*1
いつも争う国同士には、ちぐはぐな激情が吹き荒れる。
「言論NPO」の世論調査の結果を使い、日本・韓国・中国の心の揺らぎを見ます。
*2
赤線:日本の嫌中は中国が尖閣領有を主張した2007年に急騰。
紫線:中国の嫌日は日本が国有化した翌年2013年に急騰。
この間、競い合うように悪化。
2018年も日本の嫌中は90%を越えるが、一方で中国の嫌日は78%まで下がっている。
*3
赤線: 日本の嫌韓は続いている。
紫線: しかし韓国の嫌日は改善している。
*4
韓国では日本の現首脳と慰安婦合意への評価が非常に悪い。
*5
日本は韓国に軍事的脅威を感じていないが、韓国は感じている。
*6
日本の最大脅威は北朝鮮、次いで中国。
中国の最大脅威は米国、次いで日本だが、北朝鮮には感じていない。
中韓が世界8位に過ぎない軍事力の日本を恐れている(中国2位、韓国10位)。
2018年、中国は最大脅威を米国ではなく日本(76%)に感じている。
これは最近の日米軍事同盟強化が大きく、これがまた軍拡競争を招く。
歴史と海外に関心が薄いと井の中の蛙になってしまい、自国の振る舞いの影響を押し計ることが出来ない。
これが日本の哀しみの一つです。
次回に続く
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