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今回は、淡路島北部の山村を歩き、桜の名所や遺跡を紹介します。
訪れたのは2020年3月26日でした。
< 2.散策マップ、上が北 >
上: 青線が散策ルート、Gがスタートでゴール地点です。
中央: スタート地点Gは本四仁井バス停から少し下った小田の滝です。
青線を時計回りに歩きました。
赤矢印のAは小田の滝、Bは浅野公園と不動の滝、Cは早良親王陵です。
黒矢印は今回歩いた中で最標高地点です。
今回は10時頃から歩き始め、浅野公園で弁当を食べて、2時過ぎに元の地点に戻って来ました。
登りの合計は300mほどです。
< 3. 小田の滝 >
上: この橋は浦川に架かっており、この川は東浦バスターミナルの横を流れ、大阪湾に流れ込む。
橋の向こうを左側に降りて行くと滝に行けるはずです。
中: 少し川を遡ってみたが、荒れていて行くのを断念した。
下: 小田の滝を離れ、道を登って来た所からの眺め。
< 4. あわじ花さじきを望む >
上: 畑は蓮華草が今や盛りと咲いていました。
中: 道から北側を望む。
右奥にあわじ花さじきのある丘陵部が見える。
左に神戸淡路鳴門高速道路が見える。
下: 道から南側を望む。
枝垂れ桜、遠方の山に山桜がちらほら見える。
あの山の頂き辺りに常隆寺があるはずなのですが。
< 5. 3kmほど登り坂が続く >
上: 左側(南)の景色。
中: 登りが延々と続く。
見晴らしが良く、舗装された道なのだが、木立の日陰が無く、盆地の為か風がない。
汗が噴き出して来る。
下: 来た方向を振り返ると、大阪湾が見えていた。
< 6. 峠を越えたと思っても >
上: 一つ峠を越えても、また手前に山が迫って来る。
中: 山桜が満開でした。
下: 一番高い峠を越えたので、瀬戸内海が見えた。
< 7. 有難い標識 >
中央: 地名と矢印を示す標識が、主要な道の分岐点に立っており、助かった。
この十字路を左に曲がると浅野公園に行ける。
下: この池の向こう、左側に浅野公園がある。
< 8. 浅野公園 >
上: 桜は未だでした。
一本だけが満開になっており、地元の中学生がピクニックに来ていた。
左下: 浅野公園の奥の階段を下ると、不動の滝がある。
右下: 不動の滝。
< 9. これから仁井に戻る >
上: 先ほどの池の横の道を右側に下って行く。
中: この道沿いには桜の木が植わっているが、開花は未だでした。
眼下に瀬戸内海が見える。
下: 舗装された車道から脇に逸れて、下って行くと高速道路が見えて来た。
< 10. 高速道路の横を進む >
上: 急な下り道を行く。
下りは足に応える。
中: 高速道路の下を横切る。
下: 今度は高速道路沿いを進む。
写真は振り返った所。
下った後の登りは気落ちする。
< 11. 仁井トンネル >
上: 左下に高速道路の仁井トンネルが見える。
山を右側に迂回している道を行く。
中: 急に前方が開け、道は左右に分かれる。
するとその手前右側に標識が見え、「早良親王墓」とある。
標識の示す小道を進む。
下: 右手に池が見える。
< 12. 早良親王墓 >
上: 早良親王墓。
彼は日本最大の怨霊と言われ、天皇と貴族が祟りを恐れ長岡京から平安京に急いで遷都した話は有名です。
彼は天皇家の後継争いに巻き込まれ、淡路島への流刑の途上で亡くなった。
そしてこの地に埋葬された。
まさか、こんな寂れた山の片隅に彼の墓があるとは思わなかった。
この親王の兄にあたる桓武天皇は、彼の為に近くの常隆寺に七堂伽藍を建て、勅願寺としている。
後に奈良に移葬され神社に祀られている。
他にも天皇家など高貴な人々が淡路島に流刑になっていた。
それにしてもこの場所がなぜ選ばれたのだろうか。
今は、墓のある小山は鬱蒼とした木々で覆われているが、これが無ければ、中央の写真のように、大阪湾を眼下に一望できる見晴らしの良い高台です。
更にうがった見方をすれば、常隆寺-早良親王墓-京都はほぼ一直線上に並ぶ。
中央: 眼下に東浦、大阪湾が見える。
下; 北側を望むと本四仁井バス停の駐車場が見える。
< 13.仁井に戻って来た >
桜や菜の花が満開で美しい。
空は曇り初めていた。
下: 小田に向かって下る。
車に乗って帰る。
今回の行程は、舗装された道を歩くので良かったが、上り下りが辛かった。
見晴らしは良いのだが風が無いと、この時期はもう暑い。
前回の諭鶴羽山登山では、スマホのグーグルマップは役に立たなかったが、今回は役に立った。
最後に歴史的な遺産に巡り会えて、良かった。
終わります。