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これから二つ目の北欧の国、ノルウェーを紹介します。
初めて訪れたオスロは輝く海と深い森に囲まれた美しい都市でした。
私はこの小さな首都を2日間見て回りました。
< 2. ノルウェーとオスロの地図、上が北 >
上の地図: 赤丸がオスロ、黒四角がカールスタッド、オレンジ線が乗って来た国際列車の路線、黄色線がこれから乗るコペンハーゲン行きのフェリーの航路です。
下の地図: この範囲(南北約2km)が首都オスロの中心部です。
赤丸が宿泊したホテル、茶色四角がオスロ中央駅、青色四角がフェリー乗り場です。
< 3. 私が観光したオスロ、上が北 >
私がオスロを観光したのは2018年6月5日(火)と6日(水)です。
赤枠は私が訪れた所です。
地図の南北の長さは約14kmです。
今日紹介するのは、一番上の、湖がある自然公園Songnsvannです。
主な訪問地を示します。
Aは様々な博物館があるビィグドイ半島です。
Bは観光地ではないが、海沿いの暮らしが見たいと訪れたUlvøya islandです。
Cは中心部で、王宮、博物館、中央駅周辺、発展が著しいウオーターフロント、オスロ湾を望む古城などがあります。
Dは彫刻の公園と巨大な墓地があります。
以下の写真は撮影順に並んでいます。
撮影は5日の7:45~8:35です。
< 4. ホテルからいざ出発 >
先ず、地下鉄に乗るために国立劇場駅まで歩きます
上の写真は駅の方向、下の写真は振り返った所。
素晴らしい朝、綺麗な青空が広がっています。
身が引き締まる冷気と温かい陽射しが気持ち良い。
< 5. 王宮とカールヨハン通り >
上の写真: 広大な庭園の奥に王宮が見える。
下の写真: 反対方向を見ると、中央駅に向かうカールヨハン通りが見える。
< 6. 国立劇場駅と国立劇場 >
上の写真: 交差点の向かい、写真中央に国立劇場駅が見える。
この駅には鉄道と地下鉄が通っている。
右手は王宮庭園です。
下の写真: 進行方向、左手に国立劇場が見える。
至る所、街路で花が咲き誇り、清々しい気分になる。
< 7. 国立劇場駅 >
上の写真: 交差点から東側(進行方向左)、中央駅側を望む。
今回、幾度もこの手のトラムにお世話になりました。
下の写真: 右側が国立劇場駅。
< 8. 国立劇場駅内部 >
上の写真: 中に入ると構内は意外に大きくて、また朝の通勤ラッシュで、多くの人が足早に通り過ぎて行った。
私がどちらに行くべきか思案していると、一人の女性が寄って来て、どうしたのですかと尋ねてくれた。
行先を伝えると、どのホームに行くべきか詳しく教えてくれた。
今回の旅行では、本当に多くの人に助けて頂いた。
特に北欧の年配女性の心遣いがうれしい。
一方で、なぜか若い女性は、道を聞いても知らない場合が多々あった。
< 9. 地下鉄に乗って >
短い乗車時間だったが、貴重な体験をした。
途中の駅から乗って来たベビーカーを押している男性が、私に何やら親しげな表情を見せる。
やがて私の前の席が空くと、彼は子供(次男)を抱き上げ座った。
彼から声を掛けて来た。
彼の話では、数年前、奥さんと長男の三人で日本を1~2ヵ月旅行したとのことでした。
そして富士山登山もやり、日本の食べ物も気に入り、どうやら日本の大ファンのようです。
私は、これが二度目の北欧旅行で、前回、オスロに行っていないので、今回の訪問を楽しみにしていますと伝えた。
その後も話を続けたが、彼は急に今日の私の予定を聞いて来たので、私は今日の日程表を見せた。
そこには、朝8時から夕方7時まで、12ヵ所の訪問予定がびっしりと書き込まれていた。
彼はそれを見て残念そうに別れの挨拶をして途中の駅で下車した。
後で気付いたのだが、私は他の訪問を減らして、彼と共に下車して話し合いを続けるべきだったと悔やんだ。
彼との会話で感じたことがある。
彼は、スウェーデンのストックホルムよりもデンマークのコペンハーゲンに親しみを持っているようでした。
ノルウェーとスウェーデンは同じ自然風土を持ち、隣国同士なのになぜなのか?
この感情が、1世紀前までの長いスウェーデン支配とノルウェー王家がデンマーク王家の血筋によるものかどうかはわからない。
後にノーベル平和センターを訪問して、これへの理解が少し深まることになる。
彼の日本旅行とベビーカーから言えることがある。
それは育児と休暇の制度が日本より遥かに進んでいることです。
彼だけでなく男性がベビーカーを押している光景を北欧でよく見かけた。
これは男性が1年ほど女性に替わって育児を行うことが普及していることを示す。
当然前半の1年は女性が育休を取得するのだろうが。
また彼らは本当に長期休暇を楽しみ海外旅行に出かけているようだ。
年に1ヵ月は休暇を取らなければならない制度になっている(分割も可能だろうが)。
まことに羨ましい。
明らかに日本は遅れている。
北欧は生活エンジョイの先進国、日本は働き放題の後進国だと感じた。
< 10. Songnsvann駅 >
この終着駅に降りて驚いたのは、改札も垣根も何にも無いことでした。
粗末なバス停と何ら変わらない。
車掌が改札をするわけでもない。
省人化が進んでおり、交通システムのコンセプトがまったく日本と異なる。
私はこれの方が良いと感じた。
< 11. 湖が見えて来た >
< 12. ノルウェーの森と湖 >
朝の8時半頃、学生の課外授業のようだ。
北欧を旅すると、このように自然の中での課外授業によく出くわした。
多くの水鳥が羽を休めていた。
< 13. 湖 >
これまで見て来たスウェーデンの湖とはまた一味違う。
一つには山に囲まれていることと砂浜があることでしょうか。
木々は寒冷地特有の背の高いものが多いように思う。
正にこれがノルウェーの森かもしれない。
次回に続きます。
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