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政府は経営者を甘やかして来た
これが日本が凋落した理由です
平成になってから政府は、国民によく自己責任を訴えるようになった。
しかし他では恐ろしい程身びいきしていた。
振り返れば、日本が大陸侵攻へと暴走したのは軍人を甘やかしたからでした(関東軍とクーデター首謀者)。
日本の金融が腐ってしまったのは大蔵省による護送船団方式でした。
今また経済界を労働規制の緩和で甘やかし続けている。
日本政府は労働者、ほとんどの国民に実に冷淡。
労働者には甘えるなと叱咤する一方で、経営者には不憫だと便宜を図る。
本当に日本は懲りない、反省しない政府と気付かない国民。
所得も幸福度も高い先進国ほど最低賃金は高い。
北欧は、一括の最低賃金を設けていないが各産業毎に設けている。
さらに見事なことに、条件はあるが移民労働者にもこれを適用し、賃金の低下を防いでいる(日本などはこの真逆)。
しかし最低賃金を一気に上げると、韓国のように混乱が起きるでしょう。
要は改革を促しながら世界水準まで持って行くことです。
日本の労働者の質は世界でトップクラスです。注1
欠けているのは経営者のチャレンジ精神―高付加価値開発と生産性向上の意欲です。注2
次に続く
注1.
日本の「人材の質ランキング」は「World Economic Forum2016」によるとOECD諸国中で第4位。
注2.
日本の「有能な経営者ランキング」は「IMP world Talent Ranking2017」によると世界58位。
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