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維新後、政治を変えた原動力は何か
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明治10年(78年)も過ぎると、民衆が政治への参加を求めた自由民権運動が盛んになります。
最初はあぶれた士族が中心でしたが、やがて各地の豪農・豪商、都市部では知識人が民衆に訴えるようになった。
この時、民衆に思想を鼓舞したのは演説会と新聞でした。
新聞は1870年代に創刊が相次ぎ、その後部数は急増していきます。
新聞は瓦版から政治論議や政策批判に重きを置くようになり、ジャーナリズムが開花した。
当初、新聞を奨励した政府であったが、ここに来て民権運動と新聞を弾圧し、国会開設の約束もあって、89年には運動は消沈した。
しかし、この運動から初の政党が結成され、政党政治が動き始めた。
残念ながら政党政治は盤石な薩長閥に対抗できず、1918年まで待たなければならなかった。
この突破口となったのが、新聞による政府の不正追求と怒れる民衆のデモでした。
こうして数度にわたり旧体制の内閣が倒れた。
この時代、どの御用新聞も人気を得ることはなかった。
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だがこの後、ジャーナリズムは急速に衰退し政府は暴走を始めた。
弾圧は熾烈を極め、数年後には御用新聞の読売は新風俗と戦争の報道で急伸し、遅れて朝日、毎日も戦争に加担していった。
次に続く
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