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これから数回に分けて龍野を紹介します。
ちょうど桜が満開で、快晴にも恵まれました。
訪れたのは2020年4月7日でした。
< 2. 散策ルート、上が北 >4
上: 黄色の枠が今回紹介する龍野の城下町です。
揖保川がこの城下町のすぐ横を流れ播磨灘に注ぎます。
龍野市はこの城下町を中心にして、南は海岸に達し、東に姫路市、西に相生市で接しています。
下: 散策ルート。
歩いたのは概ね1km角の範囲で、歩行距離は約6km、標高差は100mぐらいです。
黒線が散策ルートで、下の駐車場Sから始め、番号順に進み、また駐車場に戻って来ました。
赤枠の観光スポット
S : 龍野(川原町)観光駐車場
1: 常照寺、片しぼ竹
2: 龍野動物公園、市民グランド
3: 赤とんぼ歌碑、三木露風立像
4: 野見宿禰神社、展望台
5: 龍野神社
6: 聚遠亭
7: 龍野城、龍野歴史文化博物館
8: 三木露風生家
9: 醤油の郷、大正ロマン館
10: 圓光寺
< 3.龍野(川原町)観光駐車場を出発 >
上: 右が駐車場、左が揖保川の下流です。
駐車場は二三十台分のスペースがあり無料です。
道路から入り易く、トイレもあります。
コロナの関係で観光客が少ないのか、駐車場は空いていました。
ただ注意が必要なのは、駐車場探しです。
始め、町の中に入って中心部に停めようとしたのですが、道が狭いので戻り、ここにしました。
散策していると他にも駐車場がありましたので、十分に道を調べた上で行って下さい。
下: 揖保川の上流方向です。
< 4. 十文字(どじ)川に沿って進む >
下: 右が十文字川、左に片しぼの看板が見える。
片しぼ竹はマダケの変種で、国の天然記念物に指定さている。
私は見ていませんが。
< 5. 常照寺 >
上: 常照寺。
入口の桜が綺麗でした。
これを見て、この先で素晴らしい桜が見られると期待が膨らみました。
下: 古い門構えの塀の上に鯉の置物が見えました。
< 6.龍野動物園に来ました >
上: 十文字川から左に外れ、住宅地を抜けて公園に入り、さらに登って行くと動物園が見えた。
公園には数組の子供連れのお母さんがいたが、動物園には夫婦やカップルがちらほらいた。
花見や散歩のようです。
< 7. 桜 >
ほぼ満開のピークを過ぎ、風が吹くたびに花吹雪が舞っていました。
まさに日本の風情を感じることが出来ました。
< 8. 赤とんぼ歌碑 >
上: 三木露風が作詞した「赤とんぼ」の歌碑です。
彼はこの城下町で生まれ、東京の大学に行くまでここで暮らした。
下: 三木露風の立像です。
< 9. 野見宿禰神社に向かう >
上: 野見宿禰神社に向かって登り始めた道から下を振り返る。
三木露風の像を過ぎて直ぐ、小川沿いに登る道があった。
下: ここは国有林で、檜皮葺(ひわだぶき)の檜皮を採集する林だそうです。
周囲の林は、比較的整備されているようでした。
< 10. 野見宿禰神社が見えた >
上: 登坂中に上を望む。
下: 稜線に出た所から、神社を見上げた。
露風の像から、ここまで標高差は90mぐらいでしょうか。
この階段を昇る気がしませんでした。
反対方向に展望台があり、ここで弁当を食べた。
< 11. 展望台から >
上: 揖保川の上流側を望む。
木立で見難いが、この中央下側に、お城や聚遠亭がある。
下: 霞んで見えないが播磨灘が見える方向です。
< 12.「力水」と書かれている >
上: 展望台から下った途中で、振り返った。
下: 「第四十四代 横綱栃錦清隆 直筆「力水」」と記された看板が見える。
中央の石に「力水」と彫られている。
* 野見宿禰と龍野市の因縁 *
野見宿禰は日本書紀に出て来る怪力の持ち主で相撲の始祖と言われる。
出雲の人で天皇に仕えたとされる。
宿禰を祭る神社や墳墓は、関西から山陰に数多くある。
彼は出雲への帰郷途中でこの地で没した。
すると人々が川原からリレー式に石を運んで墓を作った。
その様が「一面の野原に人が立つ」から「立野」、そして「龍野」になったと言われている。
歴代の横綱が、神社に玉垣を奉納している。
なぜ野見宿禰がこの地に来たのだろうか?
それはこの地が奈良時代に遡る因幡街道上にあったからです。
この道は、山陰と上方を結ぶ重要な街道でした。
この道は姫路を出発して、龍野市の揖保川沿いの二つの宿場町を過ぎてから西に折れて、佐用町、美作、古い町並みを残す智頭宿を通り、鳥取に出た。
実は、美作の大原宿が宮本武蔵の出生地とされており、この龍野にも足跡を残している。
< 13. 「力水」からさらに下る >
上: 「野見宿禰塚」と書かれた石碑がある。
こちらの階段の方が、正式なようです。
下: 龍野神社。
上の階段を下ると、この神社の横に出た。
この神社には、江戸時代の脇坂家の始祖が祀られている。
< 14.龍野神社 >
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龍野神社の中段から眼下を見下ろす。
桜の花が輝いていました。
次回に続きます。
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