20190519

平成の哀しみ 41: 日本経済に何が起きているのか 7: 気になる兆候 7




致命傷とは何か?
区別することは重要です。


 

例を挙げます

交通事故死者数は毎年4千人ほどです。
これは車の欠陥(部品の寿命や故障)が原因でしょうか。
いな、ほとんど人災です。
(原発事故を起こしたチェルノブイリは手順ミス、福島は指摘されていた装備を行わなかったミスです)


毎年多くの人が死亡し障害を負っているが、自動車が禁止されることはない。

もし自動車の原動力が小型原発だったらどうでしょうか?
衝突事故の度に放射能汚染が広がり汚染を除去できない。

当然、製造だけでは安全を確保できないので国民は禁止を願うでしょう。
国民は便益と危険を勘案して即断出来るはずです。


 

しかし大型原発になれば違う。

残念なことに構造が複雑で、身近に見ることもない(危険で)。
さらに放射線の危険性、体内の細胞や遺伝子が破壊される恐ろしさを理解出来ない。
特に確率的に侵され、時間をかけて発症することが見え難くしている。

ここでも国民は理解する努力を惜しみ、政府や代弁者(産学官)の喧伝を鵜呑みにし、判断を委ねてしまう。

こうして災厄は繰り返される。

重要な事は致命傷を負うと感じたら他人任せでなく、少なくとも拒否の表明(投票)が必要です。


次につづく




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