< 迎え撃つ強敵と遥かな頂き >
これは大問題です。
没落を早め、腐臭を放つ政権が去っても、
それに代わって担えるものが無ければ。
野党は政権運営の実績が少ない上に以下の問題が圧し掛かる。
A 官僚の特権と悪弊を除くべきだが、徹底したサボタージュに合う。
自立的な成長を奪っている元凶を無くすべきだが。
B 米国から経済的独立を図るべきだが、米国の経済・軍事圧力と諜報活動(CIA)、さらには国内の大勢を占める親米派の徹底的な潰しにあう。
このままだと米国よりも酷くなる。
C 国民目線の政策を採るべきだが、経済界や大半のマスコミはサボタージュと非難合戦を始める。
当然だが、これが出来ない。
D 数年以内にアベノミクスの後遺症で巨大な金融危機に見舞われるが、これに対処しなければならない。
ここ10年間の日欧米中国の超金融緩和による反動、バブル崩壊が起こり、リーマンショック以上の苦戦を強いられる。
E 与党が造った風土(誤魔化しの政権運営、活性化を潰す中央・官僚集権、汚職を生む選挙、国政から遠ざける教育)を変えなければならない。
しかし根が深く広範囲の抵抗に遭う。
F 新しい国造りのビジョンは必要だが、現時点で共有されているものは無い。
格差拡大と金融危機の巨大化を防ぐ為に、米国主導の自由放任主義と金融資本主義から離脱すべきだが、抵抗は想像を越えるだろう。
一方、国民が地球上最も豊かで幸福である北欧の福祉国家への道も遠い。
米国流は勝手に浸食してくるが、北欧流は国民の意識改革無しでは一歩たりとも進まないだろう。
これでは、ほとんど勝算がないように思える。
しかし逆に言えば、政権交代をしなければ、上記のすべてが悪化し取り返しのつかないことになる。
次回に続きます。
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