20171015

何か変ですよ! 75: 戦いの始まり 2





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前回、北朝鮮の挑発行為、ミサイル発射は三ヵ国の首脳交代と時を同じくし、彼らが不思議に似た者同士である事も見ました。
しかし更なる深い理由があり、その一つが核兵器とミサイル開発です。



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はじめに
重要なことは核弾頭ミサイル(核兵器とミサイル)は小国でも製作可能で、かつ大国を威圧するには好都合な兵器どと言うことです。

これほど危険な兵器ですが、国のGDPが数兆円でも開発と製造が出来てしまう。
一方、例え一発の核弾頭ミサイルであっても全土を被弾から守る為には膨大な迎撃システムが必要です。
なにせ被弾する国では一発で数十万人が死に、中心部は廃墟と化し、永久に住めなくなります。
一方、攻める方は偽装船や潜水艦で近海から偽装弾と共に発射すれば、すべてを迎撃されることはない。
これでは国土が広い大国は数十兆円かけても完全な迎撃は不可能です。

こうして核弾頭ミサイルはコストパフォーマンスの高い兵器となりました。
この核兵器は今までになかった危険性を持つ厄介な兵器なのです。
それではどうすれば良いのでしょうか?
そのヒントは、現在の核拡散にあります。



*3

核拡散が示すもの
世界で最初に核兵器を開発し所有したのは米国でした。
その後、ソ連が米国に対抗して保有、次いで英仏もソ連に対抗して保有した。
これに続いて中国が、米ソに対抗して保有した。
遅れてインドがパキスタンに対抗して保有、するとパキスタンも保有した。
イスラエルはアラブに対抗して保有し、これに対抗してイランが一時、開発していたようだがイスラエルの破壊工作で断念したようです。
そして現在、北朝鮮が開発中です。



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ここで注視すべきは、後続の核保有国は米国、ソ連(ロシア、ウクライナ)、フランス、中国のいずれかからの援助か情報により開発を終えていることです。

ミサイルは通常兵器より少し高くなる程度でどこの国でも保有可能です。
核爆弾には濃縮ウランと起爆技術が必要ですが、一発の費用は数億円と高額ではありません。
濃縮ウランは国内に原子炉があれば、後は遠心分離機で作れます。
核兵器に関わる部品や設備、技術は闇市場で出回っている。
これは当然で、世界は膨大な核兵器を保有し、日々、更新の為に核兵器産業を育成しなければならないわけですから。
もし、ソ連のように国の崩壊が起これば、その兵器産業はいとも簡単に技術や部品を売り出すことになる。
こうして、各国は抑止力を高める為と称して、簡単に核兵器を保有することが出来てしまうのです。

核開発を自発的に辞める国も幾つかありましたが、あまり期待できないでしょう。



*5


何が問題なのか?
お察しの通り、世界に核兵器産業が現存する限り、更には原子力発電所がウランを使い続ける限り、今後も、核兵器は拡散していくでしょう。
やはり、ここは核に関わる闇市場を撲滅し、各国の核査察を徹底する為には、核兵器産業を零にするしかないでしょう。
大国のエゴを許す限り、今回のように必ず痛いしっぺ返しが続くことになる。

米国で銃が蔓延し乱射事件が頻発しているように、これからさらに核兵器が拡散し、テロが恫喝を繰り返し、人類の生き残りは益々望み薄になるでしょう。


次回に続きます。


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