20180414

何か変ですよ! 113: 4/14神戸デモに参加して






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今日は、全国一斉神戸デモに飛び入りで参加しました。
大学時代以来のデモ参加でした。
参加した様子を簡単に紹介します。



 
< 2. デモ行進ルート、上が南 >

2018年4月14日12時30分に神戸市役所の東遊園地S地点に集合しました。主催者の簡単な挨拶の後、赤線に従ってデモをしました。
参加者が全員揃って、シュプレヒコールしながら、2列で行儀よく穏やかな行進を行いました。




 
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JR三宮駅の方を望む。


 
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私が公園に着くと、参加者は既に集合していました。
のぼりを見ると、各種労組から参加しているようでした。


 
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まもなく主催者の挨拶が始まりました。
挨拶は要領よく趣旨を述べられて終わりました。


 
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直ぐ2班に分かれて行進しました。
私は好きに紛れて加わり自由に動き回り、大声でシュプレヒコールを真似し唱えました。

まったく違和感はありませんでした。
皆さん、おそらく顔見知りが少ないのでしょう。
私が見たところ、個人か夫婦、友達の参加が多いようでした。
若い人は思ったより少なく、60や70才の個人参加者に驚きました。
きっと昔、学生時代にデモを経験された方かもしれません。
また女性も多い。
総勢、数百人(300から500人)ぐらいでしょうか。




 
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デモ行進中、すれ違う人のほとんどは無関心なようでした。
しかし、中には声援を送ってくれる主婦や、白人の観光客グループの全員が笑顔で声援を送り、関心を示してくれた。



 
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地図のE地点で自由解散となりました。
デモ時間は30ほどで終わり、私としては物足りなかった。

もっと熱気を帯び、衝突も覚悟していたのですが、声を張り上げている内に高揚感を感じたが緊迫感は無かった。
40年以上前の大学校内のデモでは、機動隊を前に使命感に燃え、不安と緊張したことを思い出しました。



あとがき

初めて参加し、参加者の中に強いに誠意や熱意を感じさせる人が少なからずいた。
それに比べ主催者の闘志や用意周到さに物足りなさ感じた。

また通りすがりのデモを見る目る人々の様子から、日本の現状、社会意識の現実をまざまざと思い知らされた。

参加者が一丸となって世間に「安倍辞めろ」を訴えたことですっきりしました。
また雨が降らなくて良かった。

最後に主催者の方と参加者に感謝します。
またあれば参加したいと思います。


終わります。








岡山と広島を訪れました 6: 縮景園 1





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今日は広島最後の観光になった、素晴らしい庭園を紹介します。
絶賛です!
日本の景観が凝縮されています。


 縮景園について

この名称は林羅山が「海山をその地に縮め 風景をこの楼に集めた」の意で名付けたとも言われている。
2年後に築庭400年になる。
広島藩主浅野家の別邸として広島城から800m東の京橋川沿いに造られた。
当時の築山は今と違ってほとんど芝生で覆われていた(侵入者発見の為)。

江戸時代、広島の大火で多くが焼失した後に、京都の庭師により現在のような様々な橋、建物、小川が設けられ池泉回遊式庭園が完成した。
戦前、この庭は浅野家から広島県に寄贈された。

しかし、これがまた原爆によって完全に破壊され、戦後の復旧によって今があります。
この隣地にある広島県立美術館は、浅野家の私立美術館「観古館」の跡に拡幅されて建てられた。


私達が訪問した日は素晴らしい快晴で、朝一番9時に入園したので空気も冷たく爽やかな散策を楽しめた。
65才以上は入園料と美術館入場料が無料で、両方を楽しみました。
ちょうどこの日から夜桜の鑑賞会が始まるところで、庭の桜が咲き始めていました。



 
< 2. 庭園マップ、上が北 >

私は地図上の赤矢印の方向に歩いており、写真もほぼその順に並んでいます。
今回は、Sから始めMまでを紹介します。


東西300mほどの敷地に日本の美観を代表する小山、林、せせらぎ、池、さらにそれらを愉しむ茶室、望楼、橋が、またそれらが逆に景観となるように織り込まれている。

この庭園を歩いていて最も驚嘆したのは、数m進むに従って山、川、池の景観が千変万化することです。
それは庭園中央の池の北側に造られている、うねるように続く小山を歩いている時に最高潮になる。
私は機械設計者でしたが、当時の庭師がここまで三次元の造形を完璧に成し得たことに驚嘆しました。
この驚きを写真で再現出来ないのが残念です。

また庭の管理者が数多く働いておられ、実に丁寧な作業をしておられました。
是非とも皆さんも一度行かれることをお薦めします。





 
< 3.入り口 >


 
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< 5. 最大の茶室、清風館(せいふうかん) >


 
< 6. 中央の池、濯纓池(たくえいち) 1 >

下の写真: 跨虹橋(ここうきょう)。
中心的な橋で、花崗岩で出来ており数少ない戦前からの建造物です。
この日はアスリート風の西欧系の若者達で橋が埋め尽くされ、遂に渡らず仕舞いでした。


 
< 7. 中央の池、濯纓池(たくえいち) 2 >

 
< 8. 池の西側を行く >

上の写真: 右の望楼、超然居は小橋で渡る小島に建っています。
この辺りも楽しめます。

下の写真: パノラマ写真。


 

< 9. 梅林 >

上の写真: 梅林とその後ろに美術館。

下の写真: 北側の起伏のある小山に入る。

この辺りで、最初に築山の造形美を思い知らされることになった。


 
< 10. せせらぎ 1 >

 
< 11.せせらぎ 2 >

少し小山を登り降りするだけで、何処かから導水されたせせらぎが池に何条も流れるのが見られ、その趣がまたそれぞれ違います。



 
< 12. 茶室、明月亭 >

上の写真: 明月亭は北側の小山の頂上にある。

下の写真: その頂上から東側を望む。
右側は庭園側で、左側は京橋川の堤になる。


 
< 13. 様々な景観 >

このように木々に囲まれた入り江のような池や、植栽が異なる起伏に富んだ林が散策道に連なる。



 
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次回は、縮景園の後半です。



20180413

何か変ですよ! 112: 誰の責任? 2





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前回失礼ながら、今の政治の腐敗と混乱の責任は国民にあると言いました。
これは自浄作用がなく暴走し続ける安倍政権には責任能力がないからです。
しかし私達には国を正常にする責任があります。
家族、伴侶、子供、孫たちの為に。


 
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はじめに

最も指摘したいことは、「国政トップの責任を云々する場合、事態が深刻なほど既に手遅れになっている」と言うことです。

既に見て来ましたが、ドイツ、日本、米国でトップが世論を操作し、開戦に持ち込んだ状況を思い出して下さい。
戦争が始まれば、まず破滅に近い状態まで進んでしまいます。
それを後になってトップの責任を問い刑に服させても後の祭りです(罪に問えない方が多いが)。

重要なことは、政治腐敗と権力者の暴走を国民の手で即座にストップすること、さらには未然に防止することです。



 
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* 今、直ぐに国民が果たすべき責任

暴走する安倍政権に責任能力はないので、先ずは何としてでも辞めさせる事が必要です。
残念ながら、政権与党に国会の議席を圧倒的多数与えてしまっているので、通常の手段(選挙)で倒閣は無理です。
しかし遅れれば遅れるほど暴走と権力集中が進み、取返しがつかなくなる。

ここは倒閣の世論を高め、各地で行われているデモに参加し、直接行動するしかない。

放送局の多くは政府の圧力に屈し安倍擁護に廻っていますが、幾つかの新聞や雑誌は安倍政権の虚構を暴露し続けています。
朝日、毎日、東京新聞、日刊ゲンダイ、東洋経済は、幾ら政府・与党・右翼から攻撃されてもジャーナリズムの責任を果たしている。

しかし、安倍擁護の放送局、新聞、雑誌、インターネットサイトは絶大な物量を誇っています。
ほとんど多勢に無勢と言うところです。

しかし今回の京都知事選では共産推薦の立候補者が敗れたとは言え44%の得票を得た。
これは政権与党(自民党)への批判が大きい。
倒閣の兆しは熟しつつある。


ここで、少し留意していただきたいことがあります。

・ デモは政治改革に残された正当な最後の手段です。

このことは「何か変ですよ! 110: 未来の壁 8」で説明しています。
日本人は市民意識が未だに成熟しておらず、諸外国に比べデモなどの集団的な示威行動が苦手です。
もっともデモを軽蔑する政府と与党の意識は後進国以下ですが。


・ 紳士的な行動をとるべきです。

安倍首相は自分(日本会議、ウヨ)の事を棚に上げて、よく「左派は人権無視」と言っているらしいが、右翼の挑発に乗って過激になることは避けたい。
政府はこれを取り締まり強化の口実にする(議席が多数)。
戦前、このことが治安維持法など民衆取り締まりの法案成立に繋がった。


・ リーク(内部告発)を守ろう。

最近とみに官庁サイドからリークが多くなり、安倍政権の虚構が次々と暴露されるようになったが、政権はこれに公然と圧力をかけ始めた。
本来、組織内の不正を暴く内部告発(リーク)は歓迎されてしかるべきで、これに圧力を掛けることは先進国では犯罪です(内部告発者保護プログラムがある)。
残念ながら民主主義が未発達な日本では政府が公然と取り締まりを宣言しても、奇妙な事に国民は怒りを示さない。
日本では公務員の内部告発が法的に守らていない(今回の腐敗を想定してか、骨抜きになっている、巧み)。

国民はこのことを理解し、リスクを冒して行ってくれるリークを温かく見守ってあげてほしい。


これらの努力が報われて安倍政権の倒閣が無事なったとしましょう。



 
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* 次なる責任とは

倒閣したから成功ではない、それはほんの始まりに過ぎない。

実は、今回の破局を招いた国民の責任には三つある。

A: 安倍を支えた自民党支持者、そして強固な右派や保守派です。

B: 安倍政権を危惧し、倒閣に立ち上がった人々。

C: 政治に無頓着な人々。


Aは確信犯であり、世界の右翼化や衰退に脅威を感じた人々と既得権益層です。

当然、今の政治腐敗と暴走を助長した彼らの責任が最も重い。
しかし、彼らは未整備な法や規制の目をくぐり抜けて行っているので、罪に問うことは困難です。
まして、彼らは自発的に非を認めたり、自ら行動を抑制することをしないだろう。
つまり、彼らに責任を問うことは無理なのです。

このタイプの人は己の行動原理が日本のかつての戦争を押し進めたことに戦後70年経っても未だに気がついていない。
彼らの暴走は、ドイツのように法による規制か、大きな世論による抑制でしか止めることは出来ない。


Bの人々に責任が無いとは言えないが、安倍批判を訴え続けた貢献は認めるべきです。

彼らがいなければ、日本はそれこそ世界200ヵ国中、最下位から数十番の低劣位国に早晩なっていたことでしょう。



Cの人々の責任が最も大きい。

これは奇妙に聞こえ、また怒りを感じ方もいるでしょう。

例えて言うと、まさに沈没しつつある船で多くの人が助かる為には、常軌を逸した人(A)や訓練された乗務員(B)よりは、多数の乗客(C)が如何に冷静に振る舞えるかにかかっています。

Cの人々は、悪意を持っていないが社会人として無自覚であり、人口が最も多い。
彼らが現状の危機に目覚め、社会人として政治的責任を果たさない限り、日本の衰退は止まらず、再生は潰える。

国民多数の自覚が得られない限り、例え安倍が政界から退場しても、いずれトランプを凌ぐ危険人物を生むことになる(日本の民主度、報道の自由度は既に米国よりも低いので)。



 
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* 政治に無頓着な人々に望むこと

彼らは、現実社会はこのまま何事もなく過ぎていくと感じている。

少し深入りしてみても、せいぜい官僚がサボり、社会が少し右傾化しているが、株価は上昇しているからいいじゃないかと思うぐらいでしょう。


ここで安倍政権をこのまま放置してはならない理由を簡単に要約します。
彼らが以下の事をどれだけ理解するかに掛かっている。

・ 官僚は国民を欺き、国民を完全に無視するようになった。

彼らは政権首脳の利権(縁故主義)、経済界優先の政策実行、そして失政隠しや擁護の為には、あらゆる隠蔽、文章・データー捏造、虚言を行うようになった。

今回、腐敗が暴かれていなければ、国民は騙されたままあらゆる便宜供与、格差拡大を招く政策、言論弾圧、経済破綻危機、国際緊張などが亢進しただろう。

このようになったのは安倍政権が官庁を恣意的に操り、監督を怠ったと言うより国民に奉仕すべき官庁に手抜きや倫理崩壊を促した結果と言える(ずさんな文書管理、繰り返す虚言)。
さらに、批判的なマスコミを裏で弾圧し、御用新聞・論者・議員による露骨な擁護キャンペーン、さらに内部告発を妨げる法施行などで、国民に真実が見えなくなったことが大きい。
これらすべてが安倍政権下で益々強力に押し進められいる。


・ 経済政策は基本的にバブル頼りと短期成果狙いで、ほとんどの国民は長期的に所得と福祉の低下に見舞われ、さらに国の財政破綻を早めるだけに過ぎない。

安倍政権の政策の要は米国流の自由放任経済とマネタリズムの踏襲で、巨大バブルの来襲と長期的な格差拡大が必然です。
日本は人口減が大きい為、米国のような経済成長は期待できず、米国でここ30年間で起きた90%の国民の所得減だけが実現するでしょう。

さらに日本は米国以上の未知の危険な領域に踏み込んでしまった。
それは世界に類を見ない財政悪化状態で行われている、急激で巨大な貨幣供給、日銀の膨大な国債引き受けと大量の株購入です。
これらにより、今進みつつあるバブル崩壊次第で甚大な被害が出る。


・ 他の問題の一部

弾圧されて真実を伝えなくなったマスコミ、シビリアンコントロールが効かない自衛隊、米国追従と隣国敵対外交、日本の先進国を示す指標が軒並み低下など。


おそらく無自覚な人々は、これらの問題を気に掛けていない。
彼らも、少し疑って調べれば恐ろしさを理解できるはずです。
人気の学者が太鼓判を押しているから経済は大丈夫と考えるのは危険です。
絶えず繰り返されたバブル時にはいつもこのような泡沫学者は居たのです。

既に述べて来たように、世界に目をやり、世界の歴史を知り、未来を予測するようになればわかります。

そして、彼らが社会的・政治的責任を自覚し選挙行動を行えば、日本は衰退と破綻から免れ、再生を促す可能性が出てくるのです。


次回に続きます。