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今回は、北京の中国国家博物館と新幹線駅の北京西駅を紹介します。
ここでもハップニングに見舞われ、あたふたしました。
中国を旅行される方の参考に顛末を紹介します。
< 2.中国国家博物館 >
< 3. 博物館の展示 >
非常に大きな博物館です。
色々な展示があったのですが、一番のお薦めは、中国の歴史を全体通して見れる展示です。
それこそ中国大陸の1万年の歴史、石器、土器、青銅器に始まり、玉器、兵馬俑、唐三彩、仏像、白磁に至るまでが揃っています。
それも各文明、王朝を代表するような国宝級の文物が時代を追って並べられています。
上記の写真は、特に私が気に入ったものです。
左上: 北宋時代の菩薩像。10世紀頃。
この時代の観音像や菩薩像は女性を思わせ、衣のひだがリアルで、身体と表情が実に艶めかしい。
他の三つ: 三星堆遺跡の青銅器。起源前二千年以上前。
今回の旅行で、成都の三星堆に通じる遺跡を訪れるつもりでしたが、ここで現物を見れたことは幸いでした。
大きな目と耳が特徴です。
< 4. 天安門広場 >
中国国家博物館を16:30頃出た時の、天安広場の様子です。
広い広場はまだ人々で一杯でした。
上: 天安門広場を挟んで中国国家博物館の向かいにある人民大会堂です。
右側では、中国建国70周年にちなんだ展示が行われていました。
下: 中央に毛沢東記念館、その奥に正阳门、前门も見える。
正阳门はかつての宮城、内城の南側の門でした。
< 5. 天安門 >
上: 天安門に向かう観光客がまだ列をなしている。
道路の手前にあるパイプ柵は警備用のもので、人々が天安門広場や博物館に入ろうとすると、ここで長い行列を待ち手荷物とパスポート(身分証)の検査を受けることになる。
威圧されるようなことは無いが、なにせ時間がかかる。
< 6. ホテル天安大厦、八角形の屋根が見える建物 >
天安門広場から歩いてホテルに戻って来た。
この後、北京西駅横のホテルに移動する予定でした。
しかし、ここで思わぬトラブルに見舞われることになつた。
結論から言うと車に乗ったは良いが、行先を間違い、現金の支払いを拒否されてしまったことです。
切っ掛けは、ホテルのフロントでタクシーを依頼したことから始まりました。
若いフロントウーマンは、数ヵ所電話したうえで、タクシーは来ませんと答えた。
私は食い下がり、再度お願いした。
地下鉄を乗り継いで行くことは出来たのですが、疲れていたので。
すると彼女は、私のスマホでウィチャットや滴滴出行を使いタクシーを呼べますかと聞いた(そのような感じでした)。
私が使えないと言うと、彼女は自分のスマホを操作し、タクシーを呼んでくれた。
私は心配になり、「現金払いが出来るのですか?」と確認した。
通常、ウィチャット(スマホ)で支払うと聞いていたので。
彼女は「OK」と言った。
やがて車が来たので、手間を掛けた親切な彼女に礼を言って、出発した。
ところが走っていると、車は私がスマホで確認しているホテルへの道から段々外れて来た。
運転手にホテルが違うようだと言ったら、車を止めてくれ、行先を修正して再出発した。
やっとホテルの前に着いたので、皆ホットした。
そこで現金を支払おうとすると、彼はスマホ決済でないとだめだと断る。
私は出来ないと言うと、彼は嘆いて、怒ってまくしたてた。
仕方なく、中国の友人に電話をした。
友人は運転手と話してくれて、支払いは後で何とかすると言うことで話はおさまり、私は支払いをせずに車から降りた。
何が問題だったのか?
推測だが、一つはホテルウーマンが間違ったホテル名を入力した。
次いで途中で行先を変更したことで、支払方法設定でミスが出たのではないか。
現金払いもあるようです。
乗った車はタクシーではなく、普通乗用車でした。
今でも、不思議なのは、運転手が現金の受取を拒否したことです。
運賃は30元ぐらいでした。
これは恐らく、運転手は滴滴出行などによる評価やインセンティブ獲得の為に、スマホ決済を完了させたかったのだろう。
私は、ここに中国のIT利用の神髄を見た気がした(推測)。
つまり、普通のタクシーは大渋滞をしている北京中心部のホテルへの呼び出しを嫌うが、滴滴出行などは、乗客の信頼を得るために運転手にインセンティブを与えて、配車を可能にしている。
滴滴出行などのシェアビジネスはこのようなサービスを積み重ね人気を得ているのだろう。
これもこのトラブルで実感できたことでした。
< 7.スマホの配車アプリ >
参考に借用しました。
< 8. 北京西駅北側の地下街 >
スペースは広いが、店は多くはない。
上の写真の店で夕食をとりました。
安かった。
鉄道員の女性グループが来ていました。
< 9. 北京西駅北側 >
私達のホテルはこの建物の直ぐ左隣、東側にあります。
二日後の朝、ここから初めて新幹線に乗るので下見に来ました。
夜8時を過ぎていました。
この駅前の広場や地下街には荷物を持った多くの人がいました。
30前の中国(広州駅)と60年前の大阪駅の状況を思い出します。
昔抱いた旅の高揚感が思い出されます。
< 10. ゲートの確認 >
中国の新幹線は10年以上前に2回ほど乗っているのですが、自分で乗るのは今回が始めてでした。
友人が切符を買ってくれていたので助かりました。
後は、駅舎に入るゲート、待合室、改札、ホームの事が不安でした。
この日は、ゲートだけを確認しに来ました。
ゲートには数が多い「人工」と二ヵ所の「愛心□道」がありました。
「人工」の方では、人々は機械にカード(中国の身分証?)をかざして入場していきました。
「愛心□道」の方では、係官が身分証をチェックをしていました。
手空きの係員にパスポートを見せて、英語で「どのゲートから入れば良いか」と聞くと、「愛心□道」と指差して教えてくれた。
英語を使える人にはほとんど合わなかったが助かった。
このゲートを通過するためには、左側の切符売り場などで切符を買ってからでなければならないようです。
ゲートを通過すると、荷物検査があります。
次回に続きます。