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今回は、最後の廈門と北京の初日です。
廈門の暮らしと北京の夜、
そして廈門と北京の両空港でのトラブルを紹介します。
< 2. 宿泊した部屋 >
上: ホテルの部屋から見た朝焼け。
下: 杏林湾大酒店の一室。
< 3. ある億ションの一室から >
高速エレベータ―に乗って、最上階近くの一戸を訪れました。
窓からの眺めは絶景です。
この一戸は、一億近い評価額らしい。
ここには数多くの部屋があり、立派な家具調度品で埋まっていました。
退職した夫婦一組が住んでいます。
毎日、ここで孫一人を預かり微笑ましい時を過ごされており、部屋はおもちゃで一杯でした。
このような暮らしをしている人は私の周辺にはいない。
このご主人は大企業を10年以上前に退職し、このマンションを買ったようです。
大企業であれば年金は多いし、購入時、銀行から多額の借金が可能だろう。さらに退職前に企業から住居を安く支給され、多額の売買益を得ることも出来ただろう(かつて公務員の特権だった)。
それに加え、購入後に不動産が急騰しているのだからラッキーです。
このことが、代々都会暮らしで大企業にいた人と、地方から来てその日暮らしをする人の間に、ここ20年ほどで大きな格差を生んでいる。
実は、この眼下の干潟はやがて消えるそうです。
政府が近い将来、全部砂浜に変えるからです。
中国ならやるでしょうね・・・
< 4. 厦门高崎国际机场 >
ここで最初の洗礼を受けました。
それは国内線に乗るために税関で手荷物検査を受けている時でした。
突然、女性係官が私にいぶかしげにまくしたて、ストップをかけました。
まったく中国語が分からないのですが、状況からして北京へ何しに行くのかを尋ねているようでした。
そこで、私の中国旅行の15日間の日程表を彼女に見せました。
すると彼女は、それを取り上げて何処かに消えてしまいました。
しばらくすると現れ、無表情でもう行けと私達夫婦に促した。
事の経緯は分かりませんが、移民などを警戒していると感じました。
フリーの旅では、言葉が通じなくても、必ず自分でトラブルを処理しなけらばならない。
運か、経験か、機転か、他人の助けか、冷静さ、かが救いになり、北欧でも無事に旅行を終えた。
これも旅の醍醐味と言えるかもしれません。
< 5. 北京首都国際空港にて >
私達は廈門航空を使ったので、北京首都国際空港の第2ターミナルに着きました。
上記写真は参考に借用したもので、他のターミナルのものでしょう。
ここで簡単に、第2ターミナルから北京中心部に行く方法について触れておきます。
リムジンバス(机场大巴・・・线)、エアポートエクスプレス(机场线)とタクシーがあります。
リムジンバスは何種類もあり、タクシー乗り場のレーンの奥にあるようです。
リムジンバスで行っても、その後、ホテルまでタクシーや地下鉄に乗らなければならない(タクシーを拾えるかどうか不安)。
エアポートエクスプレスは階下にあり頻繁に出ているのですが、これまた他の交通機関の利用が必要です。
中国のタクシーは安いので使いたいが、長い待ち時間とトラブルに遭わないかが心配でした。
先ずはタクシー乗り場を見に行きました。
確かに写真のように長い行列はあるのですが、もの凄い数のタクシーが次々とやって来るので待ち時間は少なく、使うことにしました。
中国の幾つかの空港でタクシー乗り場を利用しましたが、すべてに差配する係員が一人はいるので安心です。
< 6. ホテルに向かうタクシーにて >
これらはすべて参考に借用した写真です。
ところが、ここでまた問題が発生しました。
私がタクシーの助手席に乗って、行先のホテル名と住所を書いたメモを見せました。
ところが、これが分からないのです。
この年配の運転手は近くにいた知り合いの運転手に聞いて、相手は大体の場所が分かるようなのですが、彼は分からない。
結局、この運転手は上の写真のようにスマホを操作して、やっと行き先を見つけて発進することが出来ました。
私も、自分のスマホでタクシーがホテルに向かっているのを横で、ずーっとチェックしていました。
結局は、無事着いたのですが、かなり時間がかかりました。
一つは、聞きしに勝る大渋滞がありました。
料金は妥当だったようです。
中国で乗ったタクシーはすべてスマホで音声ナビゲーションを使っていました。
おそらく百度マップなどでしょう。
どうやらスマホのアプリにホテル名を上手く入力出来ないようでした。
この問題は、北京だけでなく成都や蘭州などでも起きました。
最後には色々やり取りがあって何とか解決しました。
結局、私自身がスマホの百度を使えて、百度マップにホテル名を入力しておいて見せることが出来れば良かったかもしれない。
< 7. 王府井にて >
ホテルに着いてから、王府井へ夕食に行きました。
もう9時近かった。
小雨も少しあり、人はあまり多くは無いようでした。
ここで感心したのは高齢者の団体ツアー客です。
地方から来た観光客のようですが、夜にも関わらず、老人達が元気に買い物と食事へと走り回っていた。
私が入った食堂でも、彼らは賑やかでした。
本当に沢山の人が、旅行を楽しんでいました。
次回に続きます。