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今回は、バルト海に面した港町を目指して列車に乗ったのですが、辿り着くことが出来なかった顛末を紹介します。
その町Nynäshamnはストックホルムから50kmほど南下した所にあります。
バルト海と海の幸を楽しみにしていたのですが・・・。
< 2. ルート、上が北 >
上の地図: Nynäshamnは赤丸、ストックホルムは黒丸で示します。
黒線は今回利用した鉄道です。
黄地の赤丸はヴァイキングの故地を示し、下方にゴットランド島のヴィスビュー、上はメラーレン湖のビルカを示します。
ピンク線はNynäshamnとゴットランド島を結ぶフェリーです。
茶色の線は、ヴァイキングの代表的な航路です。
下の地図: 利用した鉄道ルートを示します。
これは郊外電車で、本来はストックホルム・シティーから乗り換えなしで目的地まで行けるはずでした。
しかし、途中の赤地の黒枠印のSkogås駅までしか行けませんでした。
左側の茶色の線はメラーレン湖からのかつてのヴァイキング航路の一つを示します。
< 3. Nynäshamn、写真は借用 >
上の写真: 矢印は下の写真の場所を示します。
下の写真: 手前の赤い建物にビジターセンターがあり、鉄道のNynäshamn駅の直ぐ近くにあります。
私がここを目指したのは、是非ともバルト海と海岸、港町をこの目で見たかったからでした。
またゴットランド島へのフェリー港があり、かつてのヴァイキング航路に近いこともあり、何かヴァイキングとの関わりがあるのではないかと考えたからでした。
この地はガイドブックに観光地として載っていないが、風光明媚でサイクリングコースなどが整えられていた。
私は、事前にメールで自転車をレンタルすることにしていました。
またシーフードレストランでの食事を楽しみにしていました。
しかしハプニングが起きました。
< 4. 二つの電車駅 >
上の写真: ストックホルム・シティー。
ここから直行の列車PendeltågでNynäshamnへ行くつもりでした。
この列車は約30分毎にあるはずでした。
しかしいくら待っても、行先表示の電光掲示板には終点であるはずのNynäshamn駅が表示されません。
ホームに居た若い女性に質問したのですが、言葉が通じずわからずじまいでした。
彼女は移民で来たばかりのようでした。
仕方なく、行けるところまで電車に乗ることにしました。
下の写真: そして乗った電車が止まり、すべての乗客が降りたのがこの駅Skogåsでした。
私にはまだ何が起きているのかわかりませんでした。
< 5. 張り紙 >
私はホームに降りて、何か表示は無いか探しました。
するとベンチ横のボードにこの張り紙がありました。
路線図を見るとこの駅から、一つ先の駅までが不通になっている。
そう言えば、放送がバスの往復運転を伝えていました。
このまま続行すると帰りが不安な為、行くのを断念し、ここで折り返して帰ることにしました。
翌日は、ストックホルムを旅立たなければなりませんでした。
ストックホルムを数日旅行して感じたこと。
困って質問すると、ほぼ全員が親切に英語で教えてくれます。
そして年配の人ほど親切です。
しかし、交通機関の表示は、それほど親切ではないようです。
旅行客に異常事態(運行停止)を英語表記で丁寧に貼りだすことはないようです。
例えば、ストックホルム・シティでの表示など。
英語で放送しているのかもしれませんが、私は聞き取れない。
< 6. Skogås駅からÄlvsjö駅まで 1 >
< 7. Skogås駅からÄlvsjö駅まで 2 >
< 8. Skogås駅からÄlvsjö駅まで 3 >
< 9. Skogås駅からÄlvsjö駅まで 4 >
次回に続きます。