20190311

北欧3ヵ国を訪ねて 56: オスロ 15: アーケシュフース城





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今回は、海岸に面した丘に建つ古城、アーケシュフース城を紹介します。
北欧で訪れた城の中では最も郷愁を誘う佇まいでした。







 
< 2.散策ルート、上が北 >

上: 赤枠が今回紹介する範囲です。

下: 赤線が散策ルートで、Sから初めて半時計周りに進みEに戻りました。

時間が無く、あまり興味もなかったので城の建物内には入りませんでした。
城の敷地内にあるノルウェー抵抗運動博物館には入りました。
ノルウェーの現代史、第二次世界大戦に関心がある方は参考になると思います。
後に紹介します。

散策したのは2018年6月6日の11:00~12:00で、途中、ノルウェー抵抗運動博物館を見ています。










 
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上: 北側のウオータフロントを見ています。
前日、ボートで右側の港に着岸しました。

下: この城壁の上の道から港を見下ろしています。




 
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下: 湾奥右手に見える茶色の建物がオスロ市庁舎の一部です。



 
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左上: 衛兵の少年が観光客に人気で、また可愛い。
右上: 城の西側にある砲台に向かって下ります。

下: ほぼオスロ湾の西側を見ています。






 
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下: この建物が最も重要な城の建物なのでしょう。
撮影している私の後ろ、海側に砲列があります。

この城は、1299年に創建され、1527年、火災に遭い大部分が焼失した。
1600年代前半に宮殿として改築され、城壁も造られた。
敵軍に9回も包囲されたが、一度も陥落することはなかった。
現在は公式行事が行われ、王室関連の亡骸が城内に埋葬されている。



 
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上: 砲列は西側、オスロ湾に向かっています。

下: 小さな門をくぐり抜け、砲台を振り返った。




 
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上: 先ほどの門から多くの観光客が出て来た。

下: その門の右側、城の建屋を眺める。



 
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上: ほぼ上記と同じ位置から、これから戻る方向を望む。

下: 真直ぐ進み、右に折れると、最初に入って来た場所に戻ります。

一部、軍事関連の施設が有り、通れないところがあります。


次回に続きます。




20190308

平成の哀しみ2: 身近な変化

 


平成に起きた身近な変化を見ます。




1989年以降、身の回りで起きた事

1. 民間給与は一度大きく下がり、その後ゆっくり下がっている。
2. ブラック企業が増えた。
3. サービス業で働く高齢者が増えた。
4. 失業率は長期に悪化していたが、ここ数年良くなった。
5. 金利は年々が下がっているが、ここ数年、株価は上昇した。

6. グルメと健康のTV番組が増えた。
7. 露天風呂の人気が定着した。
8. AKB48などのグループアイドルが活躍。
9. オーム真理教や幸福の科学が注目された。

10.若者の海外留学が減った。
11.投票率は年々低下しているが、特に若者で著しい。
12.所得の低い非正規雇用が増え続けている。
13.スマホやSNSが普及し、TVや新聞、書籍の視聴が減少。
14.平均初婚年齢が上昇中。

15.メイドイン中国は当たり前。
16.かつての優良メーカーに勢いが無く、外国人社長が増えた。
17.海外からの観光客や労働者が増えた。
18.介護サービスが定着した。
19.世論調査で生活の満足度は低下傾向にあったが、ここ10年は上昇。

20.「ゴーマニズム宣言」「年収300万円時代・・」が一世を風靡。
21.高視聴率だった報道番組ニュースステーションが終了。
22.嫌韓や嫌中が露骨になり、大戦時の問題が蒸し返されている。
23.ネットウヨの隆盛。


次回に続きます。





20190306

北欧3ヵ国を訪ねて 55: オスロ 14: 歴史博物館




< 1. 歴史博物館 >


今回は、歴史博物館と王宮周辺を紹介します。
それとヴィーゲラン公園を出て上記2ヵ所を巡り、次にアーケシュフース城までの行き方について紹介します。
写真は2018年6月6日、9:00~11:00の撮影です。


 
< 2. 観光ルート、上が北 >

上: 左上のヴィーゲラン公園を出て、右下のアーケシュフース城までのルートを示す。
赤線が徒歩、青線が2種類のトラム、黒矢印が歴史博物館、黒枠がアーケシュフース城です。
途中の赤線は王宮前の公園を抜けていく徒歩ルートです。

下: アーケシュフース城に行く為に、青線のトラムを下車し、黄色線のルートを歩き、城内に入った。


 
< 3. トラムのFrogner plass駅 >

上: 左に折れて行くと王宮の方に行きます。

下: 乗るトラムがヴィーゲラン公園の方からやって来ました。

オスロのトラムの乗降は一切、切符のチェックがありません。
一度、無賃乗車のチェックで捕まっていた人を見たことがありました。

路線12番のトラムを利用し、王宮近くまで行きます。
実はここまで歩かなくとも、ヴィーゲラン公園の正面ゲート前にVigelandsparken駅があり、同じ12番線が利用できました。
下車駅はRuseløkkaです。

このような目的地に行く為のバスや地下鉄、トラムのルート選択は、事前に日本でグーグルマップで調べておきました。
非常に役立ちました。
バス停の位置が、少し正確でない時もありましたが、ストリートビューで詳細に調べることで多くは解決しました。
時間はかかりますが。


 
< 4. トラムの様子 >

上: トラムのFrogner plass駅の表示。
路線図と路線の駅、時刻表が分かります。

下: これは乗ったトラムの車内です。
これは新しい車両ですが、他では古い車両にも乗りました。

一つ北欧らしいエピソードを紹介します。
私が中心街のトラムを乗っていた時のことです。

停留所でおばあさんが一人乗って来ました。
トラム内には若干空席がありました。
すると二人掛けの椅子で喋っていた二人の女性が、すくっと立ち上がりました。
そのおばあさんは、その二人掛けの椅子に座り、二人の女性は別の補助椅子を起こして座りました。

はたで見ていると、大げさな誘いや感謝などは無く、実に自然な行動でした。

彼女らは少しでも高齢者には楽に座って欲しいと思ったのでしょう。
日本でこのようなことは起きないでしょう。



 
< 5. 王宮周辺 >

上: 王宮側から今来た道を見ている。
トラムのRuseløkka駅を降りて、緩い坂道を王宮に向かって歩きます。

下: 同じ位置から王宮を見上げる。


 
< 6. 王宮 >

上: 王宮。
入りませんでした(夏季のみ、ガイドツアーで見学可)。
この建物は1848年の完成で、銅像は当時のカール・ヨハン王です。
この時期、ノルウェーはスウェーデンの支配下にあり、彼はスウェーデン王でした。

観光客と集団の学生の見学者が多かった

下: ちょうど反対方向を望む、カール・ヨハン通りがオスロ駅まで一直線に伸びている。


 
< 7. 王宮の公園 >

上: 王宮前に広がる公園を抜ける。
振り返った所。

下: 鳥がさえずり、落ち着ける所でした。

 
< 8. 歴史博物館 1 >

上: 1階、中世展示室。
木造教会模型の右奥に学生が円陣を敷いています。
この円陣の中央の床にヴァイキングの丸い木造の盾が置かれていました。
彼らはヴァイキングの歴史を学芸員から聞いていたようです。

下: ヴァイキング時代の船の風向計らしい。

この博物館は4階まであるのですが、工事中(展示の模様替え)の為か展示は少ない。
メインであるはずの中世も含めてヴァイキングの展示も少ない。
これに比べデンマークとスウェーデンの博物館の展示は豊富でした。



 
< 9. 他の展示 >

左: 1階の同じ中世展示室。
石碑がありましたが、スウェーデンで見たルーン石碑とは異なるものでした。
外形は三角形で赤色、前面には馬などの絵が刻まれ物語を描いているようでした。
これはDynnastoneと呼ばれるもので、聖書のキリスト降誕の場面を描いているらしい。
ヴァイキング時代の終わり、ノルウェーにキリスト教がもたらされた11世紀頃のものです。

右: 中国製の工芸品でしょうか。

この博物館の展示に、ノルウェーの中世以外に、古代エジプト、世界各地の民族衣装、そして北米とユーラシアの北極圏の民俗展示があります。
北極とその周辺の民俗展示は、日本のアイヌも含めて文化の共通点が見られて面白かった。

残念なことは、全体に規模が小さいことです。



 
< 10. アーケシュフース城に向かう >

上: 国立劇場前からトラムに乗ります。
奥の方に向います。
ここで路線13か19のトラムに乗り、Øvre Slottsgate駅で降ります。
途中停車駅はなし。

下: Øvre Slottsgate駅を降りた所。
これから右に折れて進みます。



 
< 11. アーケシュフース城の城壁が見えて来た >

下: 左の方に入り口の一つがある。
入口は何か所もあり、分かり難い。
城内に入るのに入場料は必要がなかったようです。
建物の中に入るには入場料がいるはずですが、オスロ・パスがあれば無料です。
私は建物中には入らず、城内敷地を巡った。
けっこう古城の雰囲気を楽しむことが出来ます。





 
< 12. いよいよ入場 >

上: 城内の地図。
非常に敷地は大きく、私が入念に見て回ったのは地図の上半分で、ノルウェー抵抗運動博物館もあります。

下側には美術館やArmed Forces Museum (Norway)があります。

ノルウェー抵抗運動博物館とArmed Forces Museum (Norway)に入りました。
この2つではノルウェーの半世紀前の苦しみと、その後の世界平和への貢献がわかります。

次回に続きます。



























20190304

平成の哀しみ1: はじめに





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今年で平成の年号は終わります。
これから日本はどうなるのだろうか?
その兆しは平成にあるはずです。
これから平成を振返り、探って行きます。


 
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平成は1989年から始まったが、何が起きていたのか?
特徴的な事件、経済、政治は・・

国内では
1. 大震災が二度起き、大きな原発事故が起きた。
2. バブル崩壊が三回あった。
3. 汚職事件で自民党、不祥事で官僚への信頼が低下した。
4. 万年野党が二回政権を担った。
5. 経済は長期停滞し日本の地位は低下し続けている。
6. 国も地方も累積赤字が増大している。
7. 右翼的な言動が熱を帯びて来た。
8. しかし平成の終わりは経済好調で終わるようだ。


海外、特に欧米について
1. ソ連が崩壊した。
2. テロとの戦いが始まった。
3. 米国の覇権、EUの団結に陰りが見え始めた。
4. 中国の経済力と影響力が増している。
5. 右翼政党が勢力を増している。
6. 移民問題と格差拡大で不満が高まっている。
7. 世界は地球温暖化防止で団結するようになった。
8. 一方で世界は国から逃げ出す巨額の金への課税に対処できない。
9. 核兵器と原発への恐れが増した。
10.セクハラ被害の告発運動が起こる。

この中の幾つかが未来を決める兆しになるでしょう。


次回は、身近な変化を拾ってみます。