< a nuclear disaster area in Fukushima:福島原発周辺の路線価調整率を参考 >
Last
time, we looked at signs that the political situation got into a bog while swaying
from side to side.
This
time, we look back upon how the nuclear power plant problem influenced the
political situation, and I explore the political problem.
In
addition, since the election situation is complicated, I translate only the
main point.
Japanese document and figures come after
summary English document.
前回は、政局が大きく揺れながら泥沼にはまり込んでいく姿を見ました。
今回は、原発問題が政局にどのように影響したかを振り返り、問題点を探ります。
今回、選挙事情が煩雑なので要点だけを訳し、日本語と図は英文の後になります。
The evacuees of
northeast 3 prefectures (Iwate, Miyagi, Fukushima) by the Great East Japan
Earthquake are 320,000 now (2013/1/9).
There are 150,000
evacuees of the Fukushima residents who suffered nuclear power plant damage.
How was the election
outcome of Fukushima Prefecture that suffered damage this much?
The residents awarded
the party that support nuclear power generation a major victory.
Will they had
desired breaking with nuclear power generation?
They chose the veteran
candidates in preference to ensure earthquake disaster revival.
Because the candidates all said that they intend
to break with nuclear power generation different from their party.
Regrettably, all nuclear
power plant areas in Japan also all brought the same result as Fukushima.
In this way, the
public opinion of Japan, opponents of nuclear power generation was 57% and Proponents of it was 19%, collapsed in spite of it.
Why was such a
result brought?
Probably, it progressed
as follows.
1.
Many candidates only desire
vote-gathering power.
2.
Many
lawmakers do not need to polish political capability.
3.
People will
not put reliance on politics and do not expect the election.
4.
Most of few
voters are likely to take advantage of a boom and continue to pursue their ever-lasting
dreams.
5.
Therefore,
many minor parties are born newly, and people's disappointment and the
confusion continue.
6.
After all, Unreliable political parties and lawmakers occupy the large
part of them.
Unless this vicious
circle is severed, there will be no future of young men.
Next time, this Japanese
political culture is compared with it of advanced nations.
東日本大震災による東北3県(岩手、宮城、福島)の避難・転居者は現在32万人(2013/1/9)です。
原発被害を受けた福島県民の避難者は15万人で、その内、県外避難6万人の半分3万人は自主避難です。子供の将来の安全を願っても含まれているだろう。
これは200万県民の7.5%であるが、ほとんどは原発周辺の人々である。
これだけ被害を受けた福島県の選挙結果はどうだったのか。
前回2009年の選挙では民主が小選挙区で議席を総なめにしたが、今回は自民4、民主1(3区)で大逆転となった。
この結果だけを見ると、福島県民の民意はどこにあったのかと疑いたくなる。
そこで福島の選挙事情を少し詳しく見る。
< 福島県の小選挙区 >
確かに原発被害地の5区においても自民が勝利しているが2位民主との得票差は13%で、大逆転とは言い難い。
1と2区では民主から未来に鞍替えした候補者がベテラン自民に完敗した。
4区では民主の大御所辞退で自民が維新(自民からみんなへ、最後に維新に鞍替え)に勝った。
これら戦った政党の選挙公約から見ると、脱原発の意向は最も未来が強く、次いで民主で、維新と自民が原発推進と言える。
原発推進派を大勝させた県民は脱原発を望まなかったのだろうか?
ことはそう簡単ではなさそうだ。
< 新聞社が福島選挙区の立候補者に原発についてアンケートを行った >
上記表から言えることは、一人除いて立候補者全員が脱原発を唱えている。
これでは争点が見えないに等しい。体よく騙しているとも言える。
推測だが、鞍替えした頼りない立候補者(元民主チルドレン、元自民)より、震災復興を確実にする実績ある人が選ばれたように思える。
福島県の事情は了解出来るとしても、全国の原発立地選挙区はどうだろうか?
< 衆院選の結果、原発立地選挙区のほとんどの議席は民主から自民に返り咲いた >
全国の原発地区でも福島と同様の結果となった。
全国で見れば、脱原発(未来、共産、公明、民主、未来など)に票を投じた52%の人々が勝ち取った議席数(政党)は27%に過ぎなかった。
結局、原発推進の自民と維新が73%を取った。
2012年5月の中央調査社の世論調査では原発反対57%賛成19%であった民意はこうして潰えた。
なぜこのような結果になるのだろうか?
概ねこのような経緯を辿ったのだろう。
1.
多くの立候補者にとっては集票こそが政治生命を賭けるものである。
2.
多くの議員はその場しのぎで政治能力を磨く必要がない。
3.
国民は政治に信頼を置かなくなり、選挙に期待しなくなる。
4.
残念なことに、せっかく残った投票者の大半はブームを追い、チルドレンに期待し、青い鳥を追い続ける。
5.
よって小党乱立し、寄り合い所帯の政党が生まれ、失望と混乱が続く。
6.
いつしか頼りない政党と議員が頻出することになる。
この長年の悪循環を断たないと将来、若者の行く末は暗澹としたものになるだろう。
次回は、このような日本の政治文化を先進国と比べます。