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今日は、車窓からのブルゴーニュ、リヨンからボーヌまでの景色を紹介します。
この日も快晴でした。
写真について
紹介する写真は、旅行5日目、5月21日(日)、6:20~10:30に撮ってものです。
最初にリヨン郊外のホテル「ベスト・ウエスタン サフィール」付近を早朝散策した時のものです。
次いで私達のバスがホテルを8:30に出発してから、10:30頃にボーヌの中心部に入るまでのもので、すべて車窓からの撮影です。
この日、私のバスの席は、前から2列目左側なので、写真は進行方向前方か左側(西側)のみです。
実は、下の地図を見ればわかるのですが、進行方向右側(東側)の方が広い野が広がっています。
またソーヌ川も私達が走る高速道路の右側(東側)を流れています。
< 2. 地図、共に上が真北です >
左の写真: ボーヌはブルゴーニュの中心に近く、またフランス南北の中ほどに位置します。
ブルゴーニュから南北に流れる川を行くと、イギリス海峡と地中海に達します。
北へはヨンヌ川からセーヌ川に入り、パリを抜て行きます。
また南へはソーヌ川からローヌ川に入り、リヨン、アヴィニヨン、アルルを抜けて行きます。
右の写真: リヨンからボーヌまでのルートです。
ローヌ川沿いに比べて周囲の山々はかなり低くなってきました。
地図の赤丸は氷河期の「ソリュートレ遺跡」を示す。
最後に紹介します。
< 3. 朝の宿泊ホテル周辺 >
朝6時頃から、周辺を散策しました。
周囲は落ち着いた雰囲気の郊外でした。
上の写真: ホテル「ベスト・ウエスタン サフィール」の正面です。
暗くなった10:00頃、歩いたが治安が悪いように思わなかった。
地下鉄駅まで歩いて5分ほどで行けるので市街に行くのに便利だと思う。
< 4. さあ出発! >
< 5. のどかな景色が続きます 1 >
< 6. のどかな景色が続きます 2 >
< 7. のどかな景色が続きます 3 >
< 8. のどかな景色が続きます 4 >
< 9.いよいよ高速道路ともお別れ >
不思議なことに、ワインの産地で有名なのに、ブドウ栽培の光景をほとんど見ることがなかった。
どうやら栽培は平野部ではなく丘陵部の斜面なのだろう。
< 10. もうすぐ旧市街に入る >
フランスを走っていて、特に郊外に出てから、写真のようなラウンドアバウト(環状交差点)の機能と景観に惹かれた。
上の写真は、下の写真下部のラウンドアバウトを下から進入する様子を写したものです。
ラウンドアバウトの優れているのは、車は減速するが停止の必要が無いことです。
それ以上に素晴らしいのは、その中央島の景観です。
実に様々な美しい造園がなされており、目を楽しまさせてくれます。
< 11. 旧市街が見えて来た >
これで車窓からの写真は終わります。
< 12. ソリュートレ遺跡 >
ソリュートレ遺跡について
後から分かったのですが、途中の都市マコンから西側に10kmほど入った所に氷河期の遺跡があります。
この遺跡は2万年から1万7千年前のソリュートレ文化の標準遺跡で、ある意味画期的な遺跡なのです。
それは、この断崖の真下あたりに崖から追落されて捕獲された野生馬の骨が10万頭以上あったからです。
当時の人々が、図のように薄く切れ味の鋭い石器を使い狩りをしていたのです。
車窓からの写真撮影について
私の撮影方法が参考になればと思い記します。
先ず、私がバスの席を選ぶ基準です。
選択の基本は車窓からの撮影が逆光にならないようにすることです。
もしその日の午前中、バスが北に向かうなら、東側からの太陽光を避けて左に座り、西側を撮影します。
但し、1日中の走行とか、途中で走行の方向が変わるとか、曇りがちの場合は、何を重視するかで決めます。
例えば、ランドマークや重視する景観が走行ルートの左右どちらに来るかによって、決めることになる。
ただ、これは障害物やルートが不明なこともあり予想通りにならないことが多いです。
また左側の席には欠点があります。
右側走行の国では、特に高速道路で、左側に数車線の対向車線が視界を埋めてしまいます。
一番重要なのは、車窓からの撮影時に、以下のような遮光幕をカメラに着けることです。
これは自作ですが、かなり写真の無駄が減ります。
また私は百均で買った窓拭きを持って行きます。
これで窓は素早く十分に綺麗になりますが、結構、恥ずかしい。
私の行為を見て、運転者が笑顔で全部の窓を拭いてくれることもあり、これもまた恐縮するのですが。
< 13. 車窓からの撮影の道具 >
上三枚の写真が遮光幕です。
左上の写真: 取り付け前の状態で2個の部品からなります。
灰色の幕は百均で買った車用遮光ネットを改良したもので、折りたたむことが出来て、非常にコンパクトで軽い。
右上の写真: 遮光幕取り付け用の部品をカメラに嵌めた状態。
この部品はウレタンゴム板を買い、ナイフでリング状にカットし、マジックテープを縫い付けたものです。
遮光幕取り付けを瞬時に行えます。
これがなくても遮光幕は使えますが、使い難い。
中央の写真: すべてセットしたものです。
窓ガラスに対してカメラは垂直が最良ですが、遮光幕を手で押さえて窓に沿わせるなら、傾けても光が入らない。
下の写真: 百均で買った窓拭き。
組み立て式で、柄が伸びるので背の高い観光バスの撮影箇所を拭くことが出来ます。
大きいが軽いです。
これは運次第なのですが、今回のツアーは40名近い参加なので、走行中にバス内の左右の席移動が困難でした。
これまでのツアーは参加者20数名が続いたので、左右移動が自由で、妻と私が左右に別れて撮影することも出来た。
車窓からの撮影も行えば、それこそ四六時中、観光しているので休む暇はないのですが、その国の自然風土がよく理解出来るので止められません。
次回に続きます。