*1
バブルで知る経済学の限界
*2
なぜ損をしてまで投資家は売り急ぐのか
株・不動産・商品の投機が過熱し価格が急上昇した後に急激な大暴落が起こるのが世の常でした。
投資家のほとんどは自己資金の数倍以上借りて投資する。
暴落が始まると、少しでも多くの返済額を確保する為に早く売り逃げようとし相場はパニック状態になる。
日本株の場合、頂点の1/2~1/4まで暴落し、全体で300兆円ほど値下がりする。
こうなると多くの投資家は借金を返済できなくなる。
当然の結果と言える。
ここで不思議に思うことがある。
よくエコノミストが理論的に大丈夫だからと政策に太鼓判を簡単に押す。
また多くのエコノミストは市場経済において参加者は合理的に行動し、
自由であればあるほど正常に機能すると説教する。
しかし、このバブル崩壊時の市場参加者の行動は合理的と言えるだろうか。
皆、損をするのが分かっていながら売って大損している。
しかも経済現象としては最も重大なものです。
経済学はこの現象の予測も制御も出来ない。
今の経済学は感情的な行動や完璧でない情報が絡む経済現象を扱えない。
*3
流行の経済学者や理論が過去、幾度も泡沫の如く消えた。
重大な結果には慎重に。
次に続く
No comments:
Post a Comment
どうぞご意見をお書き下さい。Please write an opinion.