20121214

選挙に向けて : まとめと目次(連載、何か変ですよ5~14)


 政党乱立

< 政党乱立 >

10回にわたって、この衆院選をどう捉えるかの判断材料を示しました。

最後に、最重要な視点をまとめ、連載の目次と要約を記します。



重要な視点

今、舵を大きく切らなければ日本の10年後は、恐らく悲惨な社会状況に陥っているでしょう。 

この兆候は約20年前から経済で現実のものとなり、国民も実感し始めた。

それが民主党による政権交代へとつながった。

現在、国会はしどろもどろであるが、やっと社会の治療が緒についたばかりです。

それは何の治療を目指しているのか?

それは泥沼のアジア太平洋戦争に突き進んだ、日本の統治体制の混乱を見れば一目瞭然です。

当時、国民の意向によって統率されることなく、政府と軍部の対立に始まり、現地参謀の独走、末期では海軍と陸軍の対立が、戦争の拡大を招いたのです。



 官僚の責任

< 官僚の責任 >

これは国民に選ばれた内閣が官僚、省庁を統率出来ないことと同じなのです。

日本は気を緩めると、このようなことを繰り返すのです。

マスコミと裁判所、検察も官僚寄りです。

これら統率不在と硬直化を是正しない限り、ギリシャ、イタリアのようになるだろう。

最重要は、官僚の上に立ち、統合指揮出来る内閣が不可欠です。

最悪は官僚のいいなりで、少なくとも対峙することから始め統率にいたるべきです。

どうか皆さん、最善の選択をお願いします。





何か変ですよ5 : 選挙に臨んで
*要約 : 日本の現状はどうなのか?未来は? 懸念すべき問題が膿のように溜まりつつある。それは日本の独りよがりが生んだもので、社会の膠着化が重度に進行中です。

何か変ですよ6 : おかしな選挙の争点 
*要約 : 囃し立てられている消費増税反対について考えます。最初に増税と公共投資の関係を簡単な経済理論で理解します。次いで増税が不況をもたらしたと言うデマを検証します。

何か変ですよ7 : 当てにならないエコノミスト 
*要約 : 著名なエコノミストが如何に当てにならないかを、日米のここ半世紀から見ます。政府やエコノミストは大きな誤算を繰り返し、制御とはほど遠いのです。

何か変ですよ8 : 協調か、排他か 
    要約 : 将来、世界で起きることが日本に災いをもたらし、拒否できるものではないのです。資源枯渇に対して、自給率向上を目指して排他的になるべきか、それとも世界と協調すべきか。


何か変ですよ9 : 守るか、変えるか
    要約 : 今の生活を守る為に社会変革を拒否するのか、実施するのか。未来を守るためには深刻度を増す失策を廃止しなければならない。原発を取り上げ、その是非を見ます。

何か変ですよ10 : 社会の硬直化
    要約 : 原発政策には日本社会の暗部、社会の硬直化が如実に現れていました。原発と農業保護に代表される硬直化の蔓延とメカニズム、その被害状況を見ます。


 保安院と東電

< 保安院と東電 >

何か変ですよ11 : その根源は何か
    要約 : なぜ大きな損害を招く硬直化が起き、それを改めることが出来ないのかを見ます。日本の社会は、まるで全体が硬直化を推し進め、食い止める手立てを無いようです。

何か変ですよ12 : 日本病 
    要約 : 硬直化の最大要因「日本病」を見ます。これは「内集団ひいき」が引き起こすマイナス面で、プラス面は日本の良さもでもあるのですが、野放図にしておくと弊害を生むのです。

何か変ですよ13 : 政局混乱に対処する
    要約 : 現在の政局は、ヒトラーが実権を握っていく状況と酷似しているのです。当時のドイツ政治の問題点を振り返り、日本の政治がどうあるべきか、何をしてはならないかを見ます。


何か変ですよ14 : 軍備か宥和か
    要約 : 北朝鮮のミサイルを例に、日本が取るべき道とは何かを探ります。そのために、無血革命と呼べる東欧の開放、ベルリンの壁崩壊を例に、平和には本当は何が必要かを見ます。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。









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