バブル崩壊は世界を戦争に幾度も駆り立てた
英国がアフリカに侵出した帝国主義の開始は1870年代でした。
19世紀になると欧州を中心に恐慌が繰り返すようになり、73年から20年間も続く大不況が欧米を襲った。
これは普仏戦争と南北戦争後に起きた投機ブームの破裂が大きい。
各国は保護貿易に向かい、軍事大国であった英国は植民地獲得に乗り出した。
この間、ドイツは国内投資に傾注し、英国は海外投資に躍起になり後の衰退を決定づけた。
日本が大戦に突入することになる満州侵出は1930年でした。
1920年代になると大戦特需後の戦後恐慌、関東大震災の不良債権が切っ掛けとなった金融恐慌、さらに29年の米国発の世界恐慌が3度も続けて襲った。
続く戦争、繰り返すインフレと恐慌によって農村は疲弊し、大震災が重なり、政府は打開策として移民を奨励した。
こうして満州は経済復活と開拓移民の期待を担った。
第二次世界大戦は1939年に始まった。
主役のドイツは先の大戦による荒廃と戦時賠償に苦しんでいた。
世界恐慌がまたも保護主義を招き、ドイツの自立復活の望みは絶たれた。
既に右翼化していたドイツはヒトラーが宣言する大帝国復活に託した。
次回に続く
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