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今日で、モンサンミッシェルの紹介は最後になります。
修道院を出て外周を廻り、村の暮らしを感じさせる裏道を下りました。
< 2. 地図 >
今回、紹介する徒歩ルートです。
写真は2017年5月24日、14:00~17:00に撮影しました。
観光している間に、みるみるうちに雲がなくなっていきました。
上の写真: 上が南です。
Sは修道院内部を見学して出て来た所で、黄色線は外周を歩き、正面に出るまでです。
下の写真: 上が北です。
赤線は街を見下ろす道で、真っすぐ進むと下ることが出来ます。
私達は途中で引き返し、青線を降りて出口Eに向かいました。
< 3.出口周辺、地図のS >
上の写真: 出口辺りから西側の海岸線を見ている。
< 4. 島の西端から >
左上の写真: 出口から人が出て来ている。
右上に鐘楼が見える。
右上の写真: 下を見下ろすと、海岸に突き出した小屋が見える。
下の写真: 大砲が睨みを利かしている展望台。
< 5.絶壁 >
上の写真: 出口のある建物を見上げた。
下の写真: 最上階は食事室だろう。
地震が起きたらどうなるのだろうか?
不安がよぎる。
< 6. 正面に出た >
黄色線ルートが終わり、赤線ルートの始まり。
右上の写真: 右側の階段を上ると、修道院内部の見学ルートとなり、既に紹介しました。
左の道を進むと、街を見下ろす赤線ルートになります。
< 7. 街を見下ろす道から 1 >
赤線ルートを進む。
< 8. 街を見下ろす道から 2 >
赤線ルートを進む。
< 9. 街の裏側を下る 1 >
青線ルートを降りる。
左上の写真: 墓地が見える。
右上の写真: 墓地から見上げる。
下の写真: ウミネコが煙突に巣を作っていた。
< 10. メイン通りを抜けて、城外に出る >
< 11. 桟橋から >
これで半日に及ぶモンサンミッシェルの観光が終わりました。
今思うこと
充分に観光時間を割いてくれたツアーでしたが、それでもまだまだ感じたい知りたい事を多く残して来たように思う。
私がモンサンミッシェルに興味を持ち始めたのは1961年の映画「エル・シド」を見てからでした。
チャールストン・ヘストン演じる馬上の騎士エル・シドが海岸に聳える城を遠望している姿が、印象的でした。
これ以降、是非ともいつかはモンサンミッシェルに訪れたいと思うようになりました。
やっと、その望みが叶えられました。
実は旅行間際に調べてみると、この映画の舞台はスペイン、バレンシアの海岸の城だったことを知りました。
それでも遠浅の浜に聳えたつ中世の建築物は見応え充分でした。
ここには1000年にも及ぶ篤き信仰心に支えられ、途方もない労力を注ぎ込み造られた教会があった。
また100年に及ぶ海峡を挟んだ巨大な戦争によって大要塞と化した。
この時は、ジャンヌ・ダルクも救援に駆け付けようとした。
フランス革命後は打ち捨てられていたが、今は貴重な文化財として保存されている。
この島の魅力は、巨大で荘厳な教会と要塞が一体でありながら、その内部に庶民が暮らす街が共存していることかもしれない。
初めは聖地として選ばれた海岸から離れたこの岩山が、それ故に要塞となった。
心の平和を希求するがゆえに選んだ地が血生臭い要塞となってしまった。
実に人間らしい産物と言えるかもしれない。
次回から、ロワール地方を紹介します。
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