< 1. 歴史博物館 >
今回は、歴史博物館と王宮周辺を紹介します。
それとヴィーゲラン公園を出て上記2ヵ所を巡り、次にアーケシュフース城までの行き方について紹介します。
写真は2018年6月6日、9:00~11:00の撮影です。
< 2. 観光ルート、上が北 >
上: 左上のヴィーゲラン公園を出て、右下のアーケシュフース城までのルートを示す。
赤線が徒歩、青線が2種類のトラム、黒矢印が歴史博物館、黒枠がアーケシュフース城です。
途中の赤線は王宮前の公園を抜けていく徒歩ルートです。
下: アーケシュフース城に行く為に、青線のトラムを下車し、黄色線のルートを歩き、城内に入った。
< 3. トラムのFrogner plass駅 >
上: 左に折れて行くと王宮の方に行きます。
下: 乗るトラムがヴィーゲラン公園の方からやって来ました。
オスロのトラムの乗降は一切、切符のチェックがありません。
一度、無賃乗車のチェックで捕まっていた人を見たことがありました。
路線12番のトラムを利用し、王宮近くまで行きます。
実はここまで歩かなくとも、ヴィーゲラン公園の正面ゲート前にVigelandsparken駅があり、同じ12番線が利用できました。
下車駅はRuseløkkaです。
このような目的地に行く為のバスや地下鉄、トラムのルート選択は、事前に日本でグーグルマップで調べておきました。
非常に役立ちました。
バス停の位置が、少し正確でない時もありましたが、ストリートビューで詳細に調べることで多くは解決しました。
時間はかかりますが。
< 4. トラムの様子 >
上: トラムのFrogner plass駅の表示。
路線図と路線の駅、時刻表が分かります。
下: これは乗ったトラムの車内です。
これは新しい車両ですが、他では古い車両にも乗りました。
一つ北欧らしいエピソードを紹介します。
私が中心街のトラムを乗っていた時のことです。
停留所でおばあさんが一人乗って来ました。
トラム内には若干空席がありました。
すると二人掛けの椅子で喋っていた二人の女性が、すくっと立ち上がりました。
そのおばあさんは、その二人掛けの椅子に座り、二人の女性は別の補助椅子を起こして座りました。
はたで見ていると、大げさな誘いや感謝などは無く、実に自然な行動でした。
彼女らは少しでも高齢者には楽に座って欲しいと思ったのでしょう。
日本でこのようなことは起きないでしょう。
< 5. 王宮周辺 >
上: 王宮側から今来た道を見ている。
トラムのRuseløkka駅を降りて、緩い坂道を王宮に向かって歩きます。
下: 同じ位置から王宮を見上げる。
< 6. 王宮 >
上: 王宮。
入りませんでした(夏季のみ、ガイドツアーで見学可)。
この建物は1848年の完成で、銅像は当時のカール・ヨハン王です。
この時期、ノルウェーはスウェーデンの支配下にあり、彼はスウェーデン王でした。
観光客と集団の学生の見学者が多かった
下: ちょうど反対方向を望む、カール・ヨハン通りがオスロ駅まで一直線に伸びている。
< 7. 王宮の公園 >
上: 王宮前に広がる公園を抜ける。
振り返った所。
下: 鳥がさえずり、落ち着ける所でした。
< 8. 歴史博物館 1 >
上: 1階、中世展示室。
木造教会模型の右奥に学生が円陣を敷いています。
この円陣の中央の床にヴァイキングの丸い木造の盾が置かれていました。
彼らはヴァイキングの歴史を学芸員から聞いていたようです。
下: ヴァイキング時代の船の風向計らしい。
この博物館は4階まであるのですが、工事中(展示の模様替え)の為か展示は少ない。
メインであるはずの中世も含めてヴァイキングの展示も少ない。
これに比べデンマークとスウェーデンの博物館の展示は豊富でした。
< 9. 他の展示 >
左: 1階の同じ中世展示室。
石碑がありましたが、スウェーデンで見たルーン石碑とは異なるものでした。
外形は三角形で赤色、前面には馬などの絵が刻まれ物語を描いているようでした。
これはDynnastoneと呼ばれるもので、聖書のキリスト降誕の場面を描いているらしい。
ヴァイキング時代の終わり、ノルウェーにキリスト教がもたらされた11世紀頃のものです。
右: 中国製の工芸品でしょうか。
この博物館の展示に、ノルウェーの中世以外に、古代エジプト、世界各地の民族衣装、そして北米とユーラシアの北極圏の民俗展示があります。
北極とその周辺の民俗展示は、日本のアイヌも含めて文化の共通点が見られて面白かった。
残念なことは、全体に規模が小さいことです。
< 10. アーケシュフース城に向かう >
上: 国立劇場前からトラムに乗ります。
奥の方に向います。
ここで路線13か19のトラムに乗り、Øvre Slottsgate駅で降ります。
途中停車駅はなし。
下: Øvre Slottsgate駅を降りた所。
これから右に折れて進みます。
< 11. アーケシュフース城の城壁が見えて来た >
下: 左の方に入り口の一つがある。
入口は何か所もあり、分かり難い。
城内に入るのに入場料は必要がなかったようです。
建物の中に入るには入場料がいるはずですが、オスロ・パスがあれば無料です。
私は建物中には入らず、城内敷地を巡った。
けっこう古城の雰囲気を楽しむことが出来ます。
< 12. いよいよ入場 >
上: 城内の地図。
非常に敷地は大きく、私が入念に見て回ったのは地図の上半分で、ノルウェー抵抗運動博物館もあります。
下側には美術館やArmed Forces Museum (Norway)があります。
ノルウェー抵抗運動博物館とArmed Forces Museum (Norway)に入りました。
この2つではノルウェーの半世紀前の苦しみと、その後の世界平和への貢献がわかります。
次回に続きます。