20190622

平成の哀しみ 64: 日本経済に何が起きているのか 27: 凋落の 深層 8







最低賃金を如何にして上げるか



 



以下の事を守りながら最低賃金を上げる

企業に国際競争力と生産性を高める経営刷新を促す
転職する労働者は再教育と生活保障が受けられる
賃金を払えない企業は統合で再生するか廃業も止む無し

戦後、多くの中小企業は大企業の下請けとして頑張り、日本の発展を支えて来た。
しかし、生産性の低さを薄給で凌いで来た中小企業労働者は今後益々低賃金化し、取り返しのつかないことになる。
ここは思い切り、産業構造の転換と生産性向上の為に、中小企業は統合などを含めて規模の拡大を目指すべきです。

経営者には厳しい言い方だが、日本の労働者の多くは既に厳しい状況下に追い込まれている。

しかし希望はある。

北欧では最低賃金を払えない企業や産業は淘汰されるべきとしている。
その為に国政レベルで労使が協議し、産業転換の方向性を決めていく。
当然、退職せざる得ない人々には転職の為の再教育と生活補償を行っている。

日本は遅れているが、このような手本があり幸いです。
労働者の質が高く、企業に充分な内部留保があるこの時期に始めるべきです。

国民は衰退の現実を見極め、惰性ではなく変革出来る政府を選ぶべきです。
手遅れになる前に。


次に続く



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