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前回は、日本特有の悪弊について語りました。
今回は、米国発の狂気を見ます。
実は、これは日米に通じる社会危機を示しているのです。
* 共鳴する狂気!
今、共鳴する狂気が日米を席巻している。
これはトランプ大統領と安倍元首相で強まりました。
この二人は政敵を常軌を逸した手段で徹底的に貶めることで似ています。
大統領は二千ものフェイクで政敵を犯罪者に仕立て、一方で自己礼賛を行う。
彼は1億5千万票の選挙が不正だとし、陰謀論をまくし立て、選挙結果を覆す為に暴動を扇動した。
ところがこの騒動は日本でも盛り上がっている。
ウヨは今だに、トランプ側の流す不正選挙のトンデモ証拠に嬉々として、トランプ再選に希望を繋いでいる。
私には不思議でならない。
日本のウヨは、なぜ恥を晒してまでトランプ勝利に掛けるのか?
九分九厘、トランプのデマで決着する。
そうなれば、彼らは詐欺師の口車に踊らされたとして大恥をかくことになる。
あれほど擦り寄った安倍氏は沈黙する一方、ウヨの神様高須氏は今だにトランプに望みを託している。
良く出来たもので、高須氏の大村知事リコール署名で8割を越える不正が明かになった。
彼らには合理的な判断が見られない。
嫌悪するだけで、いとも簡単に相手を徹底的に叩き、かつ海を越えて一体感を持てる強さと恐ろしさがある。
これが人類を戦争に駆り立てる最大の理由です。
* トランプ現象の危険な兆候
この危険は、国民がいとも簡単に扇動され、国が一瞬にして暴徒化してしまうことです。
要点を挙げます。
トランプの高評価
A. 経済が良くなった。
B. 庶民の味方で、エスタブリッシュメントと無縁。
C. ビジネスの成功者であり、取引が巧み。
一方、悪評価
D. 品性下劣、虚言連発、女性蔑視、ブラックビジネスなど。
E. 政策や閣僚人事で一貫性・整合性が無く、身贔屓・非科学的。
F. 敵意を煽り分断することを常套手段とする扇動家。
米国でトランプを評価する人々が多いので、その判断を尊重すべきだろうが、冷静に上記の高評価を分析すれば大半は怪しい。
一方、悪評価は事実であり、彼は大統領に的確でないことは明白です。
例えば、トランプはこの12月に選挙結果を覆す為に戒厳令を検討していた。
ここで見逃してはならないことは、ポピュリズムの悲惨な結末は、ヒトラーやトランプだけでなく、安倍でも起こせることです。
今の日米、かつての独には、数十年に及ぶ分断(主に中間層の没落)があり、さらに政治家が分断を煽って勢力を得て来た背景があるのです。
人類は、怒りや恐怖に共感し、大集団で残酷な闘争に至る唯一の動物なのです。
次回に続きます。
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