20180402

何か変ですよ! 107: 未来の壁 5




*1


今日は、なぜ日本では「報道の自由」が無視されるかを考えます。
これが正しく機能することは国政の最低条件のはずです。
この意識が低い限り未来は無い。


 
*2


はじめに

日本では組織の不正、特に上層部の不正に非常に甘い。
組織内の人は影で不平を言うが、外部に告発せず泣き寝入りするだけです。
これは海外のジャーナリストがよく指摘するところです。

今回のアベ政権下での酷い腐敗、事実の隠蔽と誤魔化しは目に余る。
以前であれば、政権側は野党とも協力したが、今は堂々と究明を拒否している(福島原発事故の調査委員会)。
さらに御用新聞以外も煮え切らず、数で圧倒するアベ友応援団とネットウヨが跋扈している。

そして大半の国民は、声が大きい「北朝鮮問題」か、ありきたりの「政治腐敗を正す」かの選択を迫られ、結局、あやふやに済ますことになりそうです。

世界から見れば、「北朝鮮問題」は日米が煽ったもので、急に危機的になったわけではない。
一方、アベによる「政治腐敗」は、世界から見れば一大腐敗事件です。

残念ながら、日本では虚実が入り交じり、ここ数年は捏造された事実が大手を振るようになり、国民は益々正しい判断が出来ないでいる。


 
*3


* 何が「真実を語らせない」のか

残念ながら、元来、日本の組織は記録を残さない、情報を外部に出さない。

かつて、日本軍は撤退時、徹底的に証拠文書を隠滅しました。
大本営発表は、まったく嘘と扇情で固められていました。
あまたの帰還兵も、仲間が不利になるような戦争体験をまったく語ろうとしません。
大戦中、多くの国が似た事をしたが、これほど酷いのドイツと日本だけでした。

戦後の公害問題から原発事故、今回の財務省の改ざんに至るまで、同じことが繰り返されている。
もし稀に内部告発者が出ても産官学と御用新聞は彼らを徹底的に潰しにかかり、組織からも制裁を受けることになる(官僚では佐藤優、前川喜平)。

すでに虚偽答弁と隠蔽だけでは済まなくなり、戦前を思わせる状況に突入した。

なぜこのようなことが日本で起きるのだろうか。


 
*4


* 何が「報道の自由」を阻害するのか

アべは「報道の自由」を破壊しようとしているが、その下地は以前からある。

日本人は世界的に新聞をよく購読しているのですが、実は中身が問題です。

外国のジャーナリストは日本の報道の後進性を指摘している。
・ 記者クラブの存在。
・ 調査報道が少ない。
・ 速報重視、夜討ち朝駆け、ニューソース名が無い(青山繁晴が好例)など。

このことが「報道の自由」を阻害しているのです。

記者クラブは簡単に言うと、記者の抜け駆けを防止するために政府や官庁が造ったものです。
記者はクラブ員で居る限り棚ぼた式に情報が入って来るので安泰です。

しかし、これでは新規参入が出来ず、切磋琢磨を生む競争が起きない(規制緩和が必要だが・・)。
さらに、これが記者と政治家の癒着を引き起こす。
未だに記者は徒弟奉公のような政治家への夜討ち朝駆けでネタを取ることになる。
こうして他社より数時間でも早くスクープを聞き出すことに狂奔し、調査報道に手間を割かない。

この状況を一人で打破しようとしているのが東京新聞の望月記者で、その徹底した追及姿勢は菅官房長官の定例会見に現れています。
これは記者クラブにとって迷惑であり、政府側も他の記者も無視しようとしている。
彼女は棚ぼたの情報を貰えない為に今後の取材が苦しくなる。
しかしこれが世界に通じる記者スタイルです。

残念ながら日本の報道は旧態依然としており、「報道の自由」はもともと低いのです。
しかし、今は最悪を更新中。


 

< 5.マスメディアへの信頼度 >


* まぜ日本は事実を重視しないのか

理由は最古層の農耕文化と孤島が災いしているからです。

東アジアは概ね稲作農耕文化ですが、海で隔離された日本列島は更に古いタイプの家族形態を有しています。
これは長子相続と父親の絶対的な権限に要約されます。
同じ稲作地帯の東アジアでも、日本ほどには長子相続は徹底していません(遊牧民の文化が流入した為か)。

私の推測が正しければ、日本はこの文化からの脱皮が困難です。


日本の組織文化「村社会」の影響が大きい。
この文化の問題点は既に、「デマ、偏見、盲点 29: 暮らしのカラクリ 3: カラクリを支える日本文化」で解説しています。

要は、人は属している社会が最重要で、他の社会にほとんど無関心です。
属している社会内ではトップ(父親)への忠誠を誓い従順で、仲間には親切だが、他の社会には不信を抱き、まったく異なる言動をとりさえする。

人々は幾つかの社会に共通する行動規範や情報よりも、属している社会で重視されているものだけで充分なのです。
つまりこれがダブルスタンダード(建前と本音)になるわけです。

極論すれば、すべての社会で認められる客観的なものは不要であり邪魔なのです。
当然、長年国政を支配している政治家や官僚にとっても。
もっとも口に出して言うことははばかれますが。


日本の新聞購読者は一度購入を決めたら、ほとんどが生涯変更しません。
日本の大手新聞は保守と革新に分かれ、発行部数は二分しています。
世界的に見て、図表5のように日本人はマスコミに非常に信頼を置いています。

こうなると、読者は全国で保守と革新に各1000万家庭に分かれ、一方の主張に染まることになる(保守の方が多い)。
当然、テレビや雑誌も同系統のものを好み、益々、両サイドに分裂を極めることになる。
一度でも一方のマスコミに属してしまうと、比較して真贋を確認することなく信じじ切ってしまう(比較すれば判る)。

こうして情報発信側も受信側も事実は二の次で、閉鎖的で偏狭な虚構に陥ってしまうのです。


 
*6


* さらなる問題

さらに孤島であることが日本を不幸にしている。

日本語は独自に発展したので、日本と隣国との間で自然な意思の疎通は不可能です。
まして海を隔ている。
この状況で「報道の自由」が奪われ、一方の政府や御用新聞が敵意を煽リ始めると、互いの国民の激情はエスカレートするばかりです(繰り返されて来た)。

西欧では戦争を繰り返した過去があっても、言語と宗教で共通するものがあり、他国の情報を共有することが可能です。
その好例は東欧と西欧(共産圏と自由主義圏)の雪解け、中国と台湾や香港の間にもあった。

この問題では、日本政府はリーダーシップをとって交流を進める以外に改善の余地はない。
だが残念なことに米国追従の自民党にあっては、隣国、特に中国との関係改善が不可能で、共通の歴史認識を作るチャンスを自ら放棄している(小泉政権時)。
ヨーロッパでは西欧共通歴史教科書を編纂している。

この結果、日本は隣国と亀裂を深めるばかりです。
米国との同盟から上手く離脱出来れば前に進めるだろうが望み薄です。

こうして見ると、日本の「報道の自由」も、隣国同士との正常な理解も不可能なように思える。



* 日本に未来はないのか

日本が政治腐敗から無縁になるためには「報道の自由」、さらに平和であり続けるには積極的な隣国との交流が必要です。
そして今、これは危機的状況にあります。

しかし、皆さんが現状を正しく認識出来ればまだチャンスはある。

・ 日本の報道の欠点と現状を知ってください。

日本の報道水準は完全に先進国以下になり、さらに悪化を続けています。
先ずは最大の元凶であるアベを早急に辞めさせ、続いて自民党、中央官庁、記者クラブ等の悪弊を正さなければならない。


・ 日本の組織文化と孤島の欠点を自覚してください。

これが戦前のファシズムや現在の企業・官庁の腐敗蔓延を生み出している。
また自浄作用をもたらす情報公開や内部告発も期待出来ない。
これは息長く教育と法整備で改善するしかない。


・ かつて日本の御用新聞は微力だったことを知ってください。

明治以降、薩長軍閥主導の政治を民主制に引っ張ったのは反政府新聞だった。
満州事変までは毎日や朝日などが政府と対決して政党政治を切り開いた(失敗したが)。

当時、御用新聞の読売は国民から相手にされていなかった(部数極小)。
しかし、軍部が政権を担い始めると、一気に形勢は逆転した。
今はその延長線上にあると言えるでしょう。



これで終わります。




20180401

岡山と広島を訪ました 1: 岡山、後楽園






*1


2018年3月22と23日に岡山、倉敷、広島を訪れました。
今回は初めて青春18切符でローカル電車の旅をしました。
今日は岡山を紹介します。



旅の概要
一泊二日で、1日目は岡山の後楽園、倉敷美観地区と大原美術館、夕刻に広島の原爆ドームを訪れました。
二日目は広島城と縮景園と県立美術館を訪れました。
帰路は呉線に乗り、瀬戸内海沿いの町を見ながら帰りました。

今回の目玉は鉄道旅行で、すべてJRの各停か快速電車にて主要駅を乗り継いで目的地まで行きました。
時間はかかるが、電車内外でその土地々々の風情を味わうことが出来ました。
都市部の乗り物移動はすべて、懐かしい路面電車でした。

また食事は贅沢とまで言わないが、その土地の名物を食べるようにしました。

 
< 2.観光ルート、すべて上が北 >

上の地図: 三つの赤丸が訪問地で、赤い線が呉線です。

下の地図: 岡山駅から路面電車(黒線)に乗り、後は赤線を歩いて後楽園と岡山城を訪れた。
その後、緑線の路面電車で赤四角の郷土料理店で昼食をとり、岡山駅まで戻り、次の目的地倉敷に向かいました。


 
< 3. 路面電車 >

 
< 4. 路面電車を降り、旭川に向かう >

上の写真: 交差点の向かい側から路面電車を降りた城下電停を望む。

下の写真: 旭川の堤から岡山城を望む。


 
< 5. 旭川と後楽園 >

上の写真: 旭川の上流を望む。
対岸は後楽園。

下の写真: 真っ赤な椿が散っていた。


 

< 6. 後楽園1 >


 
< 7. 後楽園1 >

上の写真: 一番大きな沢の池。
遠くに唯心山が見え、その右手奥に岡山城が見える。

下の写真: 沢の池にある中の島。



 
< 8. 後楽園2 >

上の写真: 唯心山の上から中の島を逆方向に見た。


 
< 9. 後楽園3 >

下の写真: 桜はまだ早かったが梅林は綺麗でした。


 
< 10. 後楽園4 >


 
< 11. 岡山城 >

下の写真: 昼食の為に路面電車に乗り、西大寺町電停で降りたところ。


 

< 12. 郷土料理店 >

郷土料理店「さかぐち」でバラ寿司を食べる。
見た目、味、値段、三拍子揃って良かった。
寿司には鰆やままかりが入っていた。

ひと回り年上の料理人と昔の大阪の話に花が咲いた。
わざわざ足を運んだ甲斐があった。


この日の午前中は、時折、小雨がぱらつく空模様でしたが、岡山を出る頃には晴れて来ました。
後楽園を初めて訪れましたが、天気が悪く桜も見れなかった為か、庭園は広いだけで美しいと思わなかった。



次回に続きます。


20180331

何か変ですよ! 106: 未来の壁 4



< 1. 嘘の国と真実の国 >
下の写真は北欧5ヵ国の首相。


前回、かつて日本は報道の自由が無くなり自滅したことを見ました。
同じ状況がアベの下で進んでいることも確認しました。
今回は、報道の自由が高い国ほど国民が幸福であることを見ます。


はじめに

日本の報道の自由度ランキングはかつて11位(民主党政権下)が最高でしたが、2回のアベ内閣で下がり、現在はついに180ヵ国中72位まで下がりました。
西欧諸国で日本より低い所は無く、既にアフリカのボツワナ48位やニジェール61位よりも低いのです。
とても先進国とは言えない状況です。

このままアベ政権が続くと、国連の勧告を拒否したことでもわかるように、さらに報道の自由を制限し、国政を私物化することになるでしょう。
恐ろしいことに、既にNHK始め、多くのマスコミが真実を報道しなくなり、官僚は事実を捻じ曲げるようになったので、益々国民は蚊帳の外に置かれることになる(3月29日、NHKの報道統制が国会で暴露)。

しかし、今なら政権交代で良くなる可能性があります。
かつて第一次アベ内閣の後は良くなったのですから(この時は短期だった)。


ここで視点を変えてみましょう。
報道の自由が脅かされると、国家が暴走したり国が権力者に私物化されることを皆さんは理解したとしましょう。
しかし、一方で報道の自由を手に入れてもメリットが無いと思われるかもしれません。

そこで、報道の自由度が高い国ほど国民に幸福をもたらしていることを見ます。

< 2. 報道の自由度が高い国 >

上記表はすべて2017年の180ヵ国中の「報道の自由度」「一人当たり名目GDP」「男女平等」の上位ランキングです。
橙、緑、茶色の線が相互の繋がりを示しています。


* 報道の自由度が高い国では何が起きているのか?

これから幾つかの客観的な指標を使って、「報道の自由度」が高い国は世界と比べて何が優れているかを見ます。

上の表の「報道の自由度」上位にある北欧、1位ノルウェー、2位スウェーデン、4位デンマークを見ます。
この三ヵ国は隣国同士で、かつてバイキングの国であり、同じ民族圏に属します。

するとどうでしょう、この三カ国は「一人当たり名目GDPUSドル)」は上位12位まで、「男女平等」は上位14位に入っているのです。
ちなみに日本は22位、114位で、経済高く、人権低いでしょうか。



 
< 3.民主主義指数 >

これはイギリスのエコノミスト誌傘下の研究所エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが世界167ヶ国を対象に2年おきに発表しているものです。
上位にあるほど民主主義度が高い。

黄色マークは北欧5ヵ国を示し、国名右側の順位は「報道の自由度」の順位を示す。
当然ですが、「報道の自由度」が高いほど「民主主義指数」は高い。
日米は「報道の自由度」が低いので、当然、欠陥のある民主主義と言うわけです。


 
< 4. 経済民主主義指数 >

英グラスゴー大学の教授が2017年に発表したもので、OECD加盟国のうちトルコやメキシコを除く32カ国を対象に「経済民主主義指数」を算出した。
 
重視した調査項目は「職場および労働者の権利」、「経済に関する決定権の分配」、「マクロ経済政策における決定権の透明性と民主化度」です。
これは金融セクターの強さや徴税権の中央集権化の度合い、また腐敗、説明責任、中央銀行の透明性、政策決定の過程に社会の多様な構成員が関与しているかどうかも調査した結果が含まれている。

上表の上位6位までに北欧4ヵ国(青線)が入っている。
ちなみに米国は最下位から2位、日本は4位になっている(赤線)。


 

< 5. ジニ係数 >

ジニ係数は所得の不平等度を示す指標で、所得が完全に均等に分配されている場合は0となり、1に近づくほど不平等度が高いことを意味する。

上のグラフ: 2008年の再分配後のジニ係数を示す。
北欧4ヵ国は上位から11位に入っている。
ここでも米国は30ヵ国中下位から4位、日本も下位から11位、つまり所得格差が大きいことを示す。

下のグラフ: 北欧を含めて概ね世界の主要国でジニ係数が上昇し、所得格差が拡大している。

これは世界が自由貿易で繋がっており、北欧も資本主義で貿易依存度が高い為に、どうしても悪貨が良貨を駆逐するようにな状況にある。
これは世界が一緒になって対処しなければ格差が拡大し続けることを示している。
対策としては1980年代から始まった自由放任経済に終止符を打つことであり、具体的にはピケティやスティグリッツらが対策を提案している。

 
< 6. 世界幸福度報告 >

これは国際連合の持続可能開発ソリューションネットワークが発行する幸福度調査のレポートです。
2016年、157ヵ国が対象になっている。

表の青印は北欧5ヵ国で、その内の丸印は北欧3ヵ国を示し、幸福度は上位10位に入っている。
一方、赤丸の日本は53位に過ぎない。
ちなみに報道の自由度ランキング43位の米国は幸福度で14位です。


* 報道の自由度が高い国は国民にとって良い国と言える

上記の結果をまとめます。

「報道の自由度」が世界トップレベルの国(北欧5ヵ国)は、「一人当たり名目GDP」、「男女平等」「民主主義」「経済の民主主義」「所得格差(ジニ係数)の低さ」、さらに幸福度」もトップレベルでした。
7つの指標を見る限り、疑義を挟む余地はなさそうです。
つまり国民にとって良い国なのです。

一方、「報道の自由度」が低い日本は、とても先進国とは言えない。
「報道の自由度」が低い米国も似たようなものです。
しかし日本は、これから「報道の自由度」の劣化がボディブローのように効き、さらに上記指標が悪化していくことでしょう。

これで「報道の自由度」が国民にとって重要であることを感じていただけたでしょう。

しかし、まだ信じられない方もいるでしょう、疑いは当然です。
北欧5ヵ国の大戦の被害、天然資源の豊富さ、大国との関係、民族と歴史など様々に異なります。
それでもここまで似通った結果が出ることは驚きです。


* なぜこのような結果が生まれたのか

「報道の自由度」がなぜ国民に幸福をもたらすのか。

もしあなたが誰かと交渉する時、相手が嘘つきで騙すことが平気な人物であればどうでしょうか。
善良なあなたでも、この人物を避けることが出来なければ、家族を守る為にはったりや嘘もつくことになるでしょう。
どちらにしても協力し合える仲にはならない。

私達の社会では、あらゆる集団(様々な力の異なる場合も)が関わりながら共に暮らしています。
主要なものとして政府と国民、企業家と労働者があります。
もし一方が真実を伝えず嘘をつくようであれば結果は明らかで、互いに反発し協力することは無い。

実は、北欧の政治社会が上手く機能しているのは、政府と国民、企業家と労働者が協力し合えるからなのです。

その為には互いに嘘と隠し事がないように、「報道の自由度」を高くし、いつでも真実を知ることが出来るようにしているのです。
逆に、これが脅かされると国民や労働者は激しく抗議し、是正を求めるのです。

こうして「報道の自由度」が確保された社会では、話し合いを通じて互いに協力し合えるのです。
そして弱者や様々な人権を守りながら、国際競争力を高める為に、必要な競争も受け入れることが出来るのです。
このことがスウェーデンのマイナンバー100%や労働組合組織率70%に結び付くのです。
ちなみに日本ではそれぞれ8%と18%です。

残念ながら、「報道の自由度」「男女平等」「民主主義」「経済の民主主義」「所得格差」が劣る国では、政府と国民、財界と労働界、男性と女性、与党と野党は対立するばかりで、共に協力して社会を発展させることが出来ない。

だから日本の政権のように、国民に真実を告げて批判に晒されるより、虚偽発言や文書改ざん、そして報道を弾圧して事を進めようとするのです。

特にアベのように、極端に右傾化する場合、「報道の自由度」がないがしろにされてしまうのです。
始めこそ悪意が無くても、協力が得られず事が順調に進まなくなり、やがて嘘に嘘を重ねるようになり、更に酷い状況に落ちるのが歴史の常でした。


次回に続きます。







20180330

冬の東浦を歩く 3






*1


今日は二つの漁港を紹介します。
途中、また雪がちらつき急に寒くなりました。
これで山から海までの散策コースの紹介は終わりです。


 

< 2. 散策ルート >

右が北。青の点線が今回一周したルートです。
黄色の曲線が今回紹介する部分です。


 
*3

上の写真: 漁港直ぐ近くで、海苔の種付け用の機械が並んでいた。
大きな車輪に網を掛けて、水槽内で回すと網に海苔の種が着きます。
この時期は終わっています。

下の写真: 遠くの山の中腹に、神戸淡路鳴門自動車道が見えます。


 

< 4. 森漁港1 >

上の写真: 奥に並ぶ建屋では、ちょうど海から収穫した海苔を洗浄中でした。


 

< 5. 森漁港2 >

急に、また雪雲が空を覆い、冷たい風が吹き始めました。


 

< 6. 仮屋漁港1 >

下の写真: 東浦水産物荷さばき場。
漁師や仲買人、主婦らが忙しそうに寒い中、働いておられました。


 

< 7. 仮屋漁港2 >

ちょうど競り中でした。
今日取れた魚が置かれていました。


 

< 8. 仮屋漁港3 >

競りが行われる時は、多くの鳥が漁船やさばき場からのおこぼれを貰う為に集まって来ます。
下の写真の右側で、飛び立つ鵜の嘴には魚が見えます。


 

< 9. 仮屋漁港4 >

 


< 10. 仮屋漁港5 >

漁港を離れ始めると、急に雲間が開け、青空が見えて来ました。


これで終わります。