20171029

何か変ですよ! 78:  何が問題か? 1

 
*1


今回の2017年第48回衆議院選挙を見ていて戸惑うことがある。
議員達の情けない行動やその結果もさることながら、多くの国民が現状をどのように認識しているのかさっぱりわからない。
今回の選挙から見えて来る日本の問題を考えます。


*2


はじめに
獲得した与党の議席数は313で野党は152でした。
結果は与党がほぼ議席を維持した。
あれだけ評判を落とし続けていた首相が再認された。
選挙結果こそが民意のすべてだと豪語する人もいる。

一方、比例と小選挙区の合計得票数は、与党(自民、公明)で5300万票、野党(希望、共産、立憲、維新、他)で5800万票でした。
これが民意だと悔しがる人もいる。
低い投票率53.6%からすれば、棄権が少なくなれば状況は好転したと信じる人もいるだろう。

二つの民意の違いは、選挙制度(小選挙区制)と野党のマネジメントの未熟さ(敵失)の結果だと言える。
しかし私には、さらに深い問題が日本にはあるように思える。
そしてこれが日本を将来取返しのつかいない状況に追い込むことになる。




*3

私が恐れる危険な兆候
私が一番恐れるのは日本や世界が破滅の道を進み、いつかは戦争に巻き込まれることです。

これまで、この連載で見て来ましたが、先進国、特に米英が先導し、そして日本などが追従しているように思う。
ここでは危険な兆候だけについて見ます。



*4

世界について
A 自由放任主義が経済を破綻させる。
B 右翼化やナショナリズムが嵩じて戦端が開く。
C 核兵器が益々拡散し、人類崩壊に繋がる。
C 気候変動と資源の枯渇が紛争を招く。
D 覇権国家の盛衰が混乱を生む。


日本について
E 人口減が衰退を招く。
F 人々の村意識が災いを招く。

幸か不幸か、これら兆候が何年後に現実の災厄となるかは誰にもわかりません。
ただ確実に近づいているとは言える。

人々は破滅の兆候を無視しているのでしょうか?
それは知らないから、または信じたくないからでしょうか?
日々の糧や楽しみに目を奪われ、先の事は考えたくないのでしょうか?


次回に続きます。




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