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今回は、2回目の新幹線からの車窓風景を紹介します。
開封から蘭州まで行ったのですが、西安までを紹介します。
開封のホテルと開封北駅も簡単に紹介します。
< 2. 新幹線のルート、上が北 >
赤線が今回の新幹線乗車ルートで、黒線が前回の北京―開封間ルートです。
今回の走行距離は約1200kmで乗車時間は6時間3分、乗り継ぎはありません。
この高速の直行便G2023は1日1回で、朝9:17発、15:20蘭州西着です。
この間を在来の直行列車で行くと、14~18時間かかり、夜行が多い。
蘭州まで新幹線が行けるようになったのは2017年からです。
現在、中国は凄い勢いで新幹線ネットワークを整備しています。
飛行機は早くて良いのですが、空港が不便な位置にあるので、移動が数百km以内なら新幹線の利用がお薦めです。
概ね、新幹線料金の方が航空運賃よりも安いことが多い。
今回、新幹線を選んだのは、車窓の景色を楽しみたいのと、両都市から空港が遠いためでした。
< 3.开封银祥酒店(开封鼓楼广场清明上河园店) >
私達が2泊したホテルを紹介します。
今回の中国旅行で、最もフロントスタッフが素晴らしかった。
建物が少し古く、正面玄関が少し路地に入った所にあるのが残念だが、後はまったく問題なかった。
鼓楼通りに面しているので夜市も直ぐに行け、バスの利用も交差点から何処へでも行けます。
私は最後の日、朝早く出発して新幹線に乗るのが不安だったので、フロントに色々相談した。
彼女らは、数人がかりでタブレットの自動翻訳を使い、笑顔で親切に対応してくれた。
タクシーを呼ぶ時間も決めてくれ、当日の朝、予定通りにタクシーは来た。
他のホテルではここまで親切ではなく、大きなホテルほど愛想がなかった。
開封に行かれる方には、このホテルはお薦めです。
< 4. 開封北駅にて >
この駅は新幹線の駅で、私が北京から到着した駅です。
幾つかのエピソードと利用について紹介します。
乗車について
ここは北京西駅と異なり、入場口は一つしかなく、パスポートを見せなければならない外国人は、数ヵ所のゲートの内、係員が立っている所に行けばよい。
ここで切符とパスポートを見せ、荷物検査を受けて入場する。
切符売り場はこの入場口から外側を右に行った所にある。
次いで、直ぐエスカレーターで2階に上がる。
これは蘭州行き、西側行きの列車に乗る場合の事です。
反対行きの場合は、おそらく1階の待合室で待ち、改札を経て反対側の2階ホームに上がるのでしょう。
写真3枚: すべて2階待合室の様子。
広いので立って待つことは無いようです。
売店、トイレもあります。
中央: この電子掲示板はホーム側に面した中央上部にあります。
この下が改札口になります。
列車到着の前になると、数ヵ所の改札口に人が並び始め、私はここでも係員のいる所に並び、ホームに入りました。
助けられたエピソードを紹介します。
入場時の荷物検査で、妻は係員に止められ、中国語の厳しい口調で注意された。
私達は訳が分からず立ち往生していると、並んでいた40代前半の男性が英語で「ナイフがあるので、出してください」と教えてくれた。
妻がスーツケースを開け、小型の万能ナイフを取り出し、係員に見せた。
これで無事、取り上げられることもなく通過出来た。
今一つは、私は「停車中の列車にスムーズに乗れるか?」が不安でした。
そこで待合室で、近くいる若い女性に切符を見せながら「私の乗る車両はホームの何処に着くでしょうか?」と尋ねた。
すると彼女は快く、「教えましょう」と言ってくれた。
私が改札を抜けると、彼女は私達をホームのある場所に案内し、ここで待ちなさいと教えてくれた。
周辺には何の表示もなく、他の乗客は皆、何故か私と違うところに並んでいた。
不安な時が流れたが、停車した列車の乗車口はぴったりと合っていた。
彼女は違う車両に乗った。
不思議な女性でした。
彼女は旅行客ではなく、新幹線を日常的に利用しているようでした。
しかし親切な人がいるものです。
実は、開封でタクシーを計4回利用したのですが、良いものも悪いものもあった。
開封北駅のタクシー乗り場からとホテルで予約したタクシーは、親切で問題はなかった。
しかし街中で流しのタクシーを拾った2回については、少し問題があった。
一つは、目的地の手前数百メートルで降ろして、後は歩いて行けと言い、きちっと料金は取られた。
どこかに急いで行く途中だったのだろう。
もう一つは、料金を高めに取られたことです。
もっとも高いと言っても額は小さいが。
< 5. 開封から洛陽龍門へ >
車窓風景の写真は時間の順に並んでいます。
この4枚は開封から洛陽龍門までの約1時間ほどの景色です。
私は進行方向右、つまりいつも北側を見ています。
途中、鄭州東と他に一つの駅で停車しています。
< 6. 洛陽龍門周辺 >
この4枚の写真は、洛陽龍門駅に入る所から、15分間ほど走った景色です。
ここは歴史的に有名な古代王朝の宮殿が幾たびも造営されたところです。
今はその面影はないが。
黄土高原が迫って来た。
< 7. 渑池南站まで >
洛陽龍門駅から25分のところにある駅で、停車しません。
一番下の駅が渑池南站です。
< 8. 幾度も黄河に出会う >
一番下の写真は黄河だと思います。
この辺の走行では、曲がりくねった黄河を幾度も渡って行くことになります。
ここを過ぎれば黄河は大きく曲がり、北上していきます。
巨大な山脈の谷間を流れる黄河沿いのこの地域、洛陽からこの辺りまでは、古来より西安にとって要衝の地でした。
詩に謳われた函谷関を既に過ぎたようです。
これから中原ではなく、関中に入って行きます。
残念ながらガス(黄砂?)がかかり、小雨が降りそうな天気、さらに窓ガラスも汚れていて遠くが見えず、良い写真が撮れなかった。
< 9. 渭南北駅 >
この辺りは西安のある広大な盆地で、高層ビルが乱立するようになった。
上から二枚目の写真は、停車した渭南北駅だと思います。
< 10. 西安北駅に到着 >
今回の移動の約半分を来た。
3時間弱の乗車でした。
この駅が今回のルートでは鄭州東と並んで最も大きい駅です。
西安には数々の遺跡がありますが、以前観光しているので、今回は省きました。
下2枚: 車内の写真。
これは2等席です。
シートの幅、前後が狭いとは思いません。
ただ横方向に2席と3席が並ぶので、夫婦で旅行する時は、2席の所に座りたい。
今回、そのようにしました。
次回に続きます。