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政治家と後援者の癒着について
海外の事例を見ます
< 2.植民地支配がもたらした悲劇 >
アフリカで政治腐敗から抜け出せず、内戦が頻発している国の多くは、実はこのパトロネージュの罠にはまっています。
日本と異なり政党(自民党)ではなく、部族対立に起因しているがメカニズムはまったく同じです。
ある部族の代表が選挙で勝っと、自分の部族を優遇し他部族を冷遇する政策を露骨に始めます。
そうしないと同じ部族民が次の選挙で強力に支援してくれないからです。
こうして大概、対立はエスカレートし内戦まで進みます。
< 3.止められない自民党の口利き >
日本はここまで酷くはないが、やっていることは五十歩百歩です。
要は、帰属する集団を一義的に考え、社会全体の公正さを軽視する社会で起こります。
つまり日本の政治社会は、口利き(賄賂)がまかり通り、ダブルスタンダードに違和感を持たない、親分子分の世界、村意識の強い社会なのです。
この手の社会は南欧にもあり、多くは政治腐敗が深刻で経済も停滞している。
しかしこの対立は古い文化によるとは限らない。
アフリカや中東には部族や宗派によるパトロネージュから未だに抜け出せない地域が多い。
これは1世紀前、宗主国が植民地支配の為に恣意的な国境策定と部族の分断を強化したことも一因になっている。
実は敗戦後の日本も同じことが起きた。
後に語ります。
次に続く
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