これまで多くの危機を乗り越えて来たのだから、
これからも大丈夫と人は信じたい。
しかし、単に偶然だったかもしれない。
これからは制御不能で、逃げる場所がなくなるかもしれない。
乗り越えられない危機などあるだろうか?
今回のコロナウイルスで分かったはずです。
世界は益々に繋がりを強めており、病原体が瞬く間に世界に広がっていくことを。
例えば中国経済が崩壊すればどうなるか?
中国との輸出入第一位の日本経済は大打撃を受け、また世界も金融危機から逃れられない。
さらに難民が大挙して押し寄せてくるかもしれない。
もし核戦争が起きれば、地球上の生命は根絶やしになり、何十万年も蘇ることは無い。
原発事故は恐ろしいが、その比ではない。
しかしまだまだ危機はある。
資源枯渇と地球温暖化が迫っている。
この深刻さを人々はまだ理解しようとしない。
さらに複雑で分かり難く、深刻化している危機もあります。
それは経済・社会・政治の危機で、これがもっとも根源的と言えます。
例えば金融崩壊、格差拡大、社会分断、金権腐敗でしょうか。
この危機の一端を見ます。
なぜ日本の賃金が下がり続けているのでしょうか?
アベノミクスも加担しているが、真因は単純だが根は深い。
バブル崩壊が繰り返される度に、景気の谷がより深くなっている。
益々、経済界は賃金を抑え内部留保を高め、政府に人員削減の容易化を要望する。
政府は景気刺激策と称して超金融緩和と労働規制の緩和を繰り返す。
この悪循環は世界を否応なく巻き込む。
こうして経済悪化と所得格差拡大が蔓延して行く。
これは高々40年前から始まったが、国民の主権が無視されている国ほど酷い。
次回に続きます。
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