20180624

北欧3ヵ国を訪ねて 6: 北欧郊外の駅舎





< 1. Hillerød駅、デンマーク >

今日は、北欧の地方や郊外の駅舎を紹介します。
郊外の電車や地下鉄の駅などです。
日本とはかなり異なった雰囲気があります。


* スウェーデン

 
< 2. Märsta駅 >

この駅は人口3万人ほどの町Märstaにあります。
ここを鉄道で北上すれば大聖堂の有るUppsala、南下すればストックホルムを過ぎて、南部の海岸線の港Nynäshamnまで行くことが出来ます。
バスで行くと、直ぐ東にはストックホルム・アーランダ空港があり、また西に行くとシグツーナがあります。
ストックホルム中央駅まで通勤電車(ほぼ各停)で約40分かかります。
この町はストックホルム首都圏の陸側(ほぼ西側)の端にあたり、住宅地域として発展しているようです。

実は写真の建物は駅舎と言うよりコンビニで、駅の機能はホームにあります。


 
< 3.Älvsjö 駅 >

この駅はストックホルム市南部のÄlvsjöにあります。
人口の多いストックホルム市にあって、この町は人口密度が低く、緑の多い住宅地域として発展している。
ここには電車でストックホルム中央駅から3駅、およそ9分で来れます。
この駅を通過して南部や西部の国内に行くことが出来ます。

上の写真の駅舎はモダンで大きい。
この駅の南側(反対側)には、大きな見本市会場や大手スーパーWillys、ホテルなどがあります。
私の泊まったホテルは駅の北側直ぐにあり、交通の便が良く助かった。


 
< 4. Sandsborg駅 >

この駅はストックホルムの南側にあり、ストックホルム中心部(T-Centralen)に通じる地下鉄の駅で、墓地Sandsborg Cemeteryの北の端にあります。
地下鉄と言っても、地下に潜るのはストックホルム中心部だけのようです。
この墓地の直ぐ南隣に世界遺産の「森の墓地」スクーグシェルコゴーデンSkogskyrkogårdenがあります。


 
< 5. Karlstad 駅、カールスタート >

私はオスロ―に行く途中どこか地方都市に立ち寄りたいと思い、たまたまこの駅で2時間半ほどの乗り継ぎ時間を利用して街歩きを楽しむ予定でした。
上の写真の駅舎は大きくなく、下の写真のように長い一本のホームだけだが、いくつもの線路があり、数台の列車が待機していた。

この駅はノルウェーに接する州の州都カールスタート(人口6万)にあります。
この町はスウェーデン最大の湖Vänernに流れ込む川のデルタ地帯にあります。
美しい所だが海外からの観光客は少ないようです。


* ノルウェー

 
< 6.Sognsvann駅 >

これは地下鉄の駅でオスロ中心部から北に延びる路線の端にあり、Jernbanetorget [T-bane] 駅から20分で行くことが出来る。
降りると、そこには大自然に囲まれた湖Sognsvannが待っていました。
オスロは小さいながらも地下鉄網は四方に延びています。

ノルウェーの駅舎は、他の二ヵ国と切符のシステムが違うこともあり、最もオープンな感じがします。
オスロパス(入場、交通機関フリー)を持っている者にとっては、駅は自由に出入り出来るが、素っ気ないとも言えます。


 
< 7.Borgen駅 >

これも地下鉄駅で、上記の路線とは別で西に延びている。
この駅から東南に進むと、大きな墓苑Vestre gravlundを抜け、彫刻群で有名なヴィ-ゲラン公園に達する。
この路線はこの駅付近だけ地上に出るようです。
この公園の入口、東側には路面電車やバスの停留所が幾つかあります。


*デンマーク

 
< 8. Roskilde駅、ロスキル >

この駅はコペンハーゲンの西方にあり、電車で20数分の所にあります。
ここはデンマーク最古の町の一つで、世界遺産の大聖堂があります。
この人口5万の町はロスキレ・フィヨルドの最奥にあり緑が多く風光明媚な所です。



 
< 9. Lyngby駅 >

ここは野外博物館Frilandsmuseetを訪れる為に降りた駅です。
ここはコペンハーゲンから北に電車で20数分の所にあります。
私が降りた時間帯、朝8時台には都心からの通勤客が多数いました。
郊外の住宅街でもあり、勤務地でもあるようです。


 
< 10. Helsingør駅、ヘルシンオア >

ここはデンマーク最大のシェラン島の北東端の人口4万弱の町にあります。
ここは鉄道の終点で、この町はエーレスンド海峡に面しています。
コペンハーゲン中央駅からここまで電車で50分弱かかります。
駅舎と言い、古い町並みが残り、また海峡に面してクロンボー城が建っている趣のある町でした。

同じ北欧でも、交通機関の切符のシステムの違いにより、駅の雰囲気や電車内部のデザインには違いがあります。


次回に続きます。


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