< 巣窟の誕生の裏に >
歌の文句じゃないが、愚痴りたくもなる。
衰退は当の昔に始まり、ほとんど手の付けられない状態になり、
加速すらしている。
絶望的な状況が生まれた背景を簡単に見ます。
現状の経済や社会政策の行き詰まりは、他国のせいではなく腐敗し硬直化した日本政府にある。
明確な事は与党が半世紀以上も政権を担っていることです。
これを日本風土に適した結果と見る人もいるが、世界史から見て長期政権の腐敗は必然です。
与党が政権を長期に担えた一番の理由は、戦後から米国が政権与党を徹底的に支援して来たからです(経済・軍事・資金・諜報)。
逆に野党は潰され飼いならされた。
米国支援の一番の理由は、共産圏への防波堤の役割を担わす為でした(元南ベトナム、韓国と同様)
しかし、いずれ国民は真相に気付いても良いはずだったが、妨げる要因があった。
日本には家族制度に由来する独裁を容認する風土があります。
また言語が世界で唯一であることが災いし井の中の蛙になり易い。
こうして先進国で普遍的な民主主義は定着せず、選挙と議員は汚職ばかりで、国民は政府に従うが期待もしない。
さらに米国の指導の下、共産化や民主主義の芽を摘む妨害策が徹底された。
これに呼応して政府は国民に政治意識を持たさない教育を行った。
極め付きは、2007年より米国のプログラムPRISMによって監視され、政治家らの反米行動は徹底して潰されて来た。
また米国に追従する大半のマスコミも政治を監視すべき立場を放棄した。
こうして日本国民は愚民化され、政府の腐敗に無関心になってしまった。
さらに災いの種がある。
島国のお陰で異民族の侵略を逃れた為に、隣国との対応で大きく振れ易い。
他国の文化受容に積極的であるかと思えば、非常に反発することも起きる。
これを利用して無思慮な指導者はナショナリズムを煽り、失策の隠れ蓑に使う。
こうして視野の狭さとお上への従順さが、日本の行く道を誤らせて来た。
これがここ1世紀の動きに反映されている。
参考に、米国は80年代からそれまでの発展途上国優先や支援から、日本を従属させ利用し富を掠めることに躊躇しなくなりました。
これも日本を貧しくしている要因です。
どうか皆さまご自愛のほどを・・
次回に続きます。
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