< 1. 先鞭をつけた首相、戦犯から密約へ >
日本の政治が歪められた歴史を見ます
< 2.日本のCIA協力者の一部 >
米国国立公文書館の日本帝国戦争犯罪記録より。
日本は敗戦で米国一国(GHQ)の占領を受けた。
初めは軍国主義の牙を抜く為の民主化が進められた。
一方、米国は共産圏との対立を深めていた。
そこに朝鮮戦争が勃発し、日本列島の役割は急変する。
日本を兵站基地にし共産主義の目を摘むことは至上命令になった。
こうして民主化と軍備放棄から一転して、社会運動の弾圧と再軍備が政府に課せられた。
< 3.沖縄返還密約を暴いた記者は陥れられた >
ここで日本は悪魔の選択をします。
ドイツの場合、欧米三ヵ国共同の占領地は自由になったが、ソ連1ヵ国の占領地は強固な支配が続き、日本も裏でこれが進みました。
GHQが去っても、自民党政権は二つの密約を米国と結び、自党優位への支援と引き換えに米国の傀儡化(特に軍備)を容認します。
これを行ったのが戦犯であった岸と賀屋であり、その後の佐藤でした。
この手の傀儡化は世界中に大なり小なりありますが、先進国では珍しい。
70年代まで自民党は野党(左派)潰しを条件にCIAから資金援助と支援を受け続けた。
これが尾を引き自民党と官僚はCIAや米軍と深く繋がることになる。
現在も米国のNSAにより盗聴が行われており、時に野党の重要人物潰しに使われている節がある(日中融和策を唱道する人物は消える)。
悲しいことに、米国のスパイであった社主の御用新聞は勢力を拡大した。
80年代以降、政府は学校から政治学習の機会を奪った。
北欧に政治腐敗が無く投票率が高いのは、生徒達に小学校から社会や政治を議論し学ぶ機会を与えているからです(これだけではないが)。
さらに安倍政権で報道の偏向と弾圧が進んだ。
報道の自由度のランキングは一気に落ち、危険性を海外(主要新聞、国連)からも指摘されている。
こうして日本の政治は歪められた。
次回に続く
参考図書
「CAI秘録 上」第12章。ティム・ワイナー著
「知ってはいけない」など 矢部宏治著
「暴露」スノーデン著
「戦後史の正体 1945-2012」など 孫崎享著
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