20190715

平成の哀しみ 92: 何が日本を貶めているのか 9: 戦後、何が日本を歪めたのか 1





< 1. 傀儡化の起源 >


前回まで、日本のお粗末な政治文化をみました
しかしこれは本来の姿ではない



< 2.自由放任主義経済の始まり >


世界銀行発表の政治民主化度が日本の実態を明らかにしている。
これは市民の参政権・政府選択権の可否、報道の自由、表現の自由、結社・組合の自由を評価している。
このランキングで北欧4ヵ国は8位以内、イタリア36位、日本は41位です。

多くの方は、三バンに象徴される因習を素晴らしい日本文化の一部だと思っているようです。

しかし明治維新や自由民権運動を思い出して欲しい。
当時は民衆が改革の主役になっていた。

今の人々は自覚を持てず悪化に晒されている。



< 3.安保闘争の反動で政府は教育を後退させた >

何が政治を歪めたのか?

やはり強い村意識が働いているのは今も昔も変わらない。

それ以上に以下の作為が災いしている。

戦後の税制で地方は独自性を失い、中央集権化を生んだ。

70年代以降、学校教育において生徒から政治への関心を奪った。

GHQ以降の米国の傀儡化と80年代以降の自由主義の隆盛で自民党の一強が確定した。

近年、自民党の裏工作もあってマスコミの御用化が一気に進んだ。


結局、今の茹でガエルのような国民の政治感覚は、けっして日本本来の姿ではなく、戦後以降の作為によるものなのです。

今、正に毒が全身に回ってしまった状況です。


次に続く





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