気になるのはバブル崩壊だけではない。
多くの経済指標が長期衰退を示している。
賃金低下、消費と設備投資の低迷、伸びない生産性、起こらないインフレ、ほぼゼロの経済成長率、貧困率増大、貯蓄率低下、財政赤字増大、外資による企業買収などが目につきます。
これらはこの半世紀間、約10年毎に起こったバブル崩壊の度に、より悪化して来た。
今後バブル崩壊は起きない、アベノミクスで経済は上昇に転じるとまだ信じたいかもしれない。
しかし黒田日銀総裁がバズーカ砲と称し500兆円もの巨額の国債購入を行い、市中に通貨をばら撒いても消費とGDPは伸びなかった。
さらに日銀は主要国がどこも採用していない異例の策、株を毎年買い続け、株価下落を防いでいるが、今や年金資金管理法人と合わせて保有残高は70兆円にもなる。
普通これだけやってもだめなら、日本経済に根本的な問題があるとみるべきなのですが。
福島の原発事故と同じで御用学者は問題ないと言い切るが、後で想定外と言い訳することになるのだろうか。
例え経済が分からなくても、繰り返された巨額の景気刺激策と金融緩和、そしてバブル崩壊、この長期衰退を直視すれば事の深刻さに気付くはずです。
次回につづく
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