20171014

何か変ですよ! 74: 戦いの始まり 1



*1



現在、世界だけでなく日本もキナ臭くなっています。
今回の選挙結果で、日本は明確に軍事国家へと舵を切るでしょう。
実に口惜しい状況です。
 


 

< 2.ミッシーの有名人似顔絵館より >


はじめに
高々5年ほど前まで、多くの国民は北朝鮮からの核攻撃を現実の脅威になるとは思っていなかったでしょう。
当時の対外的な懸念材料は、火がついたばかりの尖閣や竹島問題で、中国や韓国が相手でした。
ところが、いつの間にか状況は様変わりした。

なぜこのような状況になったのでしょうか?
概ね、三つの状況が影響を与えたと考えられます。

一つ目は、北朝鮮や日本、米国の指導者の交代があった。
二つ目は、核兵器の開発が容易になった。
三つ目は、世界の右傾化、つまり強硬派の台頭がある。

この三つが災いして、日本は急激に不安な状況に陥りました。
これから、この状況を分析します。


 
*3

指導者の交代が招いたもの
北朝鮮は、かねてより核実験とミサイル発射実験を行って来たが、ミサイル発射は2012年から新たな局面に入り、2017年からは毎月のように発射され、日米を牽制している。

金正恩が権力を掌握した2012年4月に、一連のミサイル発射が始まった。
この2012年の12月に現在まで続く安倍首相が誕生した。
さらに、この状況を悪化させる事態が起きた。
トランプ氏が米国大統領となって直ぐの4月から毎月数発が発射され続けている。

金正恩とトランプ大統領は互いに口汚く罵り合い、力による脅し合いをエスカレートさせている。

この三人は共通して、タカ派(軍事力重視、虚言癖、喧嘩腰、激昂し易い)です。


 
*4


安倍首相は拉致問題を強硬に行うことで面目躍如を狙ったが、北朝鮮との対立を煽っただけでした。
さらに中東でもISを刺激し、邦人二人の惨殺に繋がった。
当人には些細なことでも、日本の平和遵守の立場が逆転し始めた。

トランプ氏は、安倍首相以上に強硬で剛腕が売りで大統領に選ばれた。
さらに彼はピュリツァー賞の記者により詐欺まがいの寄付(トランプ財団)を暴かれ、虚言症が明らかになった。


 
*5

当然、二人は非常に気が合う。

さらに不思議な共通点がある。
金正恩と安倍首相は共に、戦犯と言うべき人物の三代目なのです。
金正恩の祖父金日成は、北朝鮮の建国者で朝鮮戦争を始めた人物でした。
安倍首相の祖父岸信介は、官僚として大陸運営と戦時の軍需体制作りに辣腕を振るった。
彼は敗戦でA級戦犯となるが、多くが処刑され自殺する中、無罪放免となり、その後政界に返り咲き、首相になった。

諺に「三代目は身上を潰す」がありますが、二人に共通している不安な点があります。
それは二人の権力基盤は体制からの保護で成り立っていることです。
当然、二人はこの体制に執着し、正当化し、維持を強く望むことになる。
簡単に言えば、独裁国家も世襲議員が多い日本も同じ道を歩むことになる。
その結果、真に国民の求める政治とはならないでしょう。

またトランプ大統領も二代目と言えます。
彼の父は移民の子ではあったが、ニューヨ―クの不動産デベロッパーであり、彼は
これを足掛かりとして不動産王になった。
彼は素行不良の為、陸軍幼年学校に転入させられている。
彼は不動産屋だが、倒産を繰り返す壊し屋と言う意味で、国民に責任を感じない点で似ている。


次回に続きます。






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