20170314

海外旅行のすすめ 1: はじめに



< 1.ホーチミンにて >


私は約30年で海外30ヵ国以上を訪れました。
そして様々な感動を得て、多くの事を学びました。
これから皆さんに海外旅行の素晴らしさをお伝えしたいと思います。


はじめに
これからお話することは海外の絶景や観光地の事より、主に私がそこで何を感じ、何を知ったかについてです。

私は周囲の多くの人が海外旅行に興味を持っていないことに驚かされます。
これはこれで良いのですが、それらの人の多くは海外事情に無頓着で、特に欧米先進国の良さに疎い。
海外を知らないと、どうしても井の中の蛙に陥りがちです。

もっとも今の私は好奇心が疼くから海外旅行に行っているようなものですが。

日頃、思索し、本を読み、調査結果をブログに書くようになると、海外旅行で知った生きた知識は本当にありがたい。
また私はある商品開発で海外の見聞がヒットに繋がりました。


私が海外旅行に関心を持ち始めたのは、私の父がプラント設置のためによく長期海外出張したからでした。
その後、私が勤めた会社で、海外へ視察や慰安旅行に度々行くことになりました。
サラ―リマン時代は、暇が無くて海外旅行には行けなかったのですが、早々と定年してからは、毎年、夫婦で海外旅行を楽しんでいます。

これから、私の様々な海外旅行の体験を元に、皆さんに旅行の素晴らしさ、喜び、得たものを紹介したいと思います。



私が訪れた海外
私の訪問先の概略を紹介します。


 
 
< 2AB. 私が訪れた海外 >

赤枠と赤線は、私が旅行や視察で訪れた地域です。
日本に近い所から紹介します。
夫婦で行っていない場合のみ特記します。
ツアーとは旅行会社の企画旅行のことです。
既にブログで紹介している旅行記は「タイトル」を付記します。
ブログサイトによっては上記旅行記を削除している場合があります。


1. 韓国
計3回旅行し、内1回は慰安旅行で3日間のソウル観光で、残り2回は4日間の周遊ツアーで行きました。

1回目のツアーでは夢中になっていた韓国歴史ドラマ「ソドンヨ」「チャングム」と景観が重なり大いに盛り上がりました。
連載「韓国旅行」は2回目のツアーです。


2. 中国
計7回訪問し、内3回は慰安旅行で北京、上海、香港・広州をそれぞれ3日間で観光しました。
工作機見本市の視察の為に、上海に行きました。

厦門(アモイ)を訪ね、中国の友人の案内で4日間の心温まるディープな旅行を楽しみました。
「驚きの要塞住居」。

5日間の西安・洛陽を巡るツアーに私一人が参加しました。
「秦の始皇帝の兵馬俑」。
桂林5日間のツアーで行きました。
連載「桂林を訪れました」。

80年代、大都市広州を深夜一人で街歩きをして、中国の発展を確信することが出来ました。
中国を旅行していて歴史遺産の保存状況が悪いので興覚めすることも多いのですが、それでも日本に深く影響を与えた様々な事跡を見ることは感動的です。
また30年の間、幾度も訪問し、その経済や技術の発展の凄さを見ることは愉しみです。
  

3. 台湾
計2回旅行し、内1回は台北3日間の慰安旅行で、これが私の初めての海外旅行でした。
後に5日間の台湾一周ツアーで行きました。
「台湾旅行1: 太魯閣(タロコ)峡谷」。

1回目当時、台湾は白色テロの末期だったのですが、夜中、一人での街歩きで印象は大きく異なりました。
2回目では、中国本土に比べて短いその歴史と日本の植民地時代の名残に気付かされる旅になりました。


4. ベトナムとタイ
1回だけですが、初めてのタイプの海外旅行をしました。
連載「ベトナム旅行」。
姪の結婚式参加に合わせて、ホーチミンとバンコックを中心に9日間の自由旅行を計画し、ホーチミンではベトナムの友人と久しぶりの再開を果たしました。

現地の友人に案内してもらう旅はこれで2回目になりましたが、その国の文化や生活、社会状況を知るには最高の贅沢でした。


5. トルコとエジプト
トルコ一周とカイロを巡る13日間のツアーで行きました。
連載「トルコ旅行」、「トロイ」、「サッカラのピラミッド」。
夫婦で最初のアジア外の旅行でした。

この旅で、トルコの地方の生活を見てイスラム圏に対する偏見が消え、逆にかつての覇者エジプトの経済低迷に関心を持つようになりました。


6. パリ、スイス(2都市)、ドイツ(3都市)、コペンハーゲン、ストックホルム
これは私の最初の視察旅行で、ヨーロッパを代表する工場の視察と観光も加えた1週間以上の旅行でした。

私はこの旅行で、西欧の労働や生活スタイル、街並み、社会制度の素晴らしさを身をもって知ることになりました。


7. ドイツのハーノーバーメッセ(国際見本市)見学
これは2回目の視察旅行で、パリ観光以外はハンブルグに連泊し、3日間列車で見本市会場に通いました。

私は、この見本市の巨大さに驚き、また機械や機械工具の優れたデザインに感銘を受け、後に製品開発にその発送を生かすことが出来ました。


8. ドイツ、オーストリア、ハンガリー、チェコ、スロバキア
12日間ほどで、ドイツ・中欧・東欧を巡るツアーで行きました。
「ハルシュタット」、連載「チェスキー・クルムロフ」。

この旅を一言でいうと、中世の街にタイムスリップし、ロマンチックに酔いしれた一時でした。


9. スペインとポルトガル
スペインの東北部を除いて主要な観光地を訪れる13日間のツーで行きました。
連載「スペインとポルトガルを巡る旅」。

イスラムとキリスト教文化の対立と融合の歴史、大航海時代の胎動、広大な荒野と少し古びた街並みを味わった旅になりました。


10. ドバイ、クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ
バルカン半島のアドリア海に接する国を巡る9日間のツアーで行きました。
連載「クロアチア・スロベニアを巡って」。

天気に恵まれたせいもあるのですが、アドリア海と共に生きる暮らしと中世海洋都市国家の面影が鮮明に今でも思いだされます。
さらに内陸部の複雑な民族混合の歴史が招いた内戦を深く理解することにもなりました。


11. 地中海とカナリヤ諸島を巡るクルーズ
15日間で、イタリア(3都市)、スペイン(2都市と島)、モロッコ(1都市)、ポルトガル(島のみ)を観光付きクルーズツアーで行きました。
連載「地中海とカナリヤ諸島クルーズ」。
初めてのクルーズでした。

大西洋に浮かべ島々への早朝の着岸、カサブランカとバルセロナの街歩きが楽しい思い出になりました。

12. ロシア、バルト三国、ワルシャワ
9日間のツアーで行きました。
連載「ロシアとバルト3国、ポーランドを巡る旅」。

大陸北方の自然の厳しさと黄葉の美しさを見ることが出来ました。
また、この地の歴史と社会状況に興味を持って旅立ったのですが、現地での観察と人々との対話が、大いに私の理解を深めることになりました。



今後、私が行きたい海外
まだまだ行きたい所はあるのですが、旅行資金がそろそろ底をつきそうなので、希望だけを記します。


 

 

< 3AB. 今後、私が行きたい海外 >

青枠は今年と来年中に行きたい優先度の高い国です。

1. フランス一周
南仏、ストラスブール、パリ、モンサンミッシェルなどを2週間ほどで巡りたい。

2. バリ島滞在
海岸リゾートと山間部のウブドにそれぞれ滞在し、じっくり自然と文化に浸りたい。

3. 米国一周
世界のリーダー米国の首都と東海岸、西海岸、南部、中西部の代表的な5都市を2週間ぐらいで見て回りたい。
そこで社会と文化、人々に触れ合いたい。


ピンク枠は出来れば半数は行きたい海外。
東側から順番に紹介します。

4. 南米ペルー
インダス文明の遺跡とイグアスの滝を訪れたい。

5. メキシコ
現代のメキシコ社会、マヤ文明の遺跡とカリブ海を見たい。

6. インド
現代のインド社会を見て、仏教とヒンドゥー教の遺跡を巡りたい。

7. イラン
悪の枢軸と呼ばれながらも内戦の無い強固なイスラム社会、さらに昔ながらのたたずまいを残すイスラム都市とペルシャの遺跡を巡りたい。

8. イスラエル
中東問題の震源地、ユダヤ教とキリスト教の誕生の地、人類農耕の揺籃の地を巡りたい。

9. ギリシャとクレタ島
難民問題で揺れるギリシャを見て、古代ギリシャ文明、エーゲ海文明とビザンチン文化の遺跡、エーゲ海を巡りたい。

10. バルカン半島とブルガリア、ルーマニア
民族大移動の通り道、東西南北の文化が衝突し混淆する地域を訪れたい。
前回はセルビアやマケドニアを旅していない。

11. 南アフリカ
アフリカの南端、動物の王国、アパルトヘイトの国を見たい。

12. ベネルックス三国
オランダ、ベルギーを巡りたい。

13. 英国周遊
西欧史を理解するには英国は省けない。

14. 再び中国
まだ敦煌(シルクロード)、開封、大連(旧満州)、雲南、成都を訪れていないが、
大連と雲南は出来れば行きたい。


補足
利用したツアー会社は、ジャンボツアーズ3回、JTB1回、残りはすべてトラピックスです。
好みの旅行がありクラブツーリズムを予約することはあったのですが、結局はキャンセルしています。
自由旅行ではファイブスタークラブを1回使いました。


次回に続きます。




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