拒否しているようでした。
娘さんは、ちょうど一人子政策による一人娘なのでしょう。
篤くなるものがありました。
中国語が分からないので、推測ですが。
今回の旅行では、このような親子の温かい触れ合いを幾度か見ることがありました。
日本と違って、このような親子の触れ合いを外でも、ためらうことが無いようです。
イスラム圏(トルコやモロッコ)でも同様でした。
< 6.北京とお別れ >
下: 中国では平気で自然を大改造し、植林のスケールが広大です。
< 7. 走り出して10分ぐらいまでの所 >
茫漠たる原野に無数の高層ビルが建ち、真新しい道路が突っ切る。
< 8. 走り出して30分から1時間30分の所 >
二十から三十年前に見た煉瓦を積み上げただけの殺風景な家屋は見当たらない。
< 9. 走り出して1時間45分から2時間の所 >
< 10. 走り出して2時間15分から2時間30の所 >
上と下: この二つには、3時間余りの乗車でやっと見ることが出来たものが写っています。
それはお墓です(明確ではありません)。
上の写真では、畑の奥の中央に7基ほどの墓石が見えます。
下の写真では、畑の中央に1基だけ見えます。
このよう田畑の中に島のように墓があるのはベトナムでも見ましたが、中国では非常に数が少なく、墓石の規模も小さいようです。
韓国では木立に覆われた山の斜面を少し切り開き、日当たりの良い所に数基単位で墓が造らていることが多い。
後に分かるのですが、西安近辺では墓の様子が変わって来ます。
中央: これは黄河なのでしょう。
あまり川幅が広くないので驚いた。
後に訪れる蘭州で黄河の上流を見ることになります。
< 11.鄭州東に到着 >
この駅は大きく、東西の線=商丘―蘭州と南北の線=北京―香港が交差している重要な交通の要所にある。
この地は黄河の南側にあり、中原と呼ばれ、古代から中国の中心でした。
多くの先史文化や王朝の首都が置かれ、西に洛陽と東に開封がある。
< 12. 鄭州東から開封北へ >
上: 鄭州を過ぎて開封に向かうと、養殖池らしいのが目につくようになった。
下: 開封北駅に到着。
乗っていた列車とお別れです。
< 13. 列車の室内 >
1等の車両です。
左右に2列シートで、前後の間隔も広く、十分すぎるぐらい広い。
2等は2列+3列シートになりますが、私としては2等で充分でした。
席を指定できない場合、夫婦水入らずで座るには1等が良いかもしれませんが。
次回に続きます。