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今回は、イスラム寺院と蘭州ラーメンを紹介します。
< 2. イスラム寺院に向かう >
イスラム寺院が見える通りで車を降り、ここから歩いて行きます。
上下の写真は、この通りの東西方向を撮ったものです。
今まさに、地下鉄工事がこの通りで進んでいます。
下の写真に、兰州西关清真大寺が見えます。
< 3. 大病院が見えた >
歩いて行くと、人混みが増えて来ました。
大病院でした。
病院の入り口は、人で一杯でした。
まだコロナウイルスが始まっていませんでしたが。
< 4.兰州西关清真大寺 >
おそらく蘭州市で最大のモスクでしょう。
夜はライトアップされ綺麗だそうです。
言い伝えでは明時代まで遡るらしいが、清の時代、1687年に創建され、1729年に再建された。
甘粛省には回族が5%おり、東の端になる蘭州にも同率ぐらい暮らしているでしょう。
回族は言語・形質的には漢民族でイスラム教を信仰する民族です。
回族は中国ムスリム2000万人の半分を占める。
私が町を観光している間、思ったよりムスリムの服装(つばなしの帽子、へジャブなど)の人を見かけなかった。
< 5. 兰州西关清真大寺に入る >
門をくぐり、前庭に入る。
前庭に数人の信者らしき老人が椅子に座り、のんびりと過ごしていた。
今まで、トルコやモロッコ、エジプト、ボスニアヘルツェゴビナなどでモスクを見て来たが、建築様式や配置が異なる。
尖塔と半球ドームのモスクの組み合わせはおなじであっても、モスクへの階段が如何にも中国王宮風でした。
面白いのは、階段に盆栽が並んでいることです。
今回、中国の寺院を巡っているとホントに多くの盆栽を見ました。
モスクの中には入れませんでした。
特に女性はダメなようです。
< 6. 兰州西关清真大寺のモスク >
下の写真は、モスクの階段前から入り口の方を見下ろした。
今回の中国旅行の目的の一つに、地方の少数民族の状況を知りたかったことがありました。
中でも回族には、強制収容所(中国側発表で職業訓練所)の問題や、過去にテロと弾圧のニュースがありました。
蘭州のある甘粛省は、暴動のニュースがよく知られた新疆ウイグル自治区の東隣にあります。
私が日中一日、観光した分には異常さや緊張感はまったくありませんでした。
警察官が警備の為に街中に立っている姿をまったく見かけませんでした。
現地の人の感想では、取り締まりをしたおかげで、安心出来るようになったとのことです。
もともとこの地は平穏だったのかもしれませんが。
日本で治安を危惧していたが、まったくの杞憂に過ぎなかったようです。
日本人とって、蘭州は砂漠に隣接する山間の都市、かつてのシルクーロードの古い街ぐらいのイメージしかない。
しかし、ここも中国の大躍進を受けて、間違いなく発展していた。
将来、この地が世界のレアメタルや石油生産を担うようになるかもしれない。
けして無縁ではいられない。
< 7. 五泉山公園の前 >
イスラム寺院を離れ、五泉山公園の前に来ました。
車を降りて、昼食のレストランまで歩きます。
この辺りも高層のビルはあるが、少し古い感じがします。
下: 五泉山公園の前の広場が見える。
私が立っている所は陸橋の上です。
下は幹線道路と列車の線路です。
< 8. 五泉山公園の前の陸橋 >
陸橋を渡り、五泉下広場に向かいます。
< 9. 五泉下広場 >
大きい広場ですが、少し殺風景な気がしました。
広場を様々な店舗が囲んでいます。
この広場の北端の角にあるラーメン店に行きます。
< 10. 金强牛肉面 >
現地ガイドが昼食にこの店を選んでくれた。
13:00過ぎに入ったのですが、広い店内のテーブルは勤め人などでほぼ満席でした。
メニューは何種類かあり、妻と私の分で二種類注文した。
スープの味はさっぱりしていて、ほど良く、辛い分も私にはぎりぎりセイフでした。
麺も違和感はなく、美味しかった。
驚いたのは、スープの量が多く、肉が少ないことでした。
ガイドの話では、元々蘭州牛肉麺の肉の量は多く無いそうです。
一番驚いたのは、一杯100円以下だったことです。
他のメニューを加えても、一人150~200円ぐらいで済みます。
今回の中国旅行で、最も安く、美味しく、腹一杯になった料理でした。
この店は、現在5~10万元(75~150万円)で加盟店を募集しており、急拡大中です。
繁盛間違いなしです。
次回に続きます。
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